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作品の感想

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自身の記事から、様々な作品の感想をまとめています。
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記事一覧

本『ともだちは海のにおい』

『ともだちは海のにおい』 工藤直子 長新太 絵 本当に大好き。 この本の良さを伝えるために…

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本『ゾマーさんのこと』

『ゾマーさんのこと』 パトリック・ジュースキント ジャン=ジャック・サンペ 絵 池内 紀 訳…

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映画『PERFECT DAYS』

映画『PERFECT DAYS』を観てきました。 素晴らしい映画でした。 ーーー 映画を観て体感として…

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映画『正欲』

12月の頭に映画『正欲』を観てきました。 その時のことと、考えたことを以下に。 登場人物、…

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本『夜と霧』

「夜と霧」 新版 ヴィクトール・E・フランクル 池田香代子 訳 みすず書房 この「夜と霧」…

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カフカ『審判』

読み終えました。時間がかかったぁ。 ⁡ カフカの文体自体は退屈しないのですが、前半の主人公…

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カフカ

カフカの『審判』 ちびちびと読み始め。 『変身』は駆け抜ける様に読んだ。 読後、ただただ「なんという…。」と呟いて、 衝撃が残った。 だけど、『変身』にしてもこの『審判』を読んでいても、冒頭からずっと奇妙さや違和感、まさしく不条理の渦に包まれているのに、妙に読んでいて居心地が良い。 「水を得た魚」と言っては用法が違うけれど、 自分が昔から息をし続けていた、不条理という海の中に帰してもらった感覚。 病から来る理不尽な波が、次々と押し寄せる海の中を泳ぎ続けてきた私は、漸く

夏目漱石『こゝろ』

夏目漱石の『こゝろ』。 読み進めるのが遅い私だけれど、割と一気に読み終わった。それぐらい…

映画『丘の上の本屋さん』

映画『丘の上の本屋さん』を観てきました。 ⁡ あたたかく、ふつうに、大切なことを話してくれ…

映画『対峙』

映画『対峙』を観てきました。 ニュースを見られない私は、この映画も見られないかなと思って…

映画『ippo』

先日、柄本佑監督の映画『ippo』を観てきました。 とても良かったです。 ⁡ 色々なものを削ぎ…

本『6Bの鉛筆で書く』

⁡ほんとに素敵だ。 ⁡ ほんっとに素敵だ。 ⁡ ⁡ 全力で伝えたい時ほど、言葉が出ない。 ⁡ …

映画『ある男』

映画を観終えて、答えを求めて深く深く思考の奥まで潜ったけれど、たぶんその先は宇宙になって…

『モモ』

休み休みにしか本を読めない私が ついに読みきりました。 ⁡ 小さい頃から家にあった『モモ』。 読んでいなかったのか覚えていないのか、 内容は全然知らなかったんです。 けれどずっと気になっていて、大人になって 読もう!と思ったら、もうお家に無くて😢 ⁡ 自分で買いなおしてついに読みました。 ⁡ 何を言っているのかはっきりとは分からない、 けれど気になって引き込まれて読んでいく。 そのうちにだんだんと自分の中に 何かが浮かびあがってきて、確信する。 その確信は簡単に一言では説明で