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ウコン染め

ウコンで染めました。
漢字だと鬱金。書ける気がしません。
次の期末試験でこれが出たらもう駄目です。
留年決定、名付けて鬱金留年です。
で、翌年はもう一回同じ学年をやり直すのですが
同級生は年齢が一つ下ですので私をさん付けで呼びます。
鬱金さんと。
・・・
何だこれ?という感じで始まりましたウコン染めです。

手順はこちら。

手順

こちらが試験布の結果です。

ウコン試験布

左から順に無媒染、アルミ媒染、鉄媒染。
上から順に綿、麻、絹。

ウコン染めの特徴としては
煮出した染料を布で濾さないということです。
(もちろんそれが正解ということではありません
またご覧の通り、無媒染でも発色が良いということです。
むしろしない方が鮮やかであります。

実は今回、ちょっとしたアクシデントがありました。
しかし、そこから思わぬ発見がありました。
ウコンの粉末を煮出しているときに
片手間にちょっと地球を救う作業をしていましてね、
いやいや、そんな大したことじゃないんです。
大気圏外から隕石が地球に迫ってきていましたものですから
あ、これは良くないなあと思って
軽く粉砕してきただけなんですが、
その間に、噴きこぼれてしまいまして・・・

大慌てで拭いたんです。
噴いたのを拭いたんです。もちろん口笛を吹きながら。
つまり吹きながら噴いたのを拭いたんです。

ん?
何だこれ?

なんで赤くなってるの?
液は黄色なのに?
あ!
もしやと思って確認するとやはり!

市販されているワイプ、キッチン掃除にとかのありますよね
イオンの力でうんぬんとか電解水の力でうんぬんとかの。
これ、アルカリの力うんぬんでした。

これか〜!変色の原因はうんぬんによるものだったのか!
いや違う。
原因はアルカリによるものでしょう。

ということで
急遽、手ぬぐいをもう一枚用意して
染液を別の容器に入れ手元にあるアルカリ性のもの、石灰を投入。

時代が時代なら人心を誑かす魔術使いとして処刑されるところです。

元の染液の色と比べてください。

こんなにも違うのです。
違いのわかる男です。

ということで
これらを使って染めてみました。

上からアルミ、石灰、鉄。
どうした石灰?!
水で洗ったら赤みが全部落ちてしまいました。
(もちろんこれはこれでいい色です)
考えられることは
・急遽用意したので精錬をしていなかったから
・石灰を投入したので染液が顔料化してしまった。
かなあ・・・

しかしこれは次回の楽しみが増えました。
次回以降は
・アルカリ抽出
・アルカリ留め
の二つでやっていこうと思います。
その際はまた書きますね。

ちなみにウコン染めは退色が早いので販売用には向かないかなと思います。
ちなみにちなみますとこの手ぬぐいは退色テスト用にします。

それではみなさま
素晴らしいウコンライフを!

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