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ワーママ部長 転職をふりかえる_2 転職において『決めたこと』3つ

初めての転職ではないけれど15年ぶり、アラフォー超えてからの転職活動。
多少の失敗はしてもいいけど、致命的なレベルの失敗は避けなくてはならない。私は、この転職で大切にする『3つのこと』を決めた。

1:仕事/会社選びの軸を決める

当然だが、まずは「どんな仕事/会社を選ぶか?」の軸を決めた。
私が決めた軸は2つ。

・ワークライフバランスがとれる

子どもと向き合う時間を作るために転職をするのだから、当然、ワークライフバランスが取れることを重要視した。「もっと稼ぎたい」わけでも「もっと色々な経験を積みたい」わけでもない。
価値は提供するけど、絶対に自分の生活を搾取されない。

・経営者と話ができる

SNSでは便宜上「ワーママ部長」としているけれど、本当はもう少し職位が上で、私が次に目指すステージは役員だった。
その立場からの正直な感想としては「会社って結局、経営者のものだわ」
(高い視座から見れば違うだろうけど、働く人間にとっては経営者は絶対)

ゆえに、経営者と対峙できない会社で働くことは、教祖の見えない宗教に入信するようなもの。それは避けたかった。

2:許容範囲を決める

次に、「思い通りにいかない条件をどこまで呑むか」を決めておいた。
年収は何割まで下がってもよいか?事業立ち上げのオファーを受けるか?フルリモートをマスト要件とするか?
など、
年収の多寡や勤務地、勤務形態、求められる期待値、その他におけるまで自分が許せる範囲を定めた。

キャリアアップのためのキラキラ転職ではない。けれど、自分のキャリアはないがしろにはしたくなかった。

3:心構えを決める

自分が選んだ道とはいえ、15年働いた会社を辞めるのには、葛藤があった。

成人した100人以上の部下よりも、1人の6歳児を優先するとは決めたものの、それでも、自分を信じてくれている多くの部下を見捨てていく、という事実は、上司としての私の心を苛んだ。

部下を捨てて、今ある責任から背を向けて、どの面下げて新しい会社で働くんだろう
転職を決意しても、しばらくは、違う場所で働く自分の姿がなかなかイメージできなかった。

こんなとき、ドラマなんかだと恩師や家族の言葉で救われたりするのかもしれない。けれど、そんなことは現実ではとくに起きない。
自分で自分を納得させる以外ない。

いまある心残りは、新しい天地で返していく

そう反芻しながら、履歴書を書いた。

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