君がよく眠れるその日まで、


わたしにとっては特別になることを知っているから、
「後悔はしていない」と言っていた。


それすらも口にしてしまう無神経なわたしにも、
「世の中の酷いことから守りたいんだ」と言っていた。


君は案外、大丈夫じゃないんだよ?と
いつかの言葉が聞こえた気がした。

「世界がまるで自分みたいにかなしむ君を、見たくないんだ」と言って、肩を落とす。


変な人だなぁ、と笑うわたしに安堵して。

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