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1型糖尿病日記No.787

5月10日
この日は診断されて787日目です。

今年の春大学を卒業し、実家に帰ってきました。

そこで病院も転院することになり、この日初めて新しい病院へ行きました。転院したことで、主に医療機器などが大幅に変わったので、なるべく細かく書こうと思います。同じ1型の方に向けての情報共有であったり、1型糖尿病について知らない方が知る機会になればなと思います。

転院先の病院について

今回僕が転院先の病院として選んだのは、糖尿病診療専門のクリニックです。これまでは総合病院の内分泌科で診てもらっていましたが、より1型の治療実績があり、最新の治療を受けることができる病院を調べて選びました。

完全予約制で糖尿病患者に特化したクリニックです。クリニックスタッフのほとんどが、糖尿病療養指導士の資格を持っており、受付スタッフも糖尿病療養指導士資格を持った管理栄養士が行っています。

糖尿病とその関連疾患に特化した医療機器を配備しています。糖尿病治療の保険診療も対応しています。

完全予約制とのこともあり、待ち時間が以前の病院と比べてかなり短く、支払いも機械で出来るのがかなり便利でした。

転院先の医師について

医師の方は、いくつかの病院での職務経験を経て開業されたそうです。日本内科学会・総合内科専門医や日本糖尿病学会、日本内分泌学会などにも所属されています。

初めてお話して、1型糖尿病やインスリン治療、医療機器などについて詳しく丁寧に教えてくださいました。なぜインスリン治療していくのかなど、具体的に時には図を書いて説明してくださったのでかなり理解しやすかったです。

新しい医療機器について

インスリン

インスリン注射器が新しく変わりました。

上:以前まで使用していた注射器 下:新しく使用する注射器

以前までは写真上の注射器を使用していました。使い切りで無くなったら廃棄となります。これから新しく使うものが写真下で、詰め替えできるタイプの物に変更しました。(中身のインスリンは同じです)詰め替えタイプの方が僕にとってメリットが多かったのでご紹介します。

  • インスリンの費用が2/3になる

  • インスリンを0.5単位ずつ打てる

  • 側面にディスプレイがついており、投与したインスリンの量と時間が一目でわかる

  • スマホをスキャンすることで記録される

写真下の詰め替えタイプの注射器は、ノボペンエコープラスというものになります。今後は写真の一番下の詰め替えだけを処方してもらうので費用が旧型と比べて減るみたいです。本体は電池式で耐用年数は5年となっています。

側面にディスプレイがついており、最後に打ったインスリンの量と打ってからどのぐらい時間が経ったのかを表示してくれます。たまに何単位打ったのか分からなくなる時があるので、これはうれしい機能でした。

この本体は、近距離無線通信(NFC)に対応していることから、スマホでスキャンすることができます。スキャンすることによってインスリンの打った時間と単位数が記録されます。

フリースタイルリブレ2

知らない方のために、フリースタイルリブレとは腕に装着すると、2週間いつでも自分の血糖値を測定できるセンサーになります。

上:旧モデル 下:新モデル

写真の丸くて白いものを腕に装着しています。写真では違いが見えませんが、機能はかなり違います。

〇旧モデル

  • スマホでセンサーをスキャンすることで血糖値を測定できる

  • 低血糖、高血糖アラートはなし

〇新モデル

  • 毎分血糖値を測定し、自動的にスマホへ送信→スキャン不要

  • 低血糖、高血糖アラートあり

このフリースタイルリブレを新モデルにして、かなり便利になりました。これまでは血糖値を測定する際は、毎回スマホをセンサーにかざして測っていました。数秒かざすのがめんどくさく、エラーになることもありました。それが新型モデルになり、スマホをかざさずとも毎分自動的にスマホへ送信されるようになりました。アプリを開くだけで血糖値を見ることができます。

また新型モデルでは低血糖、高血糖アラートが使えるようになりました。自分が設定した数値を下回ったり上回ったりすると、スマホに通知が来るようにできるようになりました。これによって低血糖や高血糖になる前に対処することができます。

転院した感想

今回初めて転院して、糖尿病専門クリニックを受診しました。総合病院の内分泌科との比較となってしまいますが、専門クリニックなので、最新の医療機器を紹介していただけたことが僕にとって良かったです。

今回いつもより詳しく記事を書いたのは、同じ1型の人に情報共有できたらなという思いからです。そしてより良い医療方法だったり、病院、医師を見つけることも大切だと分かり、それも伝えたいなと思いました。

長文にはなりましたが、読んでくださった方々ありがとうございました!





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