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【映画感想】アガサと殺人の真相(2018)

パロディをイギリス人がやるとこうなるのかも…なミステリ映画。

パロディっぽくくすぐってくるんだけど、ちょっと物足りないのはエンタメの方向が違うのか…クリスティ好きだともっと笑えるのか?イギリス人なら大爆笑なのか?という微妙具合。当時のジェンダー感とかのニュアンスも良く分からない…。
アーサー・コナン・ドイル氏はすごく良かったですけどね(笑)この辺りの皮肉っぽい小ネタは面白かった。
ビジュアルは当時のモダン英国な雰囲気たっぷりで、良かったです。クリスティの衣装がとてもカワイイ。

肝心のミステリはというと、粗さが目立ち、ネタばらしシーンは伏線を回収しきっていないような??でもって、これがあのクリスティの名作の執筆へつながっているってのも、どうだろう。
もちろん、アレはアレだよねな着地部分もあるんだけれども、もう少しスマートにニヤリとさせてほしかったな~
作品世界(ポワロ&ミスマープル的)に寄せたストーリーと作家のキャラクターのギャップがもっとあれば、面白かったのかな。

過度な期待無く、2時間テレビドラマ枠としてユルっとみるには、豪華なモダン英国ビジュアルも楽しめるし、昔の海外ドラマ風のわちゃわちゃ感も和むし、アリかもしれません。

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