関係者から聞いたどうでもいい話50〔有料&購入者様も他言無用で願います〕


信頼できる人から聞いてますが、証拠・証明はできませんし、ほんとだろうが嘘だろうが、たぶん誰も傷つかないだろう内容です。


一本立ちのとき


師匠や師匠筋から離れて、一人前になることを、一本立ちする、とか、一本になる、とかいうのだが、多分語源は

それ一本で食べていく

とか、そんな言葉なのではなかろうか。
私は最初の仕事を故・星山博之さん(機動戦士ガンダムとかのメインライターさんでした)に紹介していただいたのだが、テレビ制作会社の事務もしていたので、ある意味片手間にも思われてただろうな。
会社をやめる決断は、星山さんからのこんな電話がきっかけだった。


NHKで、スプーンおばさんが始まるんだけど『あなたは会社員だから』断っといたよ。


があああああん!!

ちゃんとお勤めしててえらい

って、ハットリくんを紹介してくださった氏が、その氏が、

『会社員だから』だめだと言った!!!!!

パーマンも始まって、仕事は二本になっていた。
制作会社に入れてくださった上司~アニメシナリオをやっていることは、この方にだけは言っていた~に相談すると、

プロデューサーを三人知っていたら食べていけると俗に言われている

と言われた。
三人。
局プロと、制作プロと、代理店プロ、で三人、ではない。
制作プロ、それも同一社でなく例えば、

東映と東宝とジブリ

とか、

TMSと東映とタツノコ

とか、全く別の会社の方がいいのは自明の理だ・・・


そんな折、ハットリくんのライターの人にも星山さんに近いことを言われた・・・


みんな一本で食べてるんだからさ、自立しないと対等じゃないんじゃない?
他のライターにも失礼だよ

失礼なのか!!!

私はちょっと慌て気味に会社を辞めた。
ライター仲間への“失礼”を終わらせるために。
でも

辞めました!

って報告したら、その先達、

が、頑張ってね

と身を引いて、

俺ハ知ラン

の態だったけどね・・・


一本になるときに起きること


弟子筋の人なら師匠に、業界の勤め人なら会社に

梯子を外されることはよくある話。
私は社長に陰で、

あいつには仕事を出すな

って言われていたし、当時の親友(弟子筋だった)は独立してから一時はパタッと仕事がなくなったそうだ。
彼女の目から見ると、私は業界につてがないのに仕事がガンガン入ってくる感じだったようで、私てきには彼女のほうが、つてもあって、交流もあると見えてたけど・・・

あとから聞いた話では、彼女は

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それでも地球は回っている