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ワーママ部長 転職をふりかえる_3 家庭を大事にしたい転職で注意したこと

職歴書を書くことは意外と難しかった。
今回の転職では2つの点に注意して進める必要があったからだ、

注意点1:成功の定義をすりかえないこと

今回の転職のきっかけは「育児のステージが変わった」こと。
最優先すべきは、家庭を大事にすることができる新天地への移動。

転職活動を始めた途端、それらが

「新規事業立ち上げを任される」
「社長直下で右腕となって采配を振るう」
「全国を飛び回る」

といった転職用語的な成功とすり替わらないように。

そういった「爪痕のこしたる!」と息巻く世界線にいること自体をやめたいんだっつの。忘れるな。自分自身にくぎを刺した。

注意点2:有利に交渉を進めること

ただでさえ、転職活動は金銭面や条件面で自分に利益があるように進めなくてはならない。そこに「家庭」という軸が加わると、より交渉が難しくなる。

カードを切るタイミングはいつか?

「家庭を大事にしたい」という望みは、人として至極当然であるにも関わらず、転職では不利なカードのため、出し方を誤ると「甘えたこと言ってんじゃねえぞ」という扱いになる。
正論。自分だって採用側だったらそうなる。

そんな中で自分に有利に進めるためには「家庭だいじ」カードをいつ切るか?

私は、「後出し」のカードとして控えておくべきだと思った。

そもそも、職歴書やレターに家庭について記載すると、「いきなりポエム言い出した人」みたいになる。仮面ライダーの仲間に「すみっコぐらし」が入ってくるような異世界感。

なので、転職の世界線では転職の強みだけを「だけ」を記載したほうがいい。仮面ライダーでいう必殺技を書いておく。すみっコぐらしの「とくぎ」は書かない。

その切り方が許されるフィールドはどこか?

でも、どんなに「俺ってすごいですよ」と強みを強調しても、最終的に有利な条件を獲得するためには、「家庭だいじ」カードをどこかで必ず提示する必要がある。

後出しでカードを切れる状況とは何か?

それは、自分が求められている状況に外ならない。

自分から告白はしない。
相手からされた場合のみ「そんなに言うなら、この条件なら付き合ってもいいけど」とOKする。

誰しも「家庭」「仕事」の両方がある。最終的に、その世界線は交わってる。この人と話してみよう、と思ってもらえさえすれば、あとはつながった世界として理解してもらうことはできる。
大事なのは「第一印象を魅力的にしておくこと」

そんなわけで、私の転職活動は、ほぼ「声かけられ待ち」となった。

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