宇宙っ子

「明るく」「正しく」「真心」をモットーにしています。簡単ですがなかなか実行に苦難を要し…

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「明るく」「正しく」「真心」をモットーにしています。簡単ですがなかなか実行に苦難を要しています。そして思うことは人生を生きている間は「学びの精神」が必要だと感じています。自分の心なのに自身でコントロールできない。運命が変わる時はこの自分を完全にコントロールできた時だろう。

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 274

😈 立場ごとに難しさがある(『論語』子路第十三) 🌍君爲(た)ること難く、臣爲ること易からず。 君(社長)になるのは難しいし、臣(社員)になるのも難しい。 社長になる…

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22時間前
52

渡部昇一流『四書五経』の解釈 273

😈 万能を求めない (『論語』微子第十八) 🌍 備わらんことを一人に求ることなし。 全てができることを一人に求めることはしない、 という意味である。 人の能力という…

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1日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 272

😈人心掌握の秘訣(『礼記』曲礼上) 🌍尊客の前には、狗をも叱せず。 立派な客の前では犬でも怒らない。 よく客が来たときに召使や女中を叱る人がいるが、 そういうとき…

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2日前
58

渡部昇一流『四書五経』の解釈 271

😈 社員の使い方 (『論語』顔渕第十二) 🌍 民を使うには大祭を承(う)くるが如くす。 民というのは、会社で言えば社員である。 社員を使うときは、大切な神様のお祭りを…

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3日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 270

😈 躾が大事 (『易経』大畜) 🌍 童牛の牿は、元吉なり。 牿というのは「角に横木を当てること」を言うようである。 子牛のときに角に横木を当てておかないと、 角でつく…

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4日前
58

渡部昇一流『四書五経』の解釈 269

😈口達者は信用されない(『論語』学而第一) 🌍事に敏にして言に慎む。 「おしゃべりばかりしていないで仕事をやりなさい」と、 口先ばかりで働かない人間を戒めた言葉だ…

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5日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 268

😈 口達者を戒める(『論語』先進第十一) 🌍 是の故に夫(か)の佞者(ねいしゃ)を悪む 孔子の質問にうまく答えた弟子に対して、 「だからワシ(私)は口達者なやつは…

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6日前
62

渡部昇一流『四書五経』の解釈 267

😈 匤人其れ予を如何せん (『論語』子罕第九) 🌍 天の未だ斯の文を喪(ほろ)ぼさざるや、匤人其れ予れを如何せん。 もし天が文(儒教、儒学)を滅ぼそうとしないなら…

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7日前
69

渡部昇一流『四書五経』の解釈 266

😈 不正の儲けは浮雲の如し (『論語』述而第七) 🌍 不義にして冨み且つ貴きは、我れに於いて浮かべる雲の如し 悪事を働いて金持ちになったり、あるいは地位が高くな…

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8日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 265

😈 恒産なければ恒心なし (『孟子』梁惠王下) 🌍恒産なければ、因って恒心なし。 ちゃんとした財産がなければ、落ち着いた気持ちはない、と言っている。 私有財産を人…

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9日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 264

👿 論語と富は矛盾しない(『論語』述而第七) 🌍 富にして求むべくんば、執鞭の士と雖も、吾れも亦た之れを為さん。 もしも豊かになれるようであるならば、下級の仕事で…

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10日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 263

😈 道徳は忠恕にあり (『中庸』十三章) 🌍 忠恕は道を違(さ)ること遠からず 寛大で思いやりのあることは、道徳から遠くない。 まさに目指すべき道はその中にあるの…

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11日前
69

渡部昇一流『四書五経』の解釈 262

😈 道に従って治める (『孟子』告子下) 🌍 禹の水を治むるは、水の道なり 禹は夏の王様で、黄河の治水事業を行なった人物。 その水を治めたときに、禹は水の道に従…

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12日前
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渡部昇一流『四書五経』の解釈 261

😈 君子は本(もと)を務む(『論語』学而第一) 🌎 君子は本を務む。本立ちて道生ず 根本をゆるがせにしていると、枝葉末節がいろいろとおかしくなる。 根本とは、たとえ…

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13日前
66

渡部昇一流『四書五経』の解釈 260

😈 率先垂範(『大学』伝九章) 🌍 諸れを己れに有して、而る後に諸れを人に求む。 まず自分がやるべきことをやって、然るのちに他人にもやるように言いなさい、 という…

宇宙っ子
2週間前
58

渡部昇一流『四書五経』の解釈 259

😈 理想の人格 (『論語』公冶長第五) 🌏 老者は之れを安んぜしめ、朋友は之れを信ぜしめ、少者は之れを懐かしめん 老人からは「あの男は安心できる男だ」、 友達か…

宇宙っ子
2週間前
63
渡部昇一流『四書五経』の解釈 274

渡部昇一流『四書五経』の解釈 274

😈 立場ごとに難しさがある(『論語』子路第十三)

🌍君爲(た)ること難く、臣爲ること易からず。

君(社長)になるのは難しいし、臣(社員)になるのも難しい。

社長になるのが難しく、社員になるのは簡単だというわけではない。
その立場を全うするという点では、両方とも難しい話なのだよ、
と言っているのである。

2024年5月27日(月曜日)曇り時々雨18℃〜25℃

昔は身分の差別が歴然とあっ

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 273

渡部昇一流『四書五経』の解釈 273

😈 万能を求めない (『論語』微子第十八)

🌍 備わらんことを一人に求ることなし。

全てができることを一人に求めることはしない、
という意味である。

人の能力というのは、すべてのことができるようにはできていない。
だから孔子も万能を人に求めなかったということなのである。

2024年5月26日(日曜日)晴れ10℃〜25℃

昨日は疲れがピークに来ていたのだろう思考が一時停止してしまったよ

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 272

渡部昇一流『四書五経』の解釈 272

😈人心掌握の秘訣(『礼記』曲礼上)

🌍尊客の前には、狗をも叱せず。

立派な客の前では犬でも怒らない。

よく客が来たときに召使や女中を叱る人がいるが、
そういうときは犬でも叱ってはいけない、ということである。

清水次郎長はたくさんの子分を自在に使いこなしていた。
あるとき明治の元勲の一人が「何かコツはあるのか?」と聞くと、
次郎長親分はこう答えたそうである。
「どんなにつまらないやつでも

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 271

渡部昇一流『四書五経』の解釈 271

😈 社員の使い方 (『論語』顔渕第十二)

🌍 民を使うには大祭を承(う)くるが如くす。

民というのは、会社で言えば社員である。
社員を使うときは、大切な神様のお祭りをするときのように、
慎んだ心がけで使うべきであるということを言っている。

2024年5月24日(金曜日)晴れ時々曇り15℃〜27℃

🎶唐獅子牡丹

義理と人情を 秤にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼なじみの 観音様に

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渡部昇一流『四書五経』の解釈  270

渡部昇一流『四書五経』の解釈 270

😈 躾が大事 (『易経』大畜)

🌍 童牛の牿は、元吉なり。

牿というのは「角に横木を当てること」を言うようである。
子牛のときに角に横木を当てておかないと、
角でつくような牛になってしまう。だから、
横木を当てて角を矯めるらしい。

そこからこの言葉は
「子どものときからちゃんと躾けることは吉である」
と言う意味になる。

2024年5月23日(木曜日)曇り15℃〜23℃

今朝も色々な人

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 269

渡部昇一流『四書五経』の解釈 269

😈口達者は信用されない(『論語』学而第一)

🌍事に敏にして言に慎む。

「おしゃべりばかりしていないで仕事をやりなさい」と、
口先ばかりで働かない人間を戒めた言葉だと思う。

これはすべてにおいて言える教訓であろう。
「事に敏」でなければとても実業界では成功できないだろうし、
個人的な関係でも口ばかり達者で実際には何もやってくれない人もいる。
そういう人はなかなか信頼を得られないものである。

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 268

渡部昇一流『四書五経』の解釈 268

😈 口達者を戒める(『論語』先進第十一)

🌍 是の故に夫(か)の佞者(ねいしゃ)を悪む

孔子の質問にうまく答えた弟子に対して、
「だからワシ(私)は口達者なやつは嫌いなんだよ」と言った。

この言葉は、うまい言い訳をする社員に対しても使えるだろう。
何か口答えしたときに、
その「是の故に夫の佞者を悪む」
と言ってみればいいだろう。

2024年5月21日(火曜日)晴れ16℃〜25℃

今日

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 267

渡部昇一流『四書五経』の解釈 267

😈 匤人其れ予を如何せん (『論語』子罕第九)

🌍 天の未だ斯の文を喪(ほろ)ぼさざるや、匤人其れ予れを如何せん。

もし天が文(儒教、儒学)を滅ぼそうとしないならば、
匤の人たちが私にどうすることができようか。

孔子が五、六十歳の頃、衛から陳に行く途上、陽虎という将軍に間違われた。
陽虎はその地で酷いことをやったため、間違われた孔子が命の危機に直面した。
そのときの言葉だが、前にもあ

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 266

渡部昇一流『四書五経』の解釈 266

😈 不正の儲けは浮雲の如し (『論語』述而第七)

🌍 不義にして冨み且つ貴きは、我れに於いて浮かべる雲の如し

悪事を働いて金持ちになったり、あるいは地位が高くなったとしても、
そんなものは空を流れる雲のようなもので、自分にはどうだっていいことだ。

これも渋沢栄一がよく使った言葉である。
彼は「不義にして富む」のがよくないのだと言っている。
不義でない正業ならば、どんな低い仕事でもかまわな

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渡部昇一流『四書五経』の解釈  265

渡部昇一流『四書五経』の解釈 265

😈 恒産なければ恒心なし (『孟子』梁惠王下)

🌍恒産なければ、因って恒心なし。

ちゃんとした財産がなければ、落ち着いた気持ちはない、と言っている。
私有財産を人間の心持ち、あるいは人格と結びつけた注目すべき言葉である。

昔はこの考え方が常識であったから、投票権も税金を納めている人にのみ与えていた。
イギリスで選挙が始まった時には税高が何ポンド以上という制限があり、
その額を時代とともに

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 264

渡部昇一流『四書五経』の解釈 264

👿 論語と富は矛盾しない(『論語』述而第七)
🌍 富にして求むべくんば、執鞭の士と雖も、吾れも亦た之れを為さん。

もしも豊かになれるようであるならば、下級の仕事でも私はこれをやろう。

これは渋沢栄一が最も好んで使った言葉の一つである。
富は悪いものではない。
まともな仕事で富が手に入るならば、
下級の仕事でもやると孔子は言っているのである。
これを取り上げて、「論語と富は矛盾しない」と

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 263

渡部昇一流『四書五経』の解釈 263

😈 道徳は忠恕にあり (『中庸』十三章)

🌍 忠恕は道を違(さ)ること遠からず

寛大で思いやりのあることは、道徳から遠くない。
まさに目指すべき道はその中にあるのだ、
ということである。

2024年5月16日

私の父はクリーニング店を営んでいました。
私が小学6年生の時にその店を廃業しました。
そして転居した先が母の実家でした。
今思えば父の思いというものをわかるような気もしますが

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 262

渡部昇一流『四書五経』の解釈 262

😈 道に従って治める (『孟子』告子下)

🌍 禹の水を治むるは、水の道なり

禹は夏の王様で、黄河の治水事業を行なった人物。
その水を治めたときに、禹は水の道に従って治めたというわけである。
これは武田信玄が築いた信玄堤のような話である。
治めるべき道に従って治めた、ということを言っているのである。

2024年5月15日水曜日

曇り12℃〜24℃

子ども時代の私はいい子ではありませ

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 261

渡部昇一流『四書五経』の解釈 261

😈 君子は本(もと)を務む(『論語』学而第一)
🌎 君子は本を務む。本立ちて道生ず

根本をゆるがせにしていると、枝葉末節がいろいろとおかしくなる。

根本とは、たとえば日本の場合は、憲法である。
憲法の前文に、日本の国民の安全と生存を外国に任せるという旨の記述があるが、
それで日本人の自立心が生まれるわけがない。
本が立っていないのである。
憲法という本来は国民の主権の発動であるべき基本法が

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 260

渡部昇一流『四書五経』の解釈 260

😈 率先垂範(『大学』伝九章)
🌍 諸れを己れに有して、而る後に諸れを人に求む。

まず自分がやるべきことをやって、然るのちに他人にもやるように言いなさい、
という意味の言葉である。

例えば英語の先生が毎日英語の本を読むことを自分に課して実践していれば、
少なくともいい生徒は必ずついてくる。
そして、いい生徒がついてくれば、できない生徒も文句を言わなくなる。

会社ならば、社長や幹部が重役出

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渡部昇一流『四書五経』の解釈  259

渡部昇一流『四書五経』の解釈 259

😈 理想の人格 (『論語』公冶長第五)

🌏 老者は之れを安んぜしめ、朋友は之れを信ぜしめ、少者は之れを懐かしめん

老人からは「あの男は安心できる男だ」、
友達からは「あいつは信用のあるやつだ」、
目下の者からは「あの人は懐かしい感じがする」
と言われるようでありたい。

いい言葉である。
老人から「あの人は安心だ」と言われるのは大変嬉しいことであるし、
同僚ぐらいだと「信用できる」こ

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