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2020に学んだ、生きる上で大切なこと10

今年もお世話になりました!

2020年は、たくさんの新しい人や本に出会いました。
その中で学んだことがたくさんあります。

それを、「生きる上で大事なこと10」として
年末の総まとめ記事を書いておこうと思います。

「本当に知ってよかった!」ということだけをまとめました。

渋沢栄一の「論語と算盤」をリスペクトした目次。



1. 機能と情緒

「世の中のほぼ全てのことに共通することだ!」と思っているので、これを最初に挙げます。知っておくと、いろんな思考整理のシーンで役立つはず!

ブランディングを学ぶために、読んだこの本。

ここで出てくる「ブランド価値」の話。
Brand Values(ブランド価値)
…下二つを土台として、どのような価値を提供できるのかを明確にしたもの
Emotional Attributes(情緒的価値)
…それに対して消費者がどんな感情を抱いているか
Rational Attributes(機能的価値)
…消費者がそれを必要としている根本的理由

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例えば、サンダルでざっくり例えると、「履きやすい」という機能的価値+「地球環境に優しい製法」という情緒的価値があったりします。それらを掛け合わせた時に、それにしかないオリジナリティ(ブランド価値)が発揮されます。

これ、たとえば自分の「やりたいことをやるとき」に使えます。
得意なこと(自分が世の中に提供できる価値)+好きなこと(自分がとことんこだわっている部分)=自分のやりたいことという公式がよく見られますが、これも機能+情緒=自分のオリジナル(ブランド価値)という風に考えることができます。

これらの例でいうと、「履きやすいサンダル」や「得意なこと」だけの機能的価値だけで価値提供しても、他に負けてしまうことが多々あります(コモディティ化とはこのこと)。しかし、そこに情緒が加わることで唯一無二のものになり得ます。


2. 仲間と信頼

5月の自粛期間の話。

「自粛中のいま、自分には何ができるか?」を考えまくって、いろんな人に相談しました。で、最終的に「REMOTE TRAVEL 〜旅するように家で過ごそう〜」という30日間連続で行うオンラインイベント企画を作りました。

「1人では、絶対できない。」ということで、企画会議を開いたりして少しずつ仲間を募りました。途中で参加してくれた人も巻き込んだりして。

オンラインでしかあったことのないメンバーもいましたが、ほぼ毎日のように顔を合わせたみんなとは、もうほとんど同じ家に住んでいるような感覚になってお互いに信頼できる関係になりました。そこから数珠つなぎ的に、いろんな人が関わってくれるようになったり、仕事につながったり。

仲間と信頼という、最も大事なことについて学べたのでこれだけでも2020は非常によかったです。そして、何よりよかったのがみんな「お金」ではなく「想い」でつながっていたことです。想いでつながってから生まれたことは、いつも「いい連鎖」を生んでくれると思います。


3. 発信と伝達

SNSで、自分の想い(情緒的価値)などばかりを書いていましたが、「何ができるか」(機能的価値)を伝えることで誰かのためになることについて気づかされました。

たとえば、これはFacebookに投稿したイラスト。
仕事として受けさせていただいたものなんですが、予想以上にメッセージやコメントをいただきました。(自分としてはイラストに自信がなかったので個人の作品だったら、間違いなく投稿していないと思います)

\Hostel DEN のキービジュアルを描きました!/   これから新たなかたちで運営していくということで、今回 DENマネージャー 岡松 和摩 (Kazuma Okamatsu)...

Posted by 大塚 誠也 on Saturday, October 10, 2020

この時、「自分では大したことのないもの」は、「誰かにとっては意味のあるもの」だったりするんだなぁ。と思い知らさせました。

イラストを仕事にするなんかムリ、と思い込んでいましたが発信したことでフィードバックをもらうことができ、自信がつきました。

超当たり前ですが、発信しなければ誰にも伝わりません!
良いものをつくっても、知ってもらわなければ届かない。

発信内容に関しては、やはり情緒だけでなく機能も加えること。
やはり、機能×情緒が大事!

(YouTubeはじめましたという余談)
まだまだ機能面が弱いですが、フリーランスの日常を毎日動画にとって12月からYouTubeにUPしています。模索の日々ですが、発信を継続していきます!


4. 界隈と個性

自分の専門分野があったとしても、上には上がいて「自分のスキルなんてヘボいなぁ...」と思ってしまった人は多いんじゃないでしょうか?

でも、一歩外のコミュニティに顔を出せば自分の個性に気づくということは多々あります。例えば、デザイナーコミュニティの中では全然すごくないけど、自分のイベンターコミュニティの中では貴重な人材なのでめっちゃ重宝されたり。

先ほどFacebook投稿の話も、これに近いことが起きていたんだと思います。得意なこと(機能)と好きなこと(情緒)をかけ合わせた時に、好きなことのコミュニティで得意なことが活かせるという超優遇された環境をつくれたらすごく良いんじゃないかな?と思います。

そして、やっていることが離れたものであればあるほど、かけ算が聞いてきて良いと思います。

ただし!!かけ算をしすぎて「なんでも屋」になるのは危険です。都合よく使われてしまう可能性があります。しっかり、自分のプロフェッショナルな領域のレベルアップができているかどうかは重視していきましょう。


5. 妄想と共有

我々ホモサピエンスには、これまで3つの革命があったと言われています。他の動物と大きく違う3点がこちら。

1. 認知革命(7万年前)
2. 農業革命(1万2千年前)
3. 科学革命(500年前)

「サピエンス全史」より

注目すべきは、「認知革命」

人は、妄想を誰かと共有することができます。このイメージ共有ができるという点が、生き残ったカギらしい。

2020年、イベントやコミュニティのほとんどがオンライン化。オンラインになっても、リアルでやっていたときの空気感やそこにしかない世界観を作ることは本当に大事で。

たとえば、国家もお金も宗教も、みんなが信じているから成り立っないるわけで、本当はそんなものもともと存在しませんよね。みんなで妄想を信じて、共有して成り立ってきたわけです。

立ち上げから関わっている「シェア街」は、オンラインとオフラインが混ざった街というコンセプトで、オンライン上にもきょてんがあります。この世界観がめちゃくちゃ大事。

同じ想いや世界観を共有している仲間と一緒にものごとを進めるときに、人は楽しいと感じるんだと思うし、それが文化をつくっていくということだと思ってます。

(余談)ちなみに、科学革命に興味がある人はこのアニメを激推しします。アマプラとかで見れます。第1話だけYouTubeで見れます!


6. 主軸と余白

みんなが入り込める「余白」を残しておくことは、チームやコミュニティをつくるときにすごく大事。

ただ、そこには必ず
発起人の「信念」が不可欠だと考えています。

余白だらけ&信念がない、というのは多くの人が関わる中でどんどん方向性がブレていくので危険。一方、信念があって、さらに他のことも全部ボスが決めてしまうと、予定調和に物事は進んでいく反面、関わりしろがなくなってしまいますよね...

このバランスがめちゃくちゃむずかしいなぁ...と、オンラインでの新しい挑戦が行われるたびに思います。余白があれば、周りの人がいろんな意見をくれて共創に繋がります。関わりしろのデザインは、イベントやコミュニティなどが出来上がるときに非常に大事な要素なので、今後も気にしていきたいです。


7. 健康と筋肉

家にいる時間が長かった2020年。
運動不足を気にして、自主トレを始めた方も多いんじゃないでしょうか?

僕も、8月からエニタイムフィットネスに入りました。そして、筋トレでここまで身体が変わりました!(横にスワイプすると、脱力感5000%のおじさんが出現)

筋トレをしたことで、


・風邪を引かなくなった
・しごとの依頼が増えた

トレーニングのモチベーションには、AKIOBLOG
筋トレや食事の基礎知識に関しては、THEきんにくTV
がおすすめです。

自分は、昼ごはんを食べたあとにジムに行くようにしています。糖を摂取してからエネルギーを運動に使う。運動することで、食後の眠気を遠ざけ、集中して午後のしごとに取り組めます。血糖値の急上昇が眠気の原因であるため、低GI食品(玄米やそばなど)を食べることも意識してます。

そして、健康的な食生活は本当に大事。

実は、腸と脳は密接に関係していて、腸を良い環境に保つことは脳にとっても良いというもの。これを「腸脳相関」と言います。

たとえば、緊張するとお腹が痛くなったり(脳への刺激→腸への刺激)、美味しくて腸に良いものを食べるとハッピーになる(腸への刺激→脳への刺激)。鬱などの予防にも、腸に良いものを食べるのは◎と言われています。

食生活を見直したい方は、ぜひまずこのお店に行って欲しいです。まじで美味い&食生活を見直す原因になると思います!(春日部)


8. 手間とヒマ

アイデアに関しての本をいくつか読みました。そして、今年はオンラインの新企画がいくつも始まったので、その発起人たちがアイデアを世に出すまでの過程も見ることができました。

そこで学んだのは、
「アイデアを出すためには、手間ヒマが必要だ」ということ。

この2冊は、さくっと読めてためになる。超おすすめ。

この2冊、ほぼ同じことを言ってる部分があります。

〈アイデアを出すために〉
① 徹底的に知識を吸収
② めっちゃ考える
③ 完全に放置

えっ、最後は放置かよw
って思いますが、良く考えてみればトイレや風呂など全然そのことについて考えていないときなんかにアイデアって浮かびますよね。

あとは、「寝る」という行為も思考整理のためにかなり大事らしいです。

アイデアを出す以外にも、アイデアを広げるためにも「手間とヒマ」は大事です。誰かを巻き込んで、少しずつつ信頼関係を構築していく。それはアイデアがより面白くなっていくためには必須であり、時間がかかることです。

急がずに、「余白を埋めていくこと」と「世界観を共有していくこと」を忘れずに。ゆっくり手間ヒマをかけること、大事!


9. 神話と英雄

世の中には、「神話の法則」というものがあります。
詳細は、神話学者ジョーゼフキャンベルを調べるのが一番ですが、時間がかかるのでわかりやすい解説動画を貼っておきます。

今年話題だった「鬼滅の刃」のストーリーはかなりわかりやすくこれに沿っています。「ハリー・ポッター」とか「スター・ウォーズ」もわかりやすですね。

この「神話の法則」は、Hero's Journey:英雄の旅 とか呼ばれていたりするんですが、要は内面的欠如と外面的欠如を補うために旅をする過程についてわかりやすく説明してます。

このストーリーって、どんな時代にもどこにでもあるらしく、真理に近しい「人の心を踊らせるもの」だそう。個人的には、これが人の成長する過程そのものだから自分と重ね合わせることができたり、私もやってやろう!とやる気を鼓舞することにつながっているからなのかなと思ってます。

この「神話の法則」は、何かに挑戦するときの指針になります。困難にブチ当たったら、自分は神話の法則の中では今どこの段階にいるのか?を考えてみるのもすごく良いと思います。次に何をすれば良いのか?が見えてくるかも。自分の人生の主人公は、自分!常にこの法則のどこかの段階にいたいですね。


10. 冒険と創造

「冒険と創造のきっかけづくり」は、ずっと自分が掲げているもの。
・冒険=未知を知る
・創造=未だないものをつくる

3大欲求(食欲/性欲/睡眠欲)というものを満たしても、人は幸せになれない。では、何をすれば満たされるのか?ということを世界一周の旅をしました。そのときに出た答えが、「冒険と創造」でした。

2019年は、新卒フリーランス1年目でとにかくがむしゃらにたくさんのイベント開催をしてきましたが、全然それが誰かの「冒険と創造」につながっているのかがわかりませんでした。

しかし、2020年は「あのイベントで〇〇を知って〜に行ってきました!」とか「あのイベントで出会った〇〇さんと一緒に〜をやることになりました!」ということをたくさん言ってもらえました。

これが本当に嬉しくて...

人生に「生きる意味」なんて、ありません。多分。

だけど、確実にわかることは、

人は「冒険と創造をしているとき本当に生き生きしている」ということ。

冒険と創造のきっかけをつくるという冒険と創造を自分もする。そうすることでみんなが生き生きしていける。この連鎖を作っていけば、きっと良い世界になる。

人生を楽しむには、冒険と創造をしてみるのが良いんじゃないかな?という改めての気づきでした。模索の日々ですが、Soft. Guest house を通してこれからもそのきっかけをつくり続けていきます!



まとめ

めっちゃ長くなりましたが、2020年に僕が一生懸命生きて学びとったことについて書きました。何か一つでも参考になることや気づきがあれば嬉しいです。いろいろありましたが、今年も本当に良い年になりました!

お世話になったみなさん、ありがとうございます!!
よいお年を!


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