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在宅フリーランスには心理的安全な場所が必要

フリーランス仲間と月1で飲んだらQOLにどんな影響が及ぶのか、この6月からわりとまじめに実験している。

先日、キックオフ含めて4回目の飲み会があった。
推しの俳優について熱く語らう会となったが、それだけではない。
話があっちこっちワープしまくるのが飲み会あるあるだ。
西島秀俊と山本耕史の魅力で盛り上がるそばから、公には決してできない、仕事のグチも飛び交った。
まるで鎖の外れたブランコのような、とんでもない振り幅である。


ストレス対処力を過信していた

ふだん夫以外とほとんど話す機会のないわたしは、月1の飲み会でつい話が止まらなくなってしまう。
今日もしゃべりすぎちゃったな~と反省するところまでが飲み会と1セットだ。

その日は口と頭がちぐはぐだった。
口をついて愚痴が出るわ出るわ。頭が追いついていない。そんなに愚痴が出てくるなんて…と自分でも驚いたほどだ。
隠れていたストレスが姿を現した瞬間だった。

フリーランスは会社員と違って組織の後ろ盾がない。自分の身は自分で守るしかないので、リスクやストレスを察知する能力が自然と高まる人が多いだろう。

在宅フリーランスともなると、日々の話し相手は家族とクライアント程度だ。
話し相手が限られているために、グチってストレス発散する手段は取りづらい。だから自己解決する力もそれなりに身につく。

自分のキャパとストレス源と対処方法を掴んでいるつもりだったが、過信していたようだ。
見えないストレスがダメージの形で心や体に現れる前に、言葉として現れてくれてよかった。
ダメージを負ってからでは回復に時間がかかる。今ならまだ予防策が取れる。

いつも最後まで話を遮らず聞いてくれる2人に本当に感謝である。

リスク管理ができるフリーランスとのつながり

わたしにとって2人は安心していろいろ話せる仲間である。
気づいたらぶちまけていた愚痴も、もし相手が違ったらおそらく出てこなかっただろう。

誰にでも話せるわけではないし、話せれば誰でもよいわけでもない。
この人なら話しても大丈夫という信頼が必要だ。

否定しない
押しつけない
他言しない

「ここだけの話ね」と野暮なことを言わなくても、他言するリスクを互いにわかっている。
たまにSNSでヒヤヒヤする投稿をしている人を見かける。
「知り合いの知り合いは、もう知り合い」ぐらいに世界は狭い。下手したらクライアントが見ているかもしれないというのに恐ろしい。
そういう人にはとてもじゃないけど自己開示しようと思えない。噂好きの人も同様だ。

自己開示する相手、愚痴を聞いてもらう相手は慎重に選ぶべきだ。
「この人なら」と思えて、なおかつ気楽に楽しく話せる相手ってなかなかいない。


毎月の飲み会は今年中の期間限定だ。
仲間に依存する状態は望まないけれども、かといって自分でできるストレス対処は万全ではないと痛感した。

より精神的に自立したいものだけれども、セーフティネットがまだ必要みたいだ…。
なにより「セーフティネットがある」という事実だけで心の安定感が違う。
つながり、大切にせねば。

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