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nhkr1 歌手活動40年 薬師丸ひろ子”小春日和”曲目、まとめ。阿部渉

曲目

ささやきのステップ
紳士同盟
語りつぐ愛に
セーラー服と機関銃
あなたを・もっと・知りたくて
メイン・テーマ
ステキな恋の忘れ方
探偵物語
元気を出して※光石研リクエスト
潮騒のメモリー(ライブバージョン)※大友良英リクエスト
WOMAN~Wの悲劇より~
戦士の休息
コール※森山直太朗リクエスト
Come Back To Me~永遠の横顔~
あなたの言葉※作詞も

セーラー服と機関銃

阿部渉:40年前は中学2年(※あっ私と同い年)

薬師丸:素晴らしい方に楽曲を提供していただいて、40年過ごしてこられた。絶対ここまで頑張ろうと思ってきたわけではないんですけど、セーラー服と機関銃から年月が経って、改めて歌い続けていきたい

阿部:歌うことは自分にとっては

薬師丸:ここ最近といいますか、ドラマの中で歌う機会が増えてきて。渡辺はま子さんの役をさせていただいたり「あまちゃん」、「エール」歌うことで気持ちを伝える、歌手としてみなさんの前で歌う事が一体化してきたような。壁のないこと。

阿部:40年たって歌の力が薬師丸さんの中で大きくなってる
薬師丸:当時は観客の皆さんがどう感じてくださるか、責任を感じていた。年月を経て一つの作品として独立してきたなと。相米慎二監督、とても厳しい監督が「お前が歌え。最後まで責任もって歌え」芝居をする延長線上が音楽に変わった。レコーディングもみなさんの厳しい目がある中で。それがレコード化されるとは夢にも思わなくて。監督に抵抗するとかありえない(笑)監督は現場でしごき棒を持ってて、レコーディングにも持ってきてた。歌唱法の原点。

阿部:レコーディングスタジオにお酒を持ってきてた
薬師丸:酒盛り。一升瓶がどんどんなくなって。いま撮影でお酒を飲む若い方はいないですけど、当時は飲んでナンボ(笑)撮影中に怪我をしたんですけど、強調するために血ノリを。

あなたを・もっと・知りたくて

大人の女性になったような気にさせてくれる。あんまり笑わない女性でいられることがとっても嬉しかったことを覚えてます。セリフが入って可愛らしく聞こえますけど、歌詞は今聴いてもキュンとするところがあります。

NTT 薬師丸ひろ子 あなたを・もっと・知りたくて

メイン・テーマ/歌と演技の相乗効果

個人としては責任が重いなと思ってましたけど、どうなんでしょう「ねらわれた学園」の時、あこがれだったユーミンが主題歌「守ってあげたい」を歌ってくださってすごく嬉しかった。デビュー以前の記憶は12歳ぐらいまでしかないんですけど、唱歌も好きでしたし、下手ですけどピアノの弾き語りで歌うことも好きでした。
高校生大学生の頃は学校が終わって駆けつける、ある番組では学校を出るときにお友達を呼んで着席してもらってその前で歌う。生番組のプレッシャーによく耐えたなあと。今はできない。若いということはプレッシャーを跳ね除ける何があったのかな。今は負けそうな自分ばかり浮かんでくる。よく耐えてきたなと思います。

(アイドルと呼ばれたことについて)どっからどう見ても歌手の華やかさとか笑顔を持ち合わせてない私が、一緒に出るのはどうなのかなと。
翌日学校で先生が「昨日見たわよ。お洋服が地味すぎる」

財津さんはとってもいい雰囲気。物静かな優しさを持ってらして。俳優さんではなく、財津さんを選んだのがよくわかる。20歳そこそこの子が、20年しか生きてないのにと思います。俯瞰してみると、今の方が説得力の方があるような。このオーディションを学生の時受けたんだ、という話をよく聞く。

阿部 さあこれからな、という時に大学受験

ずっと行きたいなという思いがあって。高校を卒業して、ずっとやっていける確証はないわけですし。

劇場予告編

探偵物語

優作さんの作品に向かう姿勢、集中する力は高倉健さんとはまた違う。撮影現場では優しくリードしていただいた感じです。穏やかな口調で話しかけてくださって。息子さんもそっくり。監督、スタッフ、撮影者がどう思ってらっしゃるか確認される。監督、助監督さんはじめ、同じような共通認識を持ってらっしゃるか、いつも確認されてた。撮影の前にミーティング。とにかく午前中は打ち合わせで。優作さんが納得して撮影に入る。後にも先にもこの作品だけです。女子大生と探偵。私にも意見を尋ねてくださる。ラストシーンは台本通り。優作さんがご自身で消化されるのに時間がかかった。別れるのではなく彼の方に帰っていくと想像してたらしいです。監督さんが「ひとりの女性が旅立っていく。その背中を押して欲しい」空港で撮影を行ったんですけど、隠し撮りで。

みんなが撮影現場で緊張して、優作さんに一瞬の隙も見せないように。撮影終わって、私の家と近かったので、龍平くんはまだよちよち歩きだったので果物持ってったり。

※松田優作さん、三十三回忌(2021.11現在)。早いなあ。

大滝さんと松本さんがレコーディングに来ていただいて。ミキサーも大滝さんが。エンドレスで歌い続けて「変わった子だな」と思われていた。

Wの悲劇

ラストシーンで涙も枯れ果てて。厳しい監督たちと出会って。才能のない自分に関わるのが多すぎて。究極を突きつけられたのがこのラストシーン。実際にしばらく仕事もやめましたし。

※聴いてる人がその当時に戻れるようにアレンジもキーもなるべく当時のままで歌うようにしてるとか。柴犬をずっと飼ってて。犬がいなかれば寒い日に外に出ようとも思わない。1日の生活のリズムを整える。メンタルにいい。犬には迷惑でしょうけど話しかけたり(笑)


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