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主に本の感想をしています。 元気になる楽しい本が大好きです。 色々紹介していきたいです。

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最近の記事

呪術講座 入門編 加門 七海

 この本は呪いやマジナイには 効力はある、占いは当たる 幽霊生霊、神仏妖怪は存在する前提で 話が進んでいきます。  私の大好物の内容でした。  美容師さんには、長い髪を手入れしたり 切ったりした日には、具合が悪くなってしまう人が いるそうです。  中には、何らかのお清めをしてから 家に帰る人もいるそうです。  髪、神、紙、加味、噛み、咬み 同じ韻を踏んでいるだけに思えるが 同じ意味も共有している気がする。  なんとなく読んでいて思ったのは 人の体に触れる職業の人は 何

    • ジェンダー・クライム 天童荒太

       天童荒太さんにハズレ無し! 面白い!だが辛い。 相変わらずのメッセージ性の強さに 気持ちがふさぐ。  なぜこんなに落ち込ませるのだ! と、途中で本を投げたしたくなる。  でも、先が読みたくて止まらない。 ズルいと思う。  ネタバレあり。  話しを切り開いてゆく美青年の 暗い過去。  それは、明るい気持ちには なれないよね、と、頭を何度も 縦に振った。  主人公のおじさん刑事には もっと優しくなぜできない!と 思いながら読み進めると  後半で究極の優しさと 真摯な

      • 新半導体戦争  平井宏治

         世界は現在戦争状態である。  サイバー戦争  経済戦争  宗教戦争  食料戦争  資源戦争  基軸通貨戦争etc  そして平井先生の語られる  半導体戦争。  半導体とは 電気を良く通す金属などの「導体」と 電気をほとんど通さないゴムなどの 「絶縁体」との、中間の性質を持つ シリコンなどの物質や材料のことです。  要するに半導体が小さければ小さいほど 沢山の機能を搭載した機械が作れる。  複雑な機能を伴う機械とは もちろん武器、ロケットミサイルが ドローンが作れ

        • ON 猟奇犯罪捜査班 内藤了

           面白いです。 主人公は頭の中に 捜査の状況や概要、被害者の状況を記憶に インプットできる能力者。  スマホとチャットGPTがあればいいじゃん と言う意見は置いといて  彼女が事件の記憶を頼りに 犯人の道筋にたどり着く。  ネタばれあり。 主人公の恋愛事情は必要かな? とは思うけど、主人公に感情移入は 親友の死でバッチリできる。  マルチンベックにも同じような 能力者がいたなぁ・・・。   宮部みゆきさんの時代小説にも おでこちゃんが同じ能力だったな・・・。  でも

        呪術講座 入門編 加門 七海

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          西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム ダグラス・マレー

           強姦は精神の殺人である。 スウェーデン人女性の4人に1人はレイプの被害者である。 スウェーデンのレイプ危機擁護団体によると  スウェーデン人女性の3人に1人は、 10代を過ぎるまでに性的暴行を受けたことがあるそうです。 2013年上半期には、ストックホルムで 1,000人以上のスウェーデン人女性が イスラム系移民にレイプされたと報告し、 そのうち300人以上が15歳以下でした。 自虐的な偽善者が 誤った世界を生み出した。  この本のメインテーマだ。  確かに善

          西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム ダグラス・マレー

          笑うマトリョーシカ 早見 和真

             面白い!! この本は面白い!!  読み進めていくうちに 「えっ?そうなの?」 と何度も思った。  きっと作者はシメシメと艶然と笑っただろう。   ネタバレあり。  物語を引っ張っていく人物が途中で離脱させられる。  離脱した先に真実の主人公が現れる。 「おまえか!!」と膝を打った。  作者の思うつぼだ。  まんまとしてやられた。  この作者の本をもっと読みたい。  すごい人だ。  この本はおすすめです。

          笑うマトリョーシカ 早見 和真

          風に立つ 柚月 裕子

            大好きな柚木裕子先生の本。  柚木先生の本にハズレなし!!  胸を張って言い切れる本。   ネタバレあり。  主人公は不惑(30歳)に関わらず 迷いの多い青年。  南部鉄器を作る職人でありながら 父親に素直に言葉を交わすことができない。  「なぜ?」質問ができないのか? そこは置いといて、お話を引っ張る少年。  彼の罪に皆が振り回される。 もがき苦しむ少年に、皆が優しく手を差し伸べる。  ほっておけないのは、 在りし日の自分に重ねてしまうから。  お節介で

          風に立つ 柚月 裕子

          嘘 北國 浩二

            なぜ、この本を読みたいと思ったのか? 序盤は誰にも感情移入できず  ただ、イライラしている主人公に疑問符しか わかなかった。  しかしながら、物語が起承転結の承から 転に変わるころ、全員に感情が共感できた。  皆がいろいろな罪を背負い 皆が幸せになりたいと思っている。  少しの親切で誰かが救われる。 そんな未来になれればいいのに。  この本は面白いです。 好きです。  でも、序盤は辛いです。  頑張って読み進めてほしい。 クライマックスは素晴らしいです。  こ

          嘘 北國 浩二

          ニッポンが壊れる  ビートたけし

          上に立つ人間は孤独でなけれればいけない 若手とつるむなんて  愚の骨頂 By ビートたけし  私の好きな、たけしさんの言葉。  この本の中の政治的な発言には 同意できない部分もあるが  人生のものの考え方や これからの日本のあり方には 凄い意見だなとやはり尊敬する。   たけしさんは芸人というより研究者だと思う。 だから物事を俯瞰してみれるし お笑いや映画、文化、音楽に関して 分析できるのだ。  ダチョウ倶楽部の上島さんが 亡くなった事にも言及しておられる。  「

          ニッポンが壊れる  ビートたけし

          トヨトミの逆襲 梶山三郎

            覆面作家、梶山三郎のトヨトミシリーズ第二弾。 言わずもがなの面白さ。  読む出したら止まらない。 だから下手に手をつけられない本だ。  様々な謎が散りばめられて、 解きほぐされていく度に「すごいな」と 感服としか言いようがない。  でも、一番の謎はやはり覆面作家の作者である。    ネタバレあり。  主人公の豊臣統一は度重なる苦難を 部下の手を借りながら乗り越える。  己の器の大きさを誰よりも知りながら苦悶の 日々を送り、海千山千の有象無象と戦い続ける。  やは

          トヨトミの逆襲 梶山三郎

          第三世界の主役 「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢  石田 和靖

           ドバイ首長国を含む7つの首長国からなる UAEでは、自国民であれば医療費無料 教育費も無料、所得税、相続税、贈与税 といった税金もなし。  唯一2018年から導入された 消費税が5%あるだけ。  自国民同士が結婚したら家が一軒プレゼント されるおまけ付き。  中東の典型的なイメージ、 断じてオイルマネーの恩恵では無い。  国のかじ取り経済政策の成功で 国民が豊かになったのだ。  国の経済政策が成功すると 国民はこんなにも強く豊かに暮らせるのだ。  という事は、日本

          第三世界の主役 「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢  石田 和靖

          名探偵のままでいて 小西 マサテル

            ミステリーなのになぜが優しい気持ちにさせていただける ほっこりしたお話でした。  それは、主人公と祖父の関係性にあるのだと思います・  介護してもらって負い目のある祖父と 認知症になっても頼りになる祖父を 尊敬している主人公。  憧れ祖父の老いに目を背けるよりも 生きがいを共に探す方が 楽しい余生を祖父に導ける。  事件は悲しい物もあるけど でも、とてもいい話ばかりでした。  この本はおすすめです。

          名探偵のままでいて 小西 マサテル

          北の御番所 反骨日録【二】-雷鳴 芝村 凉也

            おなじみ北の御番所 反骨日録の二巻。 裄沢広二郎は無関心な振りをしながら 幼なじみの来合轟次郎の恋模様に ヤキモキしながら、一肌脱ぐおせっかい。  無骨な男性陣の恋のキューピットが 上手くいくはずもなく 四苦八苦する。  こんなお節介は自分ならしないな と、思うことも裄沢広二郎は 親身に自分にできる限りのことをする。  底にある優しさが読後 すっきりとした気持ちにさせていただけた。  この本はおすすめです。 雷鳴 芝村 凉也 春の雪

          北の御番所 反骨日録【二】-雷鳴 芝村 凉也

          ライト・スタッフ 山口 恵以子

            昭和30年代の映画の世界。  先の見えない劣等感のある青年の成長物語。   読みながら「青春だなぁ」と感じました。 主人公の青年は普通の青年。  周りの才能ある若者の勢いに 巻き込まれ翻弄する。  素直な主人公には自然に努力し 照明の実力を磨いていく。  周りの先輩や同期に助けられながら 人生を送る。  才能ある同期はお金も名声も手に入れるが 一番大事なものを失っていく。  それがこの本のメインテーマ・  信用だ。  主人公の青年は才能は無いが 真

          ライト・スタッフ 山口 恵以子

          日本人が知らない「陰謀論」の裏側 米国大統領選挙で変わる日本と世界の運命 やまたつ

           カナダ在住のジャーナリスト、やまたつさんの本3冊目。  安定の、地に足の着いたアメリカの情勢を丁寧に 解説していただけます。  バイデンの次男ハンターバイデンの 薬物、買春、脱税、中国ウクライナからの献金。  マネーロンダリング、もちろん バイデンも家族も関わっている。  日本も大概だがアメリカも終わってる。 ホワイトハウスは中国の五星紅旗がはためく。  そんなアメリカの言いなりの日本に ほとほと嫌気がさす。  岸田が4月のアメリカに国賓待遇で訪問した。   もち

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          射精責任 ガブリエル・ブレア

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