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浦和競馬攻略 穴馬発掘編

さて、川崎、船橋開催も終わり、残すところ今年も浦和開催と大井開催となった

12/21より開催の浦和競馬
浦和についてはTwitterの方に色々と書かせてもらってきたがnoteを始めたので今までのあかさび式穴馬発掘法をここにまとめてみようと思う

まず、浦和競馬についてはとにかく南関東競馬の中でもトリッキーなコースということをしっかり頭に入れておきたい

そして、比較的タフな馬場であり、日中開催であることに注意したい
南関東競馬のほとんどがナイター開催であるにもかかわらず、浦和だけは日中開催、ここが結構穴馬を見つける上では重要なポイントになる

あまりにもコースがトリッキーすぎることと、あかさびも普段平日日中は仕事に出ているので見ている数も他場ほど多くはなく正直言うと浦和は苦手意識が強いが、前開催中に2度ほど足を運び、現地をリサーチしたことによって幾分か苦手意識を払拭できたように思う
気づいた情報を皆さんと共有できればと思う

まず、浦和のコース攻略から
とにかくコースが小さい King of 小回り
コーナーに関しては川崎と同じくらいキツイと思っていい
そして川崎と違って何よりも直線が短い
直線に限っては220Mしかなく、南関東でも最短となる
基本、内枠の逃げ先行有利、後ろの脚質や外枠が不利なコース

そしてこれを踏まえてどの距離でも注意したいのが馬格が大きく跳びの大きい馬最内枠付近にいる場合
これは人気をしている馬ほど注意して欲しい、飛ぶ確率が高い

浦和コースはかなりの小回りなので、跳びの大きい馬にとっての最内は窮屈すぎる
中央との交流戦や交流重賞で人気のJRA有力馬が勝てない時の理由は大概これ

ハナを切れる馬ならそれほど心配はないが、川崎コースと同じようにコーナーの進入が内からとなるとスピードに乗った馬はコーナー真ん中から出口にかけて大きく膨らむか、もしくは減速をして進入しなければならない

そしてコーナー明けのホームストレッチ、1度スピードを失ったり外に膨れてロスをした馬が巻き返すほどの直線距離がない
これが馬格のある馬や跳びの大きい馬にとって最内枠付近が不利な理由

能力があるように見える馬、大井や船橋で成績の良い馬だったり、中央からの転入馬で東京コースを得意としている馬が最内にいたら要注意
典型的な直線得意瞬発力タイプになるので逃げ馬でない限り差し損ねるか前に残られるので人気も信用できない

だがそれを逆手にとれば、こういう馬が大外枠付近にいたら買い
大外を回る=コーナーをゆったりと回れるということ
そして、浦和の出走レースよりも1ハロンほど長い距離で東京コースや大井、船橋コースなんかを走れてる馬を見つけてほしい
こう言う場合は大外回って100Mくらいのロスをしても関係ない

出走レースよりも長い距離でいい成績を収めていることが重要で、距離ロスの分のスタミナが必要になる
東京1400ダートと浦和1400ダートを比較してもしょうがないので、比較対象は浦和で走る距離よりも長いところの成績、これ重要
簡単に言えば距離短縮がいい

今年の浦和記念のディクテオンなんかはまさにこれに該当する
東京2100Mや中京(ゆったりとした大きいコース)で掲示板を確保できる馬
で、浦和記念では12頭立ての10枠追込馬馬体重515㎏だった
普通に考えれば浦和コースを知ってる人ほど買いにくい

浦和記念は2000M
スタートからバックストレッチの直線をフルに使える番組
あかさびからすると大外をブン回してコーナーで後ろから仕掛けても浦和の大外=東京コースの最内回ってるのと同じようなもん、他の馬が経済コースを通っていても東京の2100をこなしているなら100Mくらいのロス関係ないよね、馬格が大きく跳びが大きくても外回ってるなら関係ないよねって話になる

だから脚質も枠も馬格的にも不利だったディクテオンは1頭だけ違うコースでレースをして完勝できたわけだ

余談だが、この時R.ムーア騎手が乗っていたら、騎手人気もあってこんな深いことは考えずにみんな買っていたと思う

ムーア騎手が中央のレースで落馬負傷、乗り替わったのが本田騎手だった

地方の騎手に乗り替わっただけであんなに人気を落とすのは正直「なめられたもんだ」と思ったし「本田騎手上手いからな!!見てろよ!!」と地方競馬ファンとして結構ムキになってた
けど、あんなにオッズが上がってくれたのは正直超美味しかった
地方競馬よく見てる人は迷わず買い目に入れられたと思う

…もちろんあかさびは馬券取らせていただいた
ただの自慢、ごめん

という感じで脱線したけど、デカい馬の最内は気をつけろデカい馬の大外は有利、東京コース走れる馬の外枠は有利

これを覚えていて欲しいんだけど、これ残念ながら1600M,1500M,1300Mでは該当しないのがまた難しい

それと、馬各がデカくてもピッチ走法で走れる馬川崎や中山、阪神で成績を残しているのであればあまり気にしなくていい

とにかく跳びの大きい馬に注意したい


浦和記念を例に出したがこれは2000Mの話
各番組のスタート位置に注目して欲しい
これは公式サイトのコース図なんかを見ながら頭に入れてほしいんだけど、、

スタートから直線を長く使えるのが
800M,1400M,1900M,2000M

3コーナーからスタートするのが
1500M,1600M

ホームストレッチ中間からスタートするのが
1300M

スタートからの直線を有効に使えるならどの馬も枠順は関係ないし、その日のトラックバイアスを優先した方がいい
デカい馬なら被せられないし窮屈にならない外枠がいい、コーナーの侵入も含めて外がいい程度の認識でいいと思う

コーナーからスタートする番組なら内枠の方が有利なのがセオリー
ただしこう言う番組でデカい馬が内枠ならかなり危険
デカい馬が外枠でも距離ロスあるのでよほど能力が高くない限りはかなり不利

こうやってスタート位置によって細かくパターン分けをして把握しておくのがベストかと思う
3角スタートの1500,1600は内枠と覚えておけば間違いない

この辺が浦和コースにおいて人気馬が飛びそうな時の基準と、穴馬が好走しそうな時の基準
とにかくデカい馬が人気してる時、デカい馬が人気薄の時、枠をしっかり判断してスタート位置がどこの番組なのかを見れば穴馬を探せるはず


もうひとつ

浦和は日中開催と書いた
これが何を意味するか

ナイターがダメな馬がいる
シンプルにこれ

中央からの転入馬なんかによくいるタイプで、中央で掲示板内や馬券内を何度も取っているような馬なのに、川崎や船橋、大井に転入後まったく成績が奮わない馬が時々いる

こんな馬が浦和に出走していている時は南関の他場でどんなに成績が悪くても一度注意してみてあげて欲しい
パドックや返し馬が良かったら買い
人間も同じように朝型のやつもいれば夜型のやつもいる
照明が苦手だったり鳥目なやつだっている、馬も同じ
日中に条件が戻っただけで好走する馬が時々いるのね

傾向とすれば川崎の戦績がグダグダな馬、中央で掲示板確保できていた馬ならなお良し、東京コース得意そうなら外枠に入った時(1500,1600除く)
これ結構あかさびが買う穴馬のパターン


最近で言えば2023,11/22の浦和8R
4ゴルトレオパルドがこれに該当した

この日の穴馬発掘作業についてはTwitterに詳しく書いていたので一部再掲しておく

ぜひ11/22の浦和8Rの馬柱を見ながら読んでみて欲しい

ーーー浦和8R 2023.11.22ーーー

このレース、Twitterを見返してみたら現地からパドックメモを出してた

パドックからは4,5,6,7の順に評価
2,10は冬毛がだいぶ出ていたとかその他諸々で消し(2は4人気)
1(1人気)は話題にも出ていなかった

さてあかさびのパドック1番手が人気薄4
4ゴルトレオパルド(5人気単勝12.5倍)

ここで引っかかったのが戦績を見るとまずおそらくはナイターがダメなタイプ

判断基準は、まず中央で馬券内を何度も取っている地力がある馬なのに川崎(ナイター)で移籍後2走とも戦績が奮わないこと

府中での馬券内が何度もある馬が川崎で凡走していた原因をもう少し探ってみる

・キツイカーブに対応できない典型的直線瞬発力型の差し追込馬
・そもそもナイター(照明)が苦手

のどちらかであるならば

先にも書いたように浦和については直線が極めて短く本来は逃げ先行タイプの馬の内枠であれば有利、スタート出られれば前が残りやすいことを踏まえるとこの馬にとって浦和はかなりコース適正は微妙と判断せざるを得ない
脚質も追込タイプで川崎凡走、東京得意だけを見たらそう

しかし、この馬は中山をそこそこ走っているので器用さ多少はあるっぽい
そこまでコース適性がないのかと問われると無いと断言はできない
東京コースの得意だけだと弱いけど、中山や阪神走れてる馬って言うのはかなーり浦和コースにも希望の光が見えてくる

札幌不良馬場は大敗してるのでヘニーヒューズ産駒と言えど重たい馬場は全くはダメっぽい
浦和は多少タフだけど、この日の馬場は良
ダメではないと判断した

そんなことからナイターがダメ説の方を少し有力に見てみた

この場合、あかさびの評価方法は

地力 加点2(元JRA)
今野騎手 加点1
浦和4枠  加点1
差し馬  減点1
パドック 加点1
戦績   減点1
→戦績からナイターダメか?と予測できるので
日中開催 加点1
計 +4点

となる

加点材料の方が圧倒的に多い馬と評価した
これパドックもいいと判断したし人気薄でも狙える馬と確信

一方、上位人気勢の1,2番は
地力   加点1
騎手   加点1
浦和内枠 加点1
先行馬  加点1
パドック 減点2
→ 馬体重大幅増 減点1
戦績   加点1
計+2点

上位人気にも関わらず上の5人気の馬より総合の加点が低い
パドック評価もかなり占めているのでここは経験と慣れの部分があるのは勘弁

次にパドック2番手5番(6人気)

パドックも良かったが戦績からすぐにわかる浦和巧者 5(6人気)
おそらく8歳と言う馬の年齢で人気を落とし、上位人気馬の騎手人気もあって6人気と見た

もちろん1,2よりもパドックは良く見えたので加点材料しかない
上の3頭と同じように加減点した結果、評価点が人気馬よりも高かった


パドック3,4番手1人気1番、3人気6番の馬
パドックも申し分なく、走りやすい枠で1は笹川騎手
近走5走、浦和で馬券内を外してない浦和巧者なので1人気と言えど切る理由がない

6番の馬も戦績から浦和を近走3走馬券内なので同様に保険として、1番と遜色ない馬なので同率評価

結果1,4人気という上位人気勢を消しとすることに

先に書いた4,5番は人気薄だが4番の穴馬を本命、対抗も穴馬5番にするに至った

人気薄を選ぶ理由も、上位人気を消す理由も明確に説明できたので迷わず4,5と行ければカッコいいのだけど、買い目は4,5,6,7三連複箱

あかさびは猛烈にチキンなのでとにかくリスクを背負うことを嫌う
着順関係なく、絞った4頭のうち3頭が来てくれれば穴馬絡みでそこそこ配当つくでしょうくらいの気持ちで、着順固定の馬券は買わない

結果は4-5-7(6-5-1人気)
単勝1,250円
馬複10,460円
馬単20,910円
三連複6,780円
三連単82,320円
というなかなかな高配当がついた

これだけ自信があったならせめて馬複買えよな、と今これを書いていても思う
三連複箱の4点に抑えておきたいというセコイ気持ちがいつもチキンの原因だし、競馬に絶対はないから来ないから、、と常に心配性なのでもうこれは仕方ない

と、これが11/22の浦和8Rの見解だった
どうやって穴を発掘しているかの参考までに


そしてもうひとつ
ぜひ書いておきたいのが浦和の名物番組、800Mのスーパースプリント戦について

浦和競馬場800m
ここにおいてのあかさびの馬の選び方、パドック
 
・とにかく胴が短い(詰まった)馬
・脚が短めでトモの張りがパンパン
・多少チャカつきがある
・寒い時期でも多少の発汗がある
・カリカリしてイラついている
・ナイターで負けてる
・1000M以上で急に成績が悪い
・あとはパドック返し馬のよく言われるセオリー通り
こういう子は狙い目

浦和のスーパースプリント戦は割と堅い印象がある
荒れるなら紐荒れすることが多い
三連複なら3列目を、ワイドなら上記の条件に当てはまる人気薄を軸に人気どころに流すのがあかさびスタイル

これ人気馬の馬単とか狙うより幾分か回収率を期待できるのでオススメ
時には人気薄の穴の複勝だけでもいい

その日のトラックバイアスにかなり左右されるのでそことの兼ね合いも必要だけど以下の点もかなり面白い材料

900〜1400Mくらいの距離を満遍なくこなしている南関他場で成績の良い馬胴が少し長く脚も少し長い馬だったりする、いわゆるマイル体型
こういう馬が浦和800だと枠順によって落とす

圧倒的な人気をしていても他場で成績が良く特に1200程度の距離が良い場合なら飛びまで視野に入れる

これとの兼ね合いでもう一つ注意して探したいのが
川崎900Mが精いっぱい折り合いもつかない猪突猛進型の馬
が浦和の800Mに出てくる

こういう馬、テンの速さが段違いみたいなのが多い
そしてそのまま押し切っちゃうパターンがある、800しかないので
先に書いた他場の1200くらいがベストな馬は時折浦和800専用機みたいな馬が内枠にいたりすると押し切られてしまう

川崎900、船橋1000、大井1200になるとスタミナが持たなくて成績が悪いけど、浦和800なら、、と出てきた浦和専用機タイプの馬、内枠に見つけたら押さえていいと思う

これに加えて、ここは追々きちんと別の記事で書こうと思っているけど斤量減騎手の買い時

これも800のスプリント戦でうまく活用できると思う

長い距離に関してはやっぱり最初の方に書いたように外枠にいる東京中山の両コース適性がある元中央の馬にベテラン騎手とかの方が期待値は高いので、800のスプリントで使う知識として押さえておいてほしいのが

前走まで別の騎手が乗っていて成績が奮わず、若手騎手や女性騎手に乗り代わりになっている馬、買い

前走も斤量減騎手で成績が奮っていないのであれば同じ条件で出てきて変わり身も期待できないのでそれほど買いでないという点に注意

前走ベテラン騎手斤量56→乗り替わり若手騎手斤量52
とかこういうの見つけて欲しい

安易に斤量減だからと言って手を出してもダメ

失礼を承知で言うが、斤量が軽いということは人馬共にまだ経験が足りないからもらえるハンデ

生物学的な性別の点での力の差があるという点でのハンデでもあるわけ
当然牝馬は斤量減になるし、女性騎手も斤量減になる

なので騎手に関して言えばハンデがつかないと言うことは経験豊富なベテラン勢の方が腕は確かなことに間違いはない

それを踏まえて、ベテランや中堅騎手が乗ってもダメだったという事実があり、多少技術に劣っても斤量減のハンデをもらえる騎手に替えてくる、800Mという短い距離ならそのまま行けるかもしれない、と、ハンデの一発にかけてきてる陣営のギャンブル要素を見抜けたときは買うべき

800Mはバックストレッチの2コーナー明けからのスタートで直線も長く使えるからその日のトラックバイアスに応じて適正な枠であれば斤量減騎手もスタートさえ決めてしまえば道中の立ち回りもさほど気にしなくていいし上に書いたような馬体の馬であれば更にプラスだ

スタートさえ決めてしまえば残れる確率が高い
これ本当に重要
乗り替わり斤量減騎手が3着に入ってくれればいい買い目を作ってほしい

人気薄でこういった乗り替わり条件が発生していたらあかさびは間違いなく押さえる

ただし、スタートの技術もベテランは上手いということだけ頭に入れておいて
穴狙いはやはりリスクを伴うからこそ穴なわけで、、、

今となっては勝ちすぎてもう斤量減の恩恵はなくなってしまったけど、短距離ならとにかく南関どこのコースでも野畑凌くんがいたらとても信頼してる
今でも短距離ほど凌くんはあかさびは相当信頼してる(ただの推しだったりするけど)もちろん短距離じゃないところも人気薄いなら進んで買いたい
彼は若手の中でもかなり上手いと思う

また、浦和や川崎コースなら神尾香澄ちゃんが誰かから乗り替わっている時結構美味しいと思う
女性騎手ハンデ+若手騎手ハンデ+牝馬ハンデ+内目(最内じゃない)の枠
この条件が揃ったとき
は最高
たぶん斤量50とか51になる
乗り替わりでこうなっていることがミソ



これで一応あかさびが浦和で狙う穴馬の基準をまんべんなく書いてみたつもり

今回書いた点を踏まえて、まず怪しいなと思う人気を消しにするところから始めてみるといいと思う
そうすると自ずと3番人気あたりの馬が軸に見えてきたりするのでまずはそこから

簡単なのは
人気しているデカい馬が内枠にいるときの消
人気薄のデカい馬が外枠にいるときの条件確認
ナイターで成績が奮わない馬がいるときの確認
800Mでの斤量減騎手が乗り替わりかどうか

この辺だと思うので、こういった要素が2つも3つも該当してくるような人気薄がいたら迷わず複勝
オッズ微妙ならワイドの軸

穴馬を絡めた買い目の組み方については以前書いた「ワイドは跳ねる」の記事を見て欲しい


浦和の穴馬発掘については今回は以上になるけど、何か質問とかあったらぜひTwitterの方にリプやDMを


参考になれば嬉しいな


皆さんが浦和競馬で勝てますように

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