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渡部昇一流『四書五経』の解釈 255

😈  忠告は厳しく  (『書経』説明上)

🌏  薬瞑眩せずんば厥の疾瘳ず。

薬というのは目がくらむほどでないと効かないものである。

それと同じように、
忠告なども相手がめまいするくらいの言葉でないと効き目がない、
ということを言っているのである。


【2024年5月8日(水曜日)曇り12℃〜17℃】

自然芸術

人が幸せに生きるためには家族が幸せにならなければなりません。
では、家族の幸せとは何か?
まず夫婦が仲良くあるべきでしょう。そして親子間。
また、兄弟姉妹の仲がいいことです。
これは誰もが望むことだろうと思います。
が、これは理想なのかそういう家族は少ないようだ。
家族でさえこのような状態だから、血縁関係のない間柄はよりむずかしいと考えます。
実際、人は家族で争い、他人と争い、それが地域へ国へと発展していきます。
人はなぜ争うのでしょう。考えられるのは自分の欲求を満たすためです。
聖書の中にもありますが、最初の殺人は兄弟の間で起こりました。
よく耳にした言葉があります。
「兄弟姉妹は他人の始まり」ということです。
理由は血縁とはいえ親子より情愛が薄く他人のようになっていくから
だそうです。
日本の昔話にもそうした物語は数多く作られています。
現在では「サザエさん」や「ドラえもん」のような漫画でさえ
家族の愛を物語る時代になっていますが、
家庭内暴力、引きこもりなど家族の事件は絶えません。
私は家族を国の縮小版と考えています。日本の場合ですと、
首相は父であり、官房長官は差し詰め母ということになります。
が、家族にあってはこの逆もあります。
因みに家庭とは家族が一緒に生活する場所のことを言います。
日本では家、英語にあってはホームです。
そして、存在する家の数は多く、その種類も多様化しています。
よって、国を一つに統一しようとあらゆる制度が作られましたが、
完全なものはありません。
では、どうすべきなのか?
昔日本では「神社」であり、中国にあっては『四書五経』、
諸外国にあっては「宗教」がその教えの中心にありました。
されど今なお家庭は混沌としています。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます。

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