見出し画像

【実践編】 マイルを使って旅行を計画する 【アメリカ🇺🇸ポイント生活🛫💳】

コロナもようやく落ち着いてきた昨今、旅行・航空業界もやっと復活してきてフライトスケジュールも徐々に元に戻りつつあります。そこで今回はマイルを使って旅行を計画して実際フライトを抑えるまでの手順を実例を持って解説したいと思います。

尚、本稿の内容は6月に行った下記ウェビナー内でも質問に答えながら詳しく紹介しています。是非こちらもご覧になっていただき、役に立ったと感じられたらチャンネル登録して頂ければ今後の励みになります!

ウェビナーのアーカイブ動画はこちら:https://youtu.be/IvQvM4H_AMs

行き先を決める

クレジットカードのポイントやマイルをずっと貯めてきたけど日本へ帰る時にしか使ったことないと言う方も少なくないと思います。里帰りも良いけどたまには羽を伸ばしてヨーロッパや行ったことのない国へ海外旅行というのもポイ活の醍醐味ではないでしょうか?

具体的に行きたいところが決まっていない場合は、あれもこれもと目移りしてしまい、さらに予算(現金、マイル、ポイント)も考慮するとなると考えることが多すぎて結局どこにも行かずに時間が過ぎちゃうことも。

困った時にはGoogle Travel

そこで困った時の私のオススメはやはり天下のGoogleさん。Google TravelからExploreを選び、地元の空港からどういう都市にどの航空会社が飛んでいるか価格と共に一発で教えてくれます。しかも地図を動かしてズームすることにより、興味のある地域(例えばヨーロッパとか)の周辺に飛びやすい国がないか秒で分かります。

Google Travelを使ってサンフランシスコからヨーロッパ旅行の候補地を検索

日程を決める

行きたい場所が決まれば次は日程を固めていきたいと思いますが、とりあえずケーススタディとして以下の前提条件を設定したいと思います。

前提条件

  • 出発地:サンフランシスコ

  • 目的地:フランス(パリ)

  • 希望する日程:年末・年始

  • 旅行の期間:1週間

  • 使いたいマイル・ポイント:Chase Ultimate Rewards

相場感を調べる

上記の条件を念頭に、まずはGoogle Flightsで航空券の相場感を探ります。飛行機は水曜日が週の中でも取りやすいので、とりあえず12月の水曜日出発を中心に検索すると以下のような結果が表示され、最安値はAir Lingusだけど直行便が良ければユナイテッドが選択肢にあるということが分かります(2022年11月10日現在)。

Google Flightを使ってフライトの相場感を調べる

次に同じ画面にあるDate gridをクリックして近辺の日程での価格差を比べてみます。

Date gridで近辺の日程での価格差を確認

またPrice graphをクリックすれば幅広い期間での価格トレンドも確認できます。

Price graphを使えば意外と12月前半は穴場だということが分かる

これらのことから最初に検索した時期は需要が低いことが分かったので、マイルを使った特典航空券も恐らく取りやすいという肌感が得ることができました。

そこで今回はChaseのUltimate Rewards Pointを使うということなので、上記の日程でユナイテッドの直行便をマイルで取れるか確認してみたいと思います。

特典航空券の空きを調べる

マイルで取れる航空券があるかどうか調べるには、まずはunited.comで以下のように希望のフライト情報を入れてBook with milesをチェックして確認してみます。

希望のフライト情報を入れてBook with milesをオンに

すると以下のような検索結果画面が表示され、まずは往路が30,000マイルで取れることが確認できました。

往路のフライトは30,000マイルで取れることが確認できる

ユナイテッドはその他の米系エアラインと同様に、需要に応じて必要なマイルを変更するダイナミックプライシングを導入していますが、北米とヨーロッパ間のフライトでの標準的なマイルは往復で60,000です。なので上記は普通に(高く払いすぎずに)取れる結果ということなります。

さらにFlexible calendarをクリックすると、30日に渡った空き具合が表示されます。

Flexible calendarで30日間の空き具合が確認できる

上記の結果から、Google FlightのPrice graphに表示されてたように、やはり12月上旬がフライトの需要が低いためマイルでも取りやすくなってるということが確認できます。

とりあえず往路は2pmの直行便フライトを選んで、次に復路の空き具合を検索したところ、見事に空きがあることが確認できました。

復路も特典航空券で取れることが確認できる

今回は幸い復路も最初に目星を付けた日程で取れることが確認できましたが、もし空いていなかった(30,000以上マイルが必要になる)場合は、前述のFlexible calendarから空いてる日程を確認してみるか、往路まで遡って日程を組み直す、というループに入ります。

燃料費について

ここから先はログインした状態でないと進めませんが、必要なマイル数が入っていれば下記のような確認画面が出て発券となります。

クリックすれば60,000マイルと$80.98で発券される

ここで特筆すべきはユナイテッドはマイルを使った特典航空券に対して燃料費サーチャージを取らないということです。これは同じスターアライアンスグループのANAやBritish Airwaysとは違うポイントで、燃料費が高騰している昨今の事情を考慮すると見過ごせないポイントになります。

燃料費サーチャージやポイントをどれぐらい効率的に使っているかなどについては、また次回以降に解説したいと思います。

まとめ

とりあえず無事行き先を決めるところから、マイルを使った航空券の発券までのステップを紹介しました。Googleのツールを使って下調べして相場感を掴んでおく、というのが一つの大きなポイントだということが紹介できたかと思います。

今回は行き先と日程を決めるところまで実例を持って解説しましたが、YouTubeの動画ではChaseからユナイテッドにポイントを移すところまで紹介しているので是非ご覧ください。

最後に今後取り上げて欲しいトピックや質問などがあれば、ホームページLINEで教えてもらえれば嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?