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仕事のコツ「今の自分に合う仕事」

#仕事のコツ


私が思う仕事のコツ。

それは、
その時その時の、
自分の身の丈に合った仕事
に就くこと。
それが一番のコツだと思っています。

そんな事?
と感じるかもしれませんが、
仕事が辛いとか、生活との両立が上手くいかないとか、
悩みが尽きない場合、
その仕事が、『今の自分』に合っていないんじゃないかと思うんです。


アラフィフ主婦のわたしは、今、清掃パートをしています。

昔は、先生をしていました。
私立高校や塾の非常勤講師として。

子どもが生まれてから念願の専業主婦になり、 ちょこちょこいろいろなパートをしてきました。

子どもは自分の手で育てたい!
これはわたしの普遍の思いでパパも同じ思いだったので、 難なく専業主婦となり、たまにパートをしてきた次第です。

今の清掃パートは、 コロナ禍で心身が弱ってきていると感じた自分に活を入れるべく、 とりあえず外界に!と 飛び込んだ仕事でした。

でもこの仕事、
自分に合っているようで、かなり続いています。

歳も歳だし腰痛持ちなので、
体力的にキツイこともありますが、
ほどよいフィットネス感があり、
なにより気楽。

シフトの関係で仕事の休みが長く、家にいる日が続いたりすると、 逆に体調が悪くなるほどです。

職場の環境が良いことも大きいですが、 今の自分にしっくりくる職種なんだなぁと自覚しています。


三人っ子の子育ての合間に、 これまでパート職をいくつかしてきました。
事務やライターなど。

でも、このまま続けられるなら続けたいなぁと思えた仕事は、 今の清掃パートだけです。

子どもたちがまだ小さく自分もアラサーだった頃は、 いつかまた教職に復帰する!と思っていました。
一応、国立大の教育学部卒で、 小中高の教員免許も持っていますし、講師時代の楽しかった思い出も数多くあるので。

でも、時が流れる間に人にはいろいろなことが起こるもの。

自分のカラダはあちこちガタつき、 成長した子どもも心身面で支えが必要な状況に。

大事なのは、自分と家族の健康と安らかな生活。

同期が今でも先生業を続けて頑張っている姿を目撃すると、 葛藤を覚えることも正直あります。

でも、視点を今の自分の日常に戻すと、 今この仕事が『今』の自分に一番適していると再確認できます。

先生業はやりがいがあり、充実感の得られる職種だと思うけれど、 少なからずメンタル面にダメージを受けるもの。

もう、先生業に戻ろうという気持ちはありません。


清掃パートというと職種的にマイナスなイメージがあるのか、 えっ?という反応を受けることがあります。

人は、職種に対していろいろなイメージを持っていると思います。

私もそうでした。

でも、どんな仕事も先入観に捕らわれず就いてみると、 案外違った感触を味わえるかもしれません。

清掃業に就いてみてわたしが感じたのは、 禅の感覚です。

禅僧が、掃除を重要視する話を聞いたことはありませんか?

他にも、清掃員が主人公の映画で、掃除を禅と重ねてとらえていたりと、掃除には禅の要素が含まれていることが感じられます。

わたしの場合、新規の飲食店でオープニングスタッフとして始まった清掃パートなので、 新しい建物を綺麗なまま保つ作業をしているわけです。

黙々とカラダを動かし、あちこちの汚れを清めて綺麗に仕上げる。

その掃除の作業が、心身に対して思ってもみなかった良い効果をもたらしているように感じています。

確かに、きたなく汚れている時など、ウッと思うこともありますが、 3人子の子育てで汚物にはだいぶ慣れているので心が沈むことはありません。

むしろ、その状態を綺麗に磨き上げると、気持ちが晴れて爽やかささえ感じます。


更年期や脳の萎縮など、周りには気づかれにくい難を抱える『今』のわたしにとって、 清掃パートは、お金を稼げてリハビリにもなる最適な仕事となっています。


仕事のコツを知りたい、どうしたらいい仕事ができるのかなど、 仕事の悩みは、多くの人が抱えている問題。

今就いている仕事に対して、仕事のコツを模索し試行錯誤するなら、 職種自体を変えて新しくするのも、仕事のコツだと思います。

仕事を見つけるにあたって、どんな職種の仕事でも、事前によくよく吟味する必要はありますが。

過去の自分は過去のものとして、 『今の自分』にぴったりと合う、 新しい仕事にチャレンジしてみること。

それが、自分が満足できる仕事に就ける『仕事のコツ』だと わたしは考えます。


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