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30代で休職を経験した自分

初投稿です。
noteは見る専でしたが、いろいろあって書いてみようと思うようになりました。
SNSだけではなくnoteにも備忘録として今回のことを残していきたいと思っています。


1.そもそも休職したわけ

一言で言うなら「キャパオーバー」でした。
持っている仕事が捌ききれなくなって、終わらせようと生活を削ったら体調がおかしくなってしまいました。

上司と2人の環境だったのですが、新しい部署だったからか仕事がどんどん降ってくる状態でして、
ハードルの高い業務もあったりして毎日残業はしていたと思います。
上司も忙しく、業務についてなかなか相談できずにいました。残業もある程度はしてもよかったのですが、「大体月このぐらいは認める」みたいな暗黙の了解があったので、業務時間外に片付けることも多く、休日も焦燥にかられてました。
次第にタスクの整理ができなくなったり、なにか言おうとすると震えたり、上司もタスクが終わらないのを不審に思ったのか言及されました。
身の回りのことだと、トイレに行かない(座ってばかり)、食事しながら仕事(昼食は特に)、シャワーが朝になる(面倒になる)、といった感じでした。化粧も適当でオンライン会議のときはひどい顔だったと思います。

そんなことが続いてあるとき
「仕事ができなさすぎる、もう生きてる感じがしない」と空虚感でいっぱいになってしまい大怪我でもして仕事できなくなればいいとか思い込み始めたんですね。
自分の存在価値がない気がして泣きました。これも仕事をしながらですが。
誰でもいいから話を聞いてほしいと思って、社内のお悩み相談室にSOSみたいなメールを送りました。
すぐ心療内科の診察を強く進められて、行ったら適応障害と診断されたわけです。休職期間1ヶ月で、うつ病の1個手前だったようです…。

2.休職期間が始まっても、休み方がわからない


最初は休むことが大事でした。
自分は体調不良で休み、心療内科に行って診断を受けてきたので、職場に大きな迷惑を掛けました。
当たり前ですが、仕事のことがずっと頭から離れなかったです。
せめて連絡は見ようと、しばらく仕事用の携帯は持っていました。メールや通知でビクビクしながら過ごしてたのですが、絶対にやっちゃだめですね。
ここで言う休みは、仕事明けの土日休み祝日とかじゃなくて、療養のための休みの意味です。自分に必要なのはストレスの原因(仕事)を遠ざけることでした。
病院の先生曰く「仕事がない生活で、自由に過ごしてください。その代わり昼夜逆転だけはしないように。」ということでした。
旅行にも行っていいですよと言われましたが、自分にはできませんでした。

休み方って難しいですよね、意識して休むことがすごい大変でした。
最低限規則正しい生活を送れば良さそうだったので、まずは下の3つを守るようにしていました。

①1日3食必ずとる
②1日5分でも運動やストレッチをする
③インターネットで検索しすぎない


上2つは以前からやってきたことなので、やめないことを意識しました。
自分にとっては③が1番重要で、不安定な気分のときはSNSやネットの意見などをめちゃくちゃ見ていました。

この時期は「休職した自分はダメ人間」「社会人として終わった」という思い込みが強かったです。確証バイアスというのですが、思い込みが正しいことを肯定するためにそういった情報ばかり集めてしまうそうです。
自分の場合は「社会人として終わった自分」になる証拠を掲示板や知恵袋で調べまくっていました。30代で休職なんて、もう人生おしまいだと思いながらです。「まだ終わっていないし、休職しても職場復帰できますよ!」という意見があっても無視していたんですね。
そんなことをしていたら1日に8時間スマホを見ている日があったみたいで、他のことに集中しようと思い、すぐにやめました。

3.休み方を参考にした動画(と書籍)3選

身近に休職した友人や知人もいないので、参考にするのは動画と本でした。
以下 適応障害 休職 過ごし方 で調べながら見ていったものです。
休職初期に見てよかったと思ったので紹介させていただきます。

こちらは【悪影響だった】うつ病で休職中に絶対にやってはいけない【3つの事】-メンタル崩壊NGレベル-
休職中にしていたらダメな事を紹介している動画です。ネットの暗い話、友人のSNSなど、身体的よりも精神的な方面でとりあげられていて結構参考になりました。

2つ目は 初めて休職される方へ。適応障害の治療の流れについて解説します(メール例文つき)【精神科医・益田裕介/早稲田メンタルクリニック】
適応障害とは?から、治療について、休職中の流れについて解説されています。コメント欄でも様々な方がいたので参考にしました。

最後は 休職中の過ごし方~社会復帰するまでにやったこと・おすすめのマインドセット法~ 休職して分かったこと Kindle版
ちょうどKindle Unlimitedの期限が残っていたので無料で読んだ本です。
部分的に参考になったところがあり、すべてがおすすめの過ごし方ではありませんでした(資格の取得など)。ただ、noteを書くきっかけになった本でもあります。

4.残り2週間の焦燥感、お金がない

療養生活をしていると1日がすごく早く終わっていきます。
旅行はしませんでしたが、好きだったゲームをしたり、溜め込んだ本を読んだり、Pythonを勉強してみたり、自由に過ごしていました。(Pythonはちょっとやってみたかったので)
通院と薬で体調を整えているうちに、「あと〇日で休職が終わる」というタイムリミットを気にするようになります。今まで遠ざけてた仕事について、復職の焦りと不安がだんだん強くなっていきました。
朝起きると「もうすぐ復職しなきゃ」と思いながら朝ごはんを食べて、夜は「明日が来るのが嫌だ」と憂鬱になって寝る生活でした。

この時点で復職できる状態ではないのですが、本当に仕事復帰に焦っていた自分は、お金の方面でもだいぶ気にしていて、それも焦りに拍車をかけている原因になります。
傷病手当金の制度があるにしても、給与は入ってきません。
傷病手当金は、休職期間が過ぎた後に医師に記入してもらうので、それから申請の処理があって2か月くらいかかるようなのです。
休職中は、賃料も電気代も水道代も住民税も請求されてきます。
もうカツカツの状態なのです。貯金を切り崩して生活していましたが、収入がないのに請求が来る恐怖に耐えられませんでした。

休職期間が終わる1週間前、先生にすぐ復職の意向を伝えました。
「まだ早すぎるし、焦りがよくない、もう少し休むべき」と休職延長の診断が下りて、復職に焦っていた気持ちが悪い方に出てしまいました。

5.結局1ヵ月で復職は難しかった

休職期間はあくまで1ヶ月だったのですが、てっきり1ヶ月の間に復職する期間だと思い込んでいました。
実際は1ヶ月の休職期間でまずは療養して様子を見る期間でした。先生から改めてそう言われて、もっとゆっくり回復に専念しようと思いました。
もし1ヶ月の休職期間と言われても、1ヶ月で復職できるかどうかは医師の判断が必要なので、焦る必要はないのですね。
休職届をまたもらってきたので、会社にはさらに1ヶ月の休職延長を申請して今に至ります。1ヶ月の休職期間はかなり短いです。最初の休職初期に全然休めていないと、あっという間に2週間ぐらい過ぎてしまいます。

自分は休職に罪悪感をそこまで感じずに過ごせたのですが、これは会社の対応のおかげかもしれません。何か休職について文句の1つでも言われていたら悪化していたと思います。
会社は休職制度を設けているので、延長したからにはちゃんと休んで復職できるように体調を整えていこうと切り替えました。
お金の焦りは未だに消えませんが、後々傷病手当金が入ることを忘れずに貯金を崩してなんとかやっています。お金はもう仕方ないと割り切る勇気が大事です。
あとは不用品の整理をしてフリマアプリで食費ぐらいは賄えています。これは時間に余裕があればやったほうがいいと思いました。

ここまで書いてタイトルと合っている記事なのか心配になりましたが
少しでも記事を書いていけたらいいですね。


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