見出し画像

仕事とやりがい〜スキだけではダメって世の中難しい〜

今まで人生でやりがいを感じた仕事が二つあります。

(まだ26歳なので仕事という仕事なんてしてないじゃんと言わずに聞いてください。笑)


そのうちの一つが大学の4年間で地元塾のチューターをやってた頃のことです。

私自身勉強は好きでしたし、教えるのも好きでしたし、自分が学生だった頃優しく教えてくれる先生や大学生の方が好きだったこともあり始めました。

県内の難関高校を目指す中学生を対象にした塾でした。地元塾とはいえ、大きい教室だと1学年100人近い生徒がいました。


ただ1年目はとにかく緊張していました。ほんの数ヶ月前まで高校生だったやつがいきなり先生になれるのか?と自問自答して生徒になかなか話しかけられずにいました。

ただ、何回も行く教室だと次第に顔と名前を覚えてもらえるようになりました。生徒とお互いの学校のことを話したり、悩み事の相談に乗ったりできる関係になり、「こないだ先生の家見つけたよ!」と言ってくる生徒も出てきました。(笑)受験前に成績が思ったように伸びずに落ち込んでしまった生徒に声をかけたりなんかもしました。


4年目の時、私の通ってた高校にどうしても行きたいという中3の男の子がいました。

最初はそこまで仲良くなかったですが、彼の行きたい高校が私の母校だということを知って急に距離が近づきました。

少し自慢になりますが、私の母校は偏差値70超で倍率は毎年3倍以上の人気の難関高でした。公立テストで85〜90点平均取って尚且つ2次試験で受かる必要がありました。


人気の理由の一つが文化祭でした。私の高校の文化祭は楽しいと中学生からは人気で、文化祭が志望動機になってる子も多かったです。

彼も私の母校の文化祭が好きで、絶対そこに行きたい!といつも言ってました。


彼は毎回私にテストの点がよかったら自慢してきました。もちろんその時は私も嬉しかったのでめちゃくちゃ褒めました。

テストがうまくいかなかったときは模試を持ってきてわからないところを質問してきました。私も帰る時間でしたが彼の模試の直しを遅くまで一緒にやりました。


大学生のチューターなんて時給に換算するとそんなにもらえませんでした。

でもチューターをしてなかったらここまで心から応援することもなかったかなと思います。


受験結果が出た後に私が出勤するや否や、彼は私の方に走ってきて

「受かった!」

と報告してくれました。


私はもう泣きそうだったのですが、彼とグータッチを交わしました。


なぜこの話をしたのかと言うと…転職活動のヒントを探そうとしたためです。


前に仕事を辞めたいと言う記事を書きました。そこから状況は変わらず、今も仕事辞めたいです。前よりも辞めたくなってます。


今の職場、リーダーが間違った仕事の進め方をしているために(最初から残業ありきの計画。調査、設計といった重要工程を端折った計画による遅れ。必要なドキュメントを作成しない。実装開始後の仕様の追加と変更…などもうキリがない)仕事がうまく回らず、上司(課長、部長)もフォローできず、先輩も何も手が尽くせない、という劣悪環境になってます。
ベテランのリーダーが2年目に突っ込まれると言う意味わからない状況です。

実はこれは今に始まった話ではなく、4月からずっとこんな感じでした。私はリーダーや課長にずっとこの計画では無理、私は2年目だし不安でやっていけないという相談をしてましたが状況は改善せず、むしろ悪化していきました。

毎日メールで業務の内容を書くとき、ずっと問題について書いていましたが何も変わりませんでした。


そのために7月は病んでました。


残業時間が多くなったから病んだのではなく、仕事の意欲、目的、そもそも仕事ってなんだ?チームってなんだ?報連相ってなんだ?人間関係ってなんだ?ということに悩みました。

仕事中なんか突然悲しくなったり、涙が出そうになったりしました。

仕事のやりがいを失って、仕事中体が動かなくなり、ぼーっとする時間が増えてしまいました。リーダーや課長がなんか言っても、なんか言ってるなくらいにしか感じなくなってしまいました。


もうこの環境では持たない、何も変わらないと思ったので、とっとと転職してしまおうと動き出すことにしました。

今の状況の問題のひとつには仕事の目的、やりがいがわからなくなってしまって前に進む力がなくなってしまってるところにあるのではないかと感じました。


そこで、「お金がもらえなくても(少ない給料でも)もう一回やりたい仕事はないか?」ということを考えてみることにしました。その中にやりがいのヒントはあるのではないかと思いました。

塾のチューターは生徒のために仕事をしてると言う感じがしてやりがいを感じていましたし、その生徒とそこでしか取れないコミュニーケーションをとって一生の経験にできたということも私にとっての良い思い出だったと思います。
「誰かを本気で応援する」という経験もできました。


自分が仕事をしてありがたいと思われるような仕事、その場でしか取れないコミュニケーションを取って自分の知見を広げることにやりがいを感じることができそう…と言うことが見えてきました。


修士のとき就活していた時期は給料とか、勤務地とか、自分の働き方やキャリアについて考えずに自己分析をしていましたが、これからは仕事の進め方のような部分にも着目して自己分析が必要だな、と感じました。


今の仕事、アプリのエンジニアですが、クリエイティブな仕事が好きな自分の性格上、好きな仕事なはずなのです。それでもこんなことになってるので、「好き」だけではうまくいかないみたいです。


世の中むずい!!

でも

やりがいを感じる仕事を見つけたい!!


だからではないですが、noteは自分の好きなようにやりたいです(笑)

冒頭に書いた、もう一つのやりがいを感じた仕事についてはまたどこかで書く機会があれば書こうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?