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振り返り⑥

準備から怒涛の6日間の百貨店催事出店までやく1ヶ月半は正直気持ちの余裕がなく 気持ちは乱高下だった

それでも催事に出店したお店9店舗の中で総売り上げトップという結果に至り、心配していた諸々の費用を差し引いてわずかながらも利益が出た(東京から大阪へ食材や容器などを宅配便で送らなければならなかったので運送料、宿泊費などかかるため)

兎にも角にも、なかなかできない体験だったし「百貨店の催事出店する」ことがいかに大変かを身をもって感じた 

そして「どんなに大変」でも、お客様の「美味しかった」「また来たよ」の声を聞くと「疲れが吹っ飛ぶ」感覚も味わった

ようやく肩の荷を下ろしたと思ったのも束の間・・・・


☆主力スタッフの退職


私たちが大阪で百貨店の催事出店に目まぐるしくしているころ、東京の実店舗は主力若手スタッフが守ってくれていたのだが、なんと催事を終えて帰京すると同時に辞めてしまった

すぐに穴埋めできるものでもなく、私が現場に引き続き入ることとなった

とはいえ、私は調理はできないので「盛り付け・ホール対応」くらい

そもそも、私が手伝う予定になっていたのは飲食店の現場ではなく、事務系・デザイン系の仕事だったのに

一時的なものと受け止めて現場に入る

☆え??このタイミングで店舗が増える???


スタッフ不足のまま、百貨店の催事から間髪入れずに「期間限定の新店舗」を出すという話を姉がもってきた

というか、姉が1人で進めていた話で彼女はやる気満々だ

スタッフが足りないのにどうするの?(先にやめたスタッフの穴埋めもできてないのに)

結局、現存の学生アルバイトスタッフの紹介でアルバイトを雇って新店舗をオープンする運びとなった

新店舗オープンに期待を膨らませる姉の「想い」と諸々の準備をしなければならないスタッフと私の「想い」の方向は正直同じ方向ではなかった

姉は尊敬に値するほど「アイデア豊富」だ 

だけど、それを「形にする」ために必要なことを手伝う側は本当に大変

☆突貫工事でなんとか準備完了


期間限定店舗の話を聞いてからオープンまで約2週間
当初、姉の希望は準備期間1週間・・・(どう考えても無理となんとか2週間にして貰う)

その2週間で新店舗で使うスタッフの衣類、容器・調理器具などの準備、店頭に掲示するポップの作成などなど既存の店舗も営業しながら突貫工事

なのに重大なことを見落としていた

姉は「施設側で貸してくれる」と思っていたというのだが、レジは各店舗で準備しなければならなかった・・・・

はぁ、、またか・・・なぜこう「抜け」が多いんだ!!!

百貨店催事の準備を思い出す(笑 

期間限定の店舗のために据え置きのレジを購入するのは無駄なので、タブレット式のレジを検討する 使用条件や料金、申し込みから利用開始までかかる期間などなどをくまなく見て決めねばならない

なんとか1つに決めて申し込み、必要なカードリーダーの購入手配などをして、届いたら届いたでレジの設定などをした 電子マネーによる支払いができるまでに数日かかるとのことだったが、現金とクレジットカードによる支払いについてはオープンに間に合った

ここで思った

最初から店舗に関わる書類を見せてくれていたら、こんな間際に慌てずに済んだのに・・・と

☆営業スタートするも予定期間の半分で撤退


新店舗は駅ビルにあった
駅と直結、周囲は大小飲食店が立ち並び賑わっている だから「客足も良いだろう」という予想だった

搬入の段階から気づいていたが、駅ビルとはいえ店舗への誘導がわかりづらく、一つ下の階に某大手コーヒー店が入っているため利用者はそこで止まってしまう

駅ビルのルールもあって、1階の目立つ場所に看板も置けない 外から見える窓にポスターを貼ることもできない

頼りは既存の店舗のお客様とお店のSNS周知を見て足を運んでくれるお客様のみ
たまたま通りかかって入るような人は皆無

駅ビルに相談して「ビラ配り」の許可を得てビラを配ってもあまり効果もなく

日増しに少しずつ客足が増えたが期待には及ばず 
あと1ヶ月続けても「劇的な売り上げ増」はないだろう、もしくは挽回しても最初の1ヶ月分を賄えるほどは見込めないだろうということで

☆お互いにとってよくないので離れることにした


◆姉妹が故に口うるさくしてしまう

人には得手不得手がある、1人で全てを担うわけじゃなし、なんで「期間限定店」をオープンすることを決める前に関わる主要スタッフに情報共有しなかったの!と姉妹が故に「ギャンギャン」(文字通りに)と言ってしまった

さらには既存店舗のことや進めていた事業のことなど

この時の私は「なんで分かってくれないんだろう」「何度も言ってるのに」という「外側(姉)へ向けた期待や改善」だった

契約書とか書類を事前に共有してくれていたら皆なで目を通して「レジの準備が必要なこと」「期間途中で退店の場合は違約金がどれくらいかかるのか」など把握できたのにとか もっと言えば新店舗をオープンすることもなかったかもしれないのに

今なら「外側(姉)」ではなく「内側(自分)の問題」と捉えてもっと早い時点で「自分と向き合う」ことができただろう (内側が外側、目の前に起きていることは全部自分の内側が引き起こしたこ)

◆はたと気づく

既存店1店舗となったがスタッフ不足は変わらず、手伝いと気疲れで心身ともに疲れていた 

しかし、はたと気付いた

「これって自分がやりたいことなの?」
「OL辞める時に“やりたいことをするため“って思ってたよね?」
「“(潜在的に)強く感じていることが現実化する”のなら、姉のやりたいことを私が勝手に心配して不安になってたら“心配と不安”が来るんじゃないの?」

もっというと、姉の「やる気」を私が妨げてない?

元々「引き寄せの法則」を教えてくれたのが姉、そこから興味を持って「宇宙理論」「波動の法則」へと幅が広がっていった それは姉も同様だった

だから姉自身も「気分よく」「0地点で」と気持ちを保とうとしているのに、私が感じている不安を彼女にぶつけることはよくないなぁ そもそも「宇宙理論」って「他人を変える」ことはできない、「他人を変えたいならまず自分が変わることが大事」なのに

「お互いにとってこのままではよくない」と感じると同時に「飲食店の現場がやりたいわけではない」という自分の気持ちに従い、姉の飲食店の現場から離れることに(写真やデザイン系の仕事は引き続き)

☆ここから仕切り直し


自分の気持ちに従って、ほぼ「無職」に(不定期に写真・デザイン系の仕事やフォトストックサイトで写真販売は継続)

「自分探し」が始まった

「死ぬまでにもう一度イタリアで“住む”感覚を持てるくらいの期間(1ヶ月以上)滞在してみたい」という漠然とした夢があったので、「いつ行けるかわからないイタリア滞在」に向けてイタリア語の復習を始めた

あとはいろんな方の中から「吉岡純子さん」のYoutubeやX(当時はTwitter)、Instagramを主に聴くようになった 彼女の人柄、声・口調、説明の仕方が自分にとって1番しっくりきたので

OLを辞めた時の「自分のやりたいことやる」ために、ここから仕切り直し

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