秘めた思いをアクセサリーで表現する
自問自答ファッション流三種の神器「靴・バッグ・アクセサリー」の中で、アクセサリーだけは自分の「軸」よりその場のときめきを優先して買ってきたように思います。
今回の記事は、その場の勢いだけに任せずに、初めて自分自身の思いと真剣に向き合って買ったアクセサリーのお買い物記録です。
なぜ真剣にアクセサリーを買おうと思ったのか
手持ちのアクセサリー
アクセサリーは、種類ごとに持っている数に差があります。
数が多いのはネックレスとイヤリング(+イヤカフ)です。
イヤリング・イヤカフはほぼ全てが自分で選んで買ったもの。
だいたい即決しているのでお気に入りもあれば少し使いづらいものもある、という感じです。
お気に入りはpatterieさんで購入したもので、これまで買った3種類は全部飽きなくて大好き!という素晴らしい打率を誇っています。
一方、ネックレスは自分で買った物がほとんどなく、大半が親戚からの貰い物。
値段はわからないけど、本物のパールを使ったものや一粒ダイヤなど、自分で買うには高いと感じそうな質の良いアイテム達です。
どれも上品でいろんなシーンにつけて行けるデザインで、思えば特別大好きというほどではないけど、それなりに気に入っています。
数は十分あるし、今あるものをちゃんと使おうとしたくて、ネックレスは自分ではあまり買ってきませんでした。
たまに気分転換に自分で買うこともありましたが、安いものを買ってはチェーンの色が剥げたら気軽に捨てる、ということの繰り返しでした。
自分の心と合ったアクセサリーが欲しい
アクセサリーを真剣に選ぼうと思ったきっかけは、このnoteでもよく登場するスタイリスト・あきやさんが講演した、幻冬舎大学のアーカイブを見たことでした。
思えば、ネックレスはイヤリングと並んで顔の近くにつけるものだから、自分の印象を大きく左右します。
それに、心臓に近い位置につけるものでもあります。
自分のハートに近いものを貰い物で済ませるなんて、もったいないのでは?という気持ちがむくむくと湧いてきました。
また、幻冬舎大学のアーカイブで印象に残った公園とモードの話から、自分の目指したいスタンスがくっきりと現れてきていました。
服では穏やかで平和な感じを出しつつ、アクセサリーで心に秘めた反骨精神を表現したい。
優しそうに見えるけど、舐められたくはないと主張したい。
あえてわかりやすく強さを身に着けることで、都合の良い人扱いされないよう相手との適切な距離を保ち、リスペクトできる関係性を築きたい。
私は獅子座でもあるので、思い浮かんだイメージが「ライオンのたてがみ」でした。
概念としてのたてがみをアクセサリーの形に落とし込むなら、金の存在感があるネックレスがいい。
直感的に決まりました。
とはいえ、存在感ある太いネックレスは買ったことがありません。
これまでの職場ではつけづらい、派手に見えそうだと思って遠慮していたのが理由です。
具体的にどんなものがあるのか、どんなものをつけたいのかイメージがわかなかったので、まずはネットで下見することにしました。
アクセサリー探しの旅
ネットで下見
早速検索してみると意外と見つかります。特にハイブランド。
もしかして、流行ってる?強い女に見せたい人が増えてるってことかな?などとわくわくしながらイメージを膨らませました。
思い描いたイメージはこんな感じ(画像は公式サイトから引用しています)
ジルサンダー
ジバンシィ
ヴェルサーチェ
うん、どれも強そうだ。
ライオンのたてがみ感、伝わったでしょうか?
お店に行ってみる
つけてみたいアイテムのイメージが固まったので、早速実店舗へ。
今までと違うタイプのネックレスを長く使い続けられるか自信がなかったので、上で挙げたブランドはほぼ行かず、現実的な価格設定のお店を中心に回ることにしました。
しかし残念なことに、
店頭にはごついネックレスがない・・・。
当時は7月末で、まだ秋冬用の重みがあるアイテムが少なかったこともあったかもしれません。
でも、今から試着がしたい。秋物が揃うまで待てない!
そんなわけで、新宿のルミネを中心に、店頭で目についたものを片っ端から、全部で15個くらい試着しました。
実際につけてみると、金色の太いネックレスの中で何が自分に合うのか、解像度が上がってきました。
チェーンらしいチェーンのネックレスを私が着けると、ただの鎖にしかならないことが判明したり。
ボールチェーンは丸い形がかわいく見えすぎてイメージと合わないかもと思っていたけど、意外とよかったり。
上で画像を載せたのとは違うデザインだけど、ジルサンダーで試着したボールチェーンのネックレスが素敵で、それを超えられるかが買うかどうかの一つの基準になりました。
結局、試着した中から候補を3つに絞り込みました。
冬は厚手のハイネックニットを着るので長めにできるものがいいと思い、一番短いものを外して2つまで絞ります。
片方は職場でもギリギリいけそうなデザイン、もう片方は休日専用かな?という雰囲気。
どちらにするかは決め切れず、在庫がどのくらいあるか確認した上で一旦帰って温めることにしました。
ところが、その翌日のこと。
元々仕事が忙しいタイミングに、新メンバーの受け入れと中心メンバーの体調不良が一気に襲い掛かってくるという地獄が発生・・・。
週末にネックレスを買わなかったことを後悔しました。
私には、心を強く保ってくれるネックレスが必要だ。(確信)
・・・そんなわけで結局、2つとも購入したのでした。
アイデンティティを表現できるアクセサリーを買ってみて
こういうものを買いました
・ホワイトゴールドの極太で平たいチェーン(平日用)
・イエローゴールドのでかいボールチェーン(休日用)
今回、購入品の画像は無しです。
バッグを買ったときは意気揚々と写真を上げたくせに、アクセサリーは写真では見せたくない気持ちなのです…。一点ものじゃないのにね。
心の深いところにリンクしているような気がして、大っぴらにしたくない気持ち。
まさに「アクセサリーはアイデンティティ」です。
実は、イエローゴールドの方はパーソナルカラー的にいまいちです。
ゴールドはNGではないものの、黄味が強いとちょっと似合わなくなってしまいます。
それに試着してみて正直、ちょっと粒が大きいかも?とは思いました。
けど全身鏡で見た時のコーデのキマリ具合が気に入ってしまって…!
目力でつける覚悟で購入しました👁👁
BEN AMUNというブランドのもので、後から調べたら「wearable art」というコンセプトらしい。
まさに「身に着けるアート」という気持ちでファッションを楽しんでいたいと思っているので、デザイナーの方と自分の感性が一致したように思えて嬉しかったです。
ホワイトゴールドの方は、イエローゴールドの方だと過剰になってしまうときにうまくコーディネートを調整してくれます。
アイデンティティを表現しつつも、社会性をしっかり保ってくれる万能ネックレスです。
今の勤め先は服装のルールがゆるいので、出社する日も普通につけられます。
実際に使ってみて変わったこと
実はこの記事、実際にネックレスを買ってから公開するまでに1ヶ月ほどかかってしまっています。
本当はもう少し早くアップしたかったのだけど、買った後のことが書けるのは、少し時間を置くメリットかもしれません。
この1ヶ月、2本を日によって変えながら、ほぼ毎日つけています。
たかがネックレス、されどネックレス。
つけるようになって変わったことがいくつかあります。
①ファッションの完成度が上がった
寂しくなりがちな首回りがいい感じに盛れて、ファッションの完成度が上がりました。
かなり太いけど自分的にはバランスがいい仕上がりです。
今までのネックレスは細すぎたのだと気づきました。
太いだけに重さがあるので、最初の1週間~10日は普段より肩が凝りましたが、ほぼ毎日つけているうちに慣れました。
②アクセサリーをお手入れするようになった
これまではアクセサリーを外した後はそのままケースにしまっていました。
ネックレスを買ってからは、色が剥げたり変色するのが嫌だし、綺麗な金色の状態でつけたいので、外した後にさっと拭くようになりました。
お気に入りのモノを大事に使えている感覚は心地いいです。
③マインドセットが変わった
他の人に対しては、「穏やかで控えめに見えるかもしれないが、芯は強くて心の中にはライオンが住んでいる」と示すために。
自分に対しては、心を強く保ち、ネガティブな感情を受けても自分と相手を切り離すためのお守りとして。
そんな気持ちでネックレスをつけています。
実際ネックレスを身に着けるようになってから、気持ちを強く保てるようになりました。
問題が起きても、必要以上に自責思考にならず、起こった事実と自分の人格や感情を切り離して考えられるようになったと思います。
他人の感情を自然と受け取ってしまう人は、意識的に境界線を作ることが大事だといいます。
私の場合、ネックレスが人との心理的な境界線を作ることに役立ってくれました。
***
自問自答ファッション流三種の神器もあとは靴だけ。
最初に買うことをおすすめされているはずの靴が最後になってしまっています…。
実は買う靴はだいたい決まっているので、靴の購入レポを上げる前にアクセサリーの購入レポも上げてしまいたくて、ちょっと急いで書き上げました。
もう少しで三種の神器が揃うと思うと楽しみすぎる!
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