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島で2週間、そこには大切なものがたくさんあった

海士町に来てから、2週間が経ちました。

仕事も始まり、島の生活に存分に浸っています🌳
不安と楽しさが混ざった、
不思議な感覚を感じたあの日から2週間。

あっという間。

毎日が充実しててもう2ヶ月くらい生活している気分。

携帯を触る時間があまりなくてサボってしまいそうだけど、ふと、記録に残したくて書いてみます。

「ないものはない」

これは海士町のキーワード。
あらゆる場所にポスターが貼ってある。
意味は2つ。
①ないものはないんだから自分たちで創造せよ
②"ない"ものは"ない"=すべてここにある

これ、生活してわかったけど、本当だった。
特に②の「すべてここにある」。

スーパーもコンビニもクリーニングもカラオケも温泉もない。本当に何もない。
けどここにはたくさんの「生きる知恵」と「人の優しさ」が溢れてる。

朝、通勤する時の田園風景。
太陽が田んぼを照らしてキラキラと光るその絶景は特別だ。美味しい空気を吸いながら「今日も頑張ろ〜」となれる。

いろんな生物に出会える。

そしてすれ違う人との挨拶。
ここの町は誰とだって挨拶する。
車に乗ってる人とも、歩いてる人とも、自転車の人とも、大人や子供は関係ない。

買い物は商店。
スーパーがなくても必要な物は買える。
今まで住んでいた土地のスーパーにはたっくさんの物で溢れていた。楽しかったけど、「無駄買い」が多かったのも事実。ここにきて初めて本島って物充実してるな〜と思った。
商店に行くとおばちゃんとのおしゃべりタイムスタート。買い物もするけどおしゃべりも止まらない。

買い物のはずが、おもてなしされた🫶🏻

畑仕事 = 生活の一部。
この島の人たちは誰もが畑や田んぼをやっている印象。これも"ない"ものを自分たちで作る、生きるための一部としてみんなやっているのだと思う。
生きるって、生活するってそう言うことだよなぁと思った。
何も分からない私たちに「こうだ」とやり方を教えてくれる。ときどき方言強くて分からない時もあるけど、すごく優しい。「面倒だ」とか言ってたのに私が仕事行ってる間に肥料撒いてくれたり、耕運機かけてくれたりもした。
優しい、、( ;  ; )

小さい種、飛ばないように。。。
土づくりからやった、大変だった👩🏻‍🌾

(だからとりあえず種を植えてきた!遅)

家の鍵は開けたまま。
この島では「鍵をかける」という習慣がほとんどない。車の鍵も家の鍵も自転車の鍵も、みんなつけたままらしい。家の鍵空いてるなんて心配だよね。けど、宅配業者さんは家の中まで荷物運んでくれるし、お裾分けが玄関に置かれていたり、ありがたいことばかり。
という感じで、私の家もまだ鍵をかけたこともなければ鍵がどこにあるか分からない。
みんなが信頼、信用し合ってるからこそ、助け合って生活する町だからこその特徴だと思う。

お裾分け文化について。
👩🏻‍🌾こんにちはー!」
👴🏼「今日は何しとるん」
👩🏻‍🌾「今から〇〇します^^」
👴🏼「そしたら帰りにこれ持ってき」
👩🏻‍🌾「🥹🥹🥹」

この島にはお裾分け分がたくさんある。
いろんなものの「どうぞ」「ありがとう」が
日常で溢れている。

ないものはたくさんあっても人の優しさで溢れている。日々心が満たされている。
自分もちゃんとお裾分けできる人として、この島で生活していたい。

散歩で出会ったおばあちゃんと🍊

まだまだたくさん書きたいことはあるけど、
長くなるのでこの辺で。


会社員時代には感じられなかった幸せがここにはたっっっくさんあった。
明らかに心が元気、生きてる。

「ここに来てよかった」

まだ始まったばかりだけど、そう思えたことが嬉しかった。

みんなと美味しい🥲って言いながら食べた
貴重な納豆を添えて。

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