有限であるもの(夢メモ)

女性からめもを渡される
開くと小さい数字がいくつも並んでいる

電話が鳴る
咄嗟にもらったメモに内容を書いてしまう
電話を終えても、女性は立ち去らずにそばで立っている
「わぁすごい。“きっと渡してもすぐにメモにしてしまうだろうから”って仰っていました」
と微笑む
これは誰から?と問うてみるも、
「あれ?渡せばわかる、とだけ」
何事もなかったのように席につく

メモを見る

玄関前の時計台の下のベンチに違いない
走って向かう
建物内の玄関から時計台あたりを見る
顔見知る人物はいないようだ
よく見るとジャージを羽織った男が座っている
男の周りを複数のカラスが飛び回っている
よく目を凝らして見ると
男はベンチから立ち上がり、ゆっくりと立ち去るように


部屋にもどる
時計の下のホワイボードには時間割のようなものが

◎15:30〜17:30
その他)  日本とその他
わたしのじかん 1
        1
        0
        1
あなたのじかん 1
        1
        1
        1


違う
まだだった
わたしの時間は11:11だった
嫌な緊張感
動悸が止まない
つい先ほど届いたメールを開く
隣に座る人物からだ
『流石の僕でも既婚者であることは自覚しているので、
 そんな記事にイイねも返信もしないわけですよ。
 何をそんなに疑ってるんですか?』
疑ってるとかではなく…と慌てて入力する手元に影が落ちる

顔を上げる



「じかんですよ」



見知った顔がわたしを見下ろした

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