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渡部昇一流『四書五経』の解釈 254


😈  心ここに在らず  (『大学』伝七章)

🌏  心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず。

ぼーっとしていたり気落ちしているときには、何かを見ていても見えないし、
聞いていても聞こえないし、食べても味がわからない。

心を込めて見なければ観察眼が利かないし、
いい話を聞いても全然耳に入らないし、
美味しいものを食べても味がわからないということである。


【2024年5月7日(火曜日)雨のち曇り16℃〜24℃】

香りの中の猫

問題の渦中にいるとスッキリした気分にはなりにくいものです。
だから、こういう時は未来志向で行くのがいいような気がする。
すでに問題は解決したという気分でいくのだ。
そうすれば良いアイディアが浮かんでくるような気がする。
果たして人生はそのようにうまくいくものだろうか?
結論から言えば「no」である。問題には必ず相手が存在するからです。
上手くいくのはこの相手と利害関係が一致した時だけでしょう。
その利害関係が一致するまで粘り強く交渉を進める以外に方法はないだろう。
まさしく根気のいる作業です。
そして、人間関係にこの根気は必須であると言って良いでしょう。
また、人間に限らず物事にも大事な気がします。
「大事なものを大切にする」という心ですね。これは必須です。
また、形あるものは壊れます。そして壊れやすいものです。だから、
礼儀作法などは根気強く教育され、習慣化されるまで繰り返されるものです。
「鉄は熱いうちに打て」というのも当然ですね。
「飽き」は教育する側にも訪れるからです。
ましてや教えられる方には「飽き」はそれ以上に早く訪れるからです。
だから、ここに必要な必須条件は「褒め言葉」と「ご褒美」です。
「豚もおだてりゃ木に登る」です。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊

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