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いまふたたびの読書

ここ15年ほど、読書から遠ざかっていた。厳密にいうとビジネス書や実用書、漫画は読んでいたけど、それ以外から遠ざかっていた。

戦場で本は読めない

私の場合、ビジネス書(と漫画)以外を読まなくなった時期と管理職になった時期は相関している。管理職になったくらいから、文学やノンフィクションが怖くて読めなくなった。

戦場で本は読めない。真剣を突き付けられているときに、戦術書以外は読めない。心を動かす本は 特に。心という器の閾値を下げ 感情をあふれさせてしまったら、私は生き馬の目を抜く
世界で自分を守ることができなくなる。なんか漠然とそう思っていた。

そんな日々を経て 社会人としての立場を築き、子を産み、ふたたび「読書」に帰ってきた。実家に帰ってきたような気恥ずかしい感覚があるけれど、何はともあれ帰ってきた。今年は本を読む。

そんなわけで、1月2月に読んだ本

SF系

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上(アンディ ウィアー)
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下(アンディ ウィアー)
地球上の全生命滅亡まで30年……。
存亡の危機に瀕した人類は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を発動。遠く宇宙に向けて最後の希望となる恒星間宇宙船を放った……。(Amazonより抜粋)
映画化が進行中。あの世界をどう表現するんだろう。ぜひ観たい!
と思いつつ、世界の広がり・心の通わせ方など文章ならではの表現も多く、書籍で読むことでより深く楽しめると思う「♬♪」「質問?」

ノンフィクション

子どもたちの階級闘争
UKの貧困地区にある託児所に視点を置き、社会の分断を鋭敏に綴った2017年第16回新潮ドキュメント賞受賞作。
7年以上前の本だけれど、2024年現在、子どもたちを取り巻く環境への示唆に富んでいる。

ビジネス

GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた
仕事のために読んだので活かせる部分は多々あるけれど感想はない。
マネジメント観点でリモートの限界を感じている側としては「ここにコスト投下して得られたリターンとトレードオフになっているものの存在を強く感じてしまう。

教育・知育

高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法
下剋上受験
我が家はこうして読解力をつけました
私は基本「佐藤ママ信者」なのだなと感じた。佐藤チルドレンと呼んでいただいても差し支えない。

感想を書くと「感想を書くためのチョイス」になってしまうので、極力感想を書かないほうが良さそうだな。
過去にも、映画をたくさん観て感想ブログを作ろうとしたとたん、ミニシアター的おしゃれ映画ばっかり観たことがあった。
同じ轍は踏まないようにしたい。

でも、今年は本を読む。(大事なことだから2回)


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