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世界のワーママ動画を見てみたら

Youtubeで世界中のワーママの動画を見るのが好きだ。
仕事に家事に育児にと疲れ切ってるとき「他の国のお母さんたちってどんな感じかな」と思ってみると面白い。
特定の番組が好きなわけではないので、個人的に感じる国ごとの感想を書いてみる。本当に独断と偏見なので悪しからず。

1,アメリカ

まず、家がでかい。
キッチンにしろリビングにしろ、Youtubeやってるお母さん達の所得いくらよって思う。
映画に出てくるようなキャリアウーマンが多いんだろうなと思う。
でも、20代の子たちがアップするようなGAFAMだよとかわざわざ社名を言わない。
マネージャーとか、まあまあな立場の事が多い。
ルーティーンとしては、朝起きて、キッチンに行って何かを飲んで、歯を磨いて顔を洗ってして筋トレ。
子どもが起きてきたら、パンに何かを塗ったものとフルーツを食べさせる。テレビを見せながら。(うちはテレビないので結構衝撃だった)
バタバタと準備して、お父さんと子どもが出かけると家の掃除。
その後日本では見ないサイズのカップに甘めのアイスコーヒーを入れて在宅勤務開始。
時にウェブミーティング。
お昼ご飯を食べつつ、朝の片付けや夕食の準備。
夕方子どもたちが帰ってきて家の終了。
みたいなのが多い。
視聴者に訴えるのも多くて、「私は〇〇と思うの」みたいな事を結構言っている。

2,韓国

昔「82年生まれ、キムジヨン」が流行って、同じ年の私はふと「韓国の同年代の女性たちってどんな感じなんだろう」と関心を持った。
でも、普通のワーママのVlogってほとんどない。
びっくりするくらいない。
以前韓国人の方と話した時に「インスタにいるからYoutubeにはほとんどいない」と言っていた。
そこでインスタで調べてみたけれど、そこにもあまりいなかった。
Youtubeは日韓カップルでアップしてる人がほとんど。
韓国人のご夫婦で子どもを育てて、発信してる人はほとんどいない。
忙しいのか、文化的な違いなのか、この辺は気になるところである。(なお、主婦的な方が料理をアップしてたり、美容やダイエットの事を発信している人はいる)
ワーママをテーマに発信している動画を見ると、会社を経営しているとか、医者とかハイクラスな人がほとんど。
そのような人は基本家族(祖父母)が手伝ってくれる場合が多い。
日本のような学童があるわけではないので、祖父母が協力してくれて、小学校から習い事や塾のはしごをして回してるようだ。(20年前、私が韓国にいた頃から韓国でも不登校問題とかあったので、そんなときどうなるんだろうね。)
日本以上に仕事に就くのが難しいので、可能な限り働き続けてる印象。
ある動画の中で「(仕事に子育てに)いろいろ大変なことがあるかもしれないけど、チャンスが回ってきたときに仕事できるよう準備しておくことが大切なのよ」みたいな事を言っている女性がいて本当にそうだなと感じた。

3,インド

インドもワーママのVlogは見当たらなかった。
代わりにワーママをテーマにしたドラマがアップされていたので最近見ている。
オフィスで働くワーママが、家に仕事にと奮闘する様を描いているが、私が10年くらい前インドに行って出張してた頃とずいぶん変わったなと感じる。
まず驚いたのは、女性がスーツを着て仕事しているのである。私が一緒に仕事していた人たちはサリーやパンジャビスーツが一般的だった。最近のインドの女性はスーツを着るのかと驚いた。
一方で、子どもがいて働いていると男性社員や独身女性社員に嫌味を言われたりして肩身が狭そうなのは、かつてに比べて女性の地位が向上したといえど、まだまだ課題のあるインドの社会的文化を反映していそうだなと感じる。
あと、ドラマで言葉についての言及があって面白い。
主人公の家にはお手伝いさんがいるのだが、彼女が英語を使って子どもと話していると、「英語は使わないで」と言われる。それが嫌とかそういう感じではなくて、コミュニケーションとして、母語を大切にしてほしいという感じが伝わってくる。
一方で仕事ではインド人しかいないけれど、ほとんど英語で進む。
高い給与をもらうオフィスで働く仕事の人たちは母語(ヒンディーやベンガルやカナラや地元の言葉)と英語をうまく使い分けて仕事しているのをよく表していると感じる。
(個人的にくのインド映画やドラマは1つの言語で作るので、2つの言語が入り乱れるドラマを作ったら見れる層が限られるじゃんと思う。そもそも、そういう理解できる層をターゲットにしているのかもしれないけど)

4,日本

日本のワーママのVlogは豊富だなと感じる。
朝起きて、自分の身の回りの準備をして、料理を作ってる間に子どもが起きてきて、子どもが出かけたあと出勤。保育所の場合は一緒に出掛ける。
仕事して夕方帰ってきて、バタバタと家事をする。
夜ちょっとだけ自分の時間があって終了。
本人が顔出しで話しかける事はないんだけど、コメントのように日々の思う事を書いている事が多い。
そこに共感する女性が多いのだろう。
たまに3時起きとかで、ワンオペ状態で疲弊してるお母さんの動画が「旦那手伝え」と炎上してたりするのも最近の日本ぽい。
フルタイムだったり、パートだったり、はたまた辞めたり、いろいろ日々の事を動画にしている人が多い。

5,まとめ

世界と書いておきながら、たった4か国かよと思ったあなた。
私は英語と韓国語とベンガル語と多少のヒンディー語と中国語しかわからないので、自分の知ってる範囲でしか見てません。
でも、定期的にいろんな国の言葉で調べて動画を見ると発見があって面白いのです。
ヨーロッパや南米、アフリカの女性の生活は全然違うでしょう。
でも多分、働いてる女性の多くって、家事をして、子育てをして、仕事して毎日過ごしてるんですよね。
子どもが病気になったら「あー…」(仕事いっぱいあるのに、締め切りあるのに、夫たまには交代してよ)とか思いながら、子どもの面倒をみたりしてるんですよね。

私の曾祖母は、自分と姉の子どもを8人一人で育てる必要がありました。明治から昭和のあの時代に、文字もろくに書けない中、とても大変だったろうと思います。

私は、自分が働くだけで精いっぱいだったのに、結婚して、子どもを産んで、ひーひー言いながら毎日過ごしています。
子どもは「動画やったらいいじゃん」と言いますが、とりあえずは、たまにいろんな国のワーママの動画を見て、元気をもらいながら、頑張っていきます。






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