2023.12.10カペラS(G3)中山競馬場
中山ダート1200M
ちょっと今日は余力があったので12/10(日)の中山開催、カペラS。ダート1200M。の考察をしてみようと思う。
結論を先に言ってしまうと
事前段階では◎リュウノユキナ
穴本命に出来ずごめんなさいと言ったところ。
紐荒れしたらいいなくらいの見解。
そう何度も続けて2桁人気が来そうな重賞は続かないと思う。
今回はそこまで穴来そうだぞ!というレースではなさそうというのが事前の見立て。
カペラSは阪神JFの裏で開催される方の重賞なんだけど、阪神JFは2歳G1という情報量の少ないレースなので馬券勝負はちょっと危険かなと。
あかさびはカンタくんとまなみちゃんの応援でいいかなって感じ。
あかさび的にはカペラSの方が馬券は取りやすいんじゃないかなと踏んでいる。
さて、早速カペラSの考察をして行きたいんだけど、やはりまずは馬がどうこうよりも舞台設定をしっかり把握しておきたい。
カペラS コース
中山 ダート1200M(内) 右回り
中山競馬場は外回りの場合、3角がゆったりとした特殊な形状のカーブとなるが、今回のカペラSは内回り1200Mのワンターンなので基本的な右回りワンターンコースと見ていい。
ただ、ダート1200Mはスタートが芝からになることだけは忘れないでほしい。
スタートが芝になると言うことは、出足のスピードがつきやすい。
そして外枠の方が少しだけ長く芝を走れると言うメリットを踏まえておこう。
コース的には基本的に内枠有利。
万一馬場が湿っている場合は、先手を取りたい有力な逃げ先行馬が脚を滑らせて出遅れる可能性があることを視野に入れておく。
ラリーカーのようなトルクとパワーがある車が急にアクセルを全開で踏んでも地面にタイヤが食い付かずに空転してしまうのをイメージしてほしい。これが中山ダート1200Mの芝スタートの罠。
12/10はおそらく良馬場想定なので特にここは気にしなくてもいいと思うけど今後の参考までに。
それに加えて1200Mのスプリント戦なので息をつく間も無くコーナーに侵入しスパートに入るので、スタートを決めることががいかに重要かと言うことになってくる。この条件下では出遅れ癖のある馬は割引したほうがいいだろうと思う。
そして中山のゴール前の急坂はご存知の通りかと思うが、そこまでの間ゆっくりと下っていることを忘れないでいてほしい。
スピードが乗った状態で坂に進入する事と、下り坂でスピードを出しすぎた馬がガス欠になることで先頭争いが激化しそうなレースは前が崩れる。
と言うことで、ダート1200に限っては外枠、出遅れ癖がないかつ先団につけられる馬がやや有利と言うことになるのだが、このレースもスタートから最初のコーナーまではバックストレッチの直線をフルに使うことができるためどこの枠でも位置取りはしやすいと考えていいと思う。
ダートの内枠は揉まれやすく砂を被りやすいので馬によってはキックバックを嫌がったり、揉まれるのが嫌になって走らないケースもある。
ダートの内枠で中断以降に控えるであろう馬はキックバックを嫌がらないタイプか、揉まれ弱くないかを前走までの成績からしっかり見極めたい。
内枠にハナまたは先団につけたい逃げ先行馬がいる場合、外枠に同型がいると前を取ろうと仕掛けてくるはず。これは前争いに繋がって結果前崩れになるケースが多々見られる。特に外枠でスタートからインに切り込んで位置を取りに行くのが好きな騎手や馬は脚を使うので注意。
外に同型がいない場合は内の逃げはスムーズにハナを切れるだろうと見積もりができ、内が少し優勢になる。内の逃げ馬がペースを作れるのでこんな時は前残り傾向だ。
前に行きたい馬が内に集中した場合が厄介で、揉まれ弱い馬は少し控えめに見た方がいいと思う。内枠引いて負けてる戦績が多い馬は揉まれ弱い傾向。
ハナ争いが激化するケースも多く、そのパターンでは前が総崩れ、先団がみんな最後の急坂に捕まって後ろで脚を残した馬が飛んでくる。
あかさび的にはこんな印象なのが中山ダート1200M。
そんなわけでカペラSの出走馬を見ていこう。
しっかり馬券予想をするわけではないのでこのコースにおいて人気どころを見てみて、それに比較して人気薄はやれそうなのか、難しそうなのかを見ていくのがあかさびスタイル。それを紹介する。
どうせパドックと返し馬見て決めるので。
ここまでのコースの情報なんかが全部頭に入っているので、普段はパドック見ながらその場で馬柱見たりして照らし合わせて行く感じ。
さあ、ではお手元のスマホや新聞で馬柱を見ながらどうぞ。
カペラSでは
逃げ
3テイエムトッキュウ
2メタマックス
先団
6アイスリアン
8オーロラテソーロ
10タガノクリステル
中団前
16リュウノユキナ
7スズカコテキタイ
5ラプタス
あたりの隊列で進むんじゃないかなあと見ている。
内にハナを切りたい馬と先団につけたいが集中してるなーって印象。
前崩れのパターンもしっかり視野に入れていこう。
現段階で人気してる馬から見ていく。
【16リュウノユキナ】
昨年のカペラS2着。出遅れてリメイクに迫っている。
ヴァーミリアン産駒なのでエルコンドルパサーの血を持っているかつ母父がクロフネ。まさに道悪やタフな馬場への適正と、短めの距離から中距離までこなせそうな血統だ。
近走ではJBCスプリントでは3着、東京盃ではドンフランキーに続いて2着、クラスターカップでは3着で勝ち馬はリメイク(ドンフランキー2着)。
これを見るだけでも能力は上位だろう。
砂が変わる前後どちらの大井コースもこなしているためトラックバイアスはタフでもスピードでもあまり関係なくこなせるし直線の瞬発力もそこそこあるタイプ。
中山でも好走しているのでほとんど心配はないかと思うが、あえて不安な点を上げるとすれば、鞍上が久しぶりに乗る形になるので、大外枠でスタートからの位置取りに失敗するケースか、外外を回って最後の直線距離が足りなく差し損ねるケースかなあなんて思ってる。でも馬券外に沈む心配はあまりしていない。
この後書くが、2枠3枠の有力馬がどちらもハナを切りたそうな馬なので前崩れすると見るのであればリュウノユキナが圧倒的軸候補。
スタート直後の展開に左右されそうかなってだけなので頑張って自分に向くようになるようベテラン善臣さんの手腕に期待。地力でツモって欲しい。
外枠、Jpn1級、血統良し、馬場適正を問わない、で4飜6400点といったところか。あともう一つ決め手があれば満貫なんだけどそこがないのが今回人気が微妙に割れてるとこなんじゃないかなって思う。
けど、1人気で4倍着きそうなら単勝でも良いんじゃない?って思ってる。
【3テイエムトッキュウ】2人気
ロードカナロア産駒。芝ダートを問わずスプリント戦からマイルまで短い距離に特に強い血統を父に持つ。
中山のツムツムこと津村騎手は中山巧者であり、この馬中山で鞍上ツムツムの時だけやたら成績がいい。
そしてハナを切りそうな馬。
開幕2週目と言うことで馬場状態も良いと見るとおそらく時計の出る前残り傾向かと思う。
函館や中京で成績が悪いが、中山の場合は度外視していい。タフなコースと言うよりはどちらかというとスピードコース。内回りなので特別トリッキーでもない。4角明けからゴールまでの直線も短いので、阪神の成績が良い馬と互換性があると見ていい。この馬は阪神でも成績が良いのでやはり軸候補の1頭。
先行内枠、血統、ツムツム、高速馬場の4飜でこちらも6400点。
しかし1200Mは割とギリギリの距離なのかもしれないと言うのが不安。
次のメタマックスに左右される場合も頭にいれておきたい。
【2メタマックス】3人気
オープン初戦だが上がり調子の馬。
連勝中なのでこう言う馬は基本的には買い目に入れておいた方が無難。
ただ、少しだけ気になるのは東京、新潟、中京のまさに瞬発力系のコースで力を発揮していて、阪神の成績があまり良くないのが引っかかる。と言っても阪神は芝で走ってるので単純にダート適正の話だとは思うんだけどね。
これ、前回の記事で書いたように互換性のある直線の長いゆったりとしたコースで成績が良いタイプなのかなーって思う。
中山も1着取ってるじゃん!と言われそうだが、その時の中山、不良馬場なんだよね。ほら、タフな馬場かつ直線強いタイプ。
まさに東京とか中京コースの方が得意な馬に該当する。
今回の想定は開幕2週目の良馬場中山で時計が出やすい。
この馬、3角までの下で飛ばしすぎて最後捕まる可能性はあるかなと見てる。
隣2枠も同型で中山巧者だ。もしかしたらメタマックスをつつきながらハナを取らせるかもしれない。
と言っても東京1400Mを勝ち切っているのでガス欠は無さそうだし能力はあると思ってるんだけど、怖いのが出遅れの文字が9戦中3回あること。出遅れのうち2回は勝ち切っているのでそこまで不安視することもないのかもしれない。
内には2、外から16という有力馬がいるとなるとこの人気では少し危険視した方がいいように思える。
魅力的なところは上がり馬、内枠逃げ先行という点で他が特に中山1200においては突出している点が見つけられなかったので2飜2000点と言ったところだろうか。
という感じでコース解説と上位人気3頭の見解を見て見たわけなんだけど、ここは穴党
穴目に見ている馬も紹介したい。
まず穴目で気になるなあって馬は
9オーロラテソーロ9人気
5ラプタス14人気
9オーロラテソーロ
この馬は阪神や浦和、盛岡と言った器用に立ち回らなければいけないコースでドライスタウトやリメイク、今回対戦相手となるリュウノユキナに負けているものの善戦している。
それだけでもかなりの高評価。
鞍上も度々乗り替わりがあるが誰が乗っても善戦できるタイプかと思うので、今回の乗り替わりもあまり割引しなくていいように思う。
ただ、今回相手となるスズカコテキタイ、テイエムトッキュウと今年3月の千葉Sにて対戦し大敗している。
これ、テイエムトッキュウがハナを切って逃げたペースに先団でついていったのが敗因かと思う。
大井コースで活躍が見られるように、この馬も直線が長い方が良いのかなと思うので流石にリュウノユキナより先着するかと考えるとそこは難しそう。
その後数々の強敵に善戦したことでどこまで成長できてるかが楽しみな感じで今回は紐で狙いたい。
5ラプタス
この馬はJBCスプリントで掲示板に入ったことを評価したい。
ただし、JBCスプリントでも3着に入線しているのはリュウノユキナ。
テレ玉杯では先に書いた穴目の9オーロラテソーロが3着でラプタス6着。
正直ここは少し難しい舞台なのかなと思うが、ハナ争いが激化して、ついていった先団共々総崩れになった場合のチャンスはあっても良いんじゃないかなと見てる。
と言ってもかなり可能性は低そうなのは否めない。
行ける人は紐付けしてもいんじゃない?くらい。
2頭ともチャンピオンズカップのウィルソンテソーロや中日新聞杯のハヤヤッコのように自信を持って買いたい!と言えるほどの穴ではないかな。ほんとにワンチャンス。
三連複やワイドの紐に入れておくくらいで良いと思う。
そんなこんなで事前段階での見解では前残り傾向じゃないかなとは思ってるのでそんなに荒れなさそうな気がする。
◎16リュウノユキナ
この馬は人気通り馬券内は堅そうだと見てるので馬券は取りやすいかなってことで今回阪神JFよりもカペラS買うべきかなと。
穴党のわりにこう言うところは結構堅実。
ただただ穴狙って当てずっぽうな博打してるだけだと確実に負ける。
穴が取れそうなレースを見極めるのも大切。
カペラSは現段階では
前残り想定で堅実にいく場合
◎リュウノユキナ
○テイエムトッキュウ
▲メタマックス
△スズカコテキタイ
△タガノクリステル
△オーロラテソーロ
と見てる
前が早くなりすぎて崩れることに期待した穴目の場合
◎リュウノユキナ
○スズカコテキタイ
▲テイエムトッキュウ
△オーロラテソーロ
△オメガレインボー
⭐︎ラプタス
と見る
個人的に今回はリュウノユキナに逆らうのは愚策のように思うので、堅実にも穴目の買い目も両方判断した場合、三連複Fが今のところ自分の中では最適解かなと思ってる。
三連複F
13-3,7-2,3,5,8,10,14
11点
今のところ1,2,3人気決着でもガミらなそうな感じ
ワイドFなら
3,16-5,8
これで1番安いとこギリガミらないかなあって感じ
点数を絞りたいなら黙ってリュウノユキナの単勝にすると思う。
馬単、馬連派の人は今回穴絡みはあんまり期待できないかもしれない。
2着までは堅いんじゃないかなと思ってる。
さすがの穴党でも今回のカペラSを見る限り大荒れの予想はできなかった。
あとは当日のパドック返し馬を見て、印の評価をあげたり下げたりするつもりなので決してこの買い目や印を決して信用しないでほしい。
あかさびは事前予想は引くほど苦手だ。
当日の馬を見て見みないとまるでポンコツな予想をかますので、とりあえず中山ダート1200mを考えるときに何を考えてるかってのを参考にしてもらえたら嬉しいなと。
たぶんこの記事を書いた時間が無駄になるんだろう。
無駄にしないためにも、誰かの参考になるように中山ダート1200Mの攻略に特化してみた。
俺はパドックを見た後に馬の良し悪しが判断できれば直前でも買い目を変更するタイプだし、馬を見ていない状況でとりあえず今はリュウノユキナ強いよなあしか自信を持って言えない。申し訳ない。
当日は上に書いた三連複Fの3列目の紐荒れに期待してパドック見てから調整するつもり。
2列目外したときの想定でワイドもリュウノユキナからの保険を数点かけると安全かなとも思う。
1500円予算でトータル15点以内に絞って資金配分したいな。
というわけでカペラSは現地観戦予定。
リアルタイムで思ったこと書ければtwitterの方に書くので。
ではまた次回。
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