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第3話 安心、安全にお客様に届けるために

こんにちは、Plum Bloomオーナーの柘植亜美(つげあみ)です。
このnoteでは、2021年1月22日~26日に開催したアジアの雑貨を販売するイベント『TOKYO ASIAN MARKET』のVol.2の裏側について綴っています。

【これまでのお話】
第1話 はじめに|小さなイベントの作り方第2話 コロナ禍でもイベントを開催しようと思ったワケ

今回からは、イベント運営の具体的な方法についてお話しをします。
第3話の今回は、「イベントに出店する場合ってどういう風に費用が発生するの?」についてお話しします。

物販イベントの基本形式は「ブース出店型」/「委託販売型」の2種類

イベントに出店する場合にかかる費用の発生の仕方は、ブース出店型か、もしくは委託販売型かによって、変わります。

ブース出店型とは:イベントにおける基本的な出店形式です。主催者が設けたイベント会場に、自店舗のブース(場所)を借りて出店することで商品を販売すること。一般的に物販のイベントでは、ほとんどブース出展型の形式で、出店者は主催者に費用を支払います。この場合、出店者は、自店舗のブースで接客を行います。期間限定で行われるイベントはほとんどの場合この開催形式をとります。

委託販売型とは:イベントでは少しレアな出店形式です。主催者が、商品を売りたい出店者の方から、商品をお預かりしてイベント会場で販売する方法。出店者に費用は、商品の売り上げ×委託費〇〇%またはブース出店形式と同じく固定費用を支払う形となります。この場合、出店者は、直接お客様と対面することは基本的にはありません。
委託販売型は、固定で店舗を構える店舗で、商品を展示・販売したい場合に多くみられる方法です。

なお、費用の支払い方法はざっくり分けると「固定型」「チャージバック型」の2通りあります。

(1)固定型…出店者は出店料をイベント主催者に支払います。お客様は各ブースにてお会計をし、売上から一部費用を支払うチャージバックが発生することは基本的にはありません。

(2)チャージバック型…主催者が持つ会計システム(レジ)を通してお客様がお会計をする場合は、チャージバック形式を取ることもあります。百貨店での開催などによく見られます。

出店費が固定の場合の立場別の要素は下記のとおりとなります。

規模が大きいイベントのほとんどは固定の出店費を支払う形式です。売れるか売れないかに関わらず費用が固定で発生する場合が多いので、お客様の来場数が出店者の売上を左右します。そのため、主催者はメディアやSNSなどを活用し、イベントのPRに力をいれて集客力を高めることで、出店者の販売先の担保に尽力します。(もちろん各店舗のファンの方にきっちり訴求することも重要です)


また、ブース主点型の場合でも、仲間同士など、もともと信頼関係があるメンバーで開催する小規模イベントの場合は、固定の出店費をとらずに売上からのチャージバックだけにする場合もあります。店舗別精算にする場合、主催者は各店舗の売上を正確に把握できないため、チャージバックする金額は店舗側の自己申告になります。そのため信頼関係がないと難しいやり方です。

TOKYO ASIAN MARKET Vol.2は委託形式

TOKYO ASIAN MARKET(以下、TAM)では、Vol.0をブース形式で出店料はチャージバック式、Vol.1では同じブース形式で固定の出店費をいただく形で開催しました。

本来東京アジアンマーケットには、出店者とお客様が交流を通して一緒に楽しめる場所になってほしいという想いがあります。対面で交流することを前提にしたブース形式で直接出店していただくと、それぞれの店舗の人が接客をすることとなり、必然的に多くの人が同じ場所に滞在することになります。コロナ禍という状況を踏まえ、今回の東京アジアンマーケットでは、お客様と出店者の安心・安全を第一に考えることにしました。そこで、Vol.2については、主催者が出店者から商品をお預かりし代わりに販売する「委託形式」にて開催することにしました。

それぞれの店舗の人が直接接客できることの最大のメリットは、直接お客様に自信の商品をアピールし、現場のリアルな反応をキャッチできる事です。今回委託形式では主催である私がすべての店舗に代わって接客を行うため、出店者の方に代わり、それぞれの出店者の方の想いや商品の魅力をしっかりアピールし、お客様のご要望やお声があればそれを出店者の方にお伝えすることに注力しました。

委託形式を選択した事で良い結果を生み出すことにつながったのですが、そのお話はまた別の回にさせていただきます。

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今回のnoteはここまでです。
次回はイベントの5W1Hの決め方についてお話しします!

みなさん、またお会いしましょう~!

Plum Bloom 柘植亜美(編集 中村めぐみ)



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