我々は趣味を持つべきか?~思考編~

 このnoteで、趣味を持つべきかどうかを、趣味持った場合のメリット・デメリットを軸に考えていくよ。実践編は↓

趣味の定義

 まず趣味に明確な定義なんてないけど、文を書く以上必要なことだから、とりあえず趣味を僕なりに定義しよう。一旦、個人的に僕自身が僕の趣味だと勝手に思っている事柄を並べてみる。
 ・腕時計について調べ、将来買うことを夢見ること。
 ・自分の好きなレンズをくっつけたカメラで風景やキノコ、花などの写真
  を撮ること。
 ・ボカロを調べ、聴くこと。
 ・化学について調べ、考えること。
 ・ピアノを弾いたり、聴いたり、好きな音を見つけたり、小曲をつくった
  りすること。
 ・イヤホンについて調べ、それを試聴し、時には購入して、どんな曲を聴
  こうかと妄想すること。
 ・アニメを見て、個人的に評価し、楽しむこと。

これらと僕が現在感じていることから大体言える趣味の要素は、
・それが好きである
・それを目標に努力できる
・それを目的に行動できる
・それについて調べ、知識を得ることを欲する
・それについて友達と話すと僕が楽しいと感じる
・それに時間を使うことを無駄や無意味だと感じない
・いざという時にそれにお金を出すことをためらわない
ぐらいか?無論、全部が全部当てはまらなくても、それが好きなら趣味だけどね。

 再三言うけど、趣味の定義なんていうものは各々違ってくるもので、その人が「これが私の趣味です」と思えばそれは趣味以外何物でもない。ただこのnoteではこの定義がないとなかなか話しづらいから、僕の中の趣味の定義を紹介した。

多趣味の定義

 次は多趣味の定義だ。多趣味と言っても何個以上趣味があれば多趣味なのだろうか?僕は3つ以上だと思う。っていうのも、砂糖などの糖の界隈では1つで単糖、2つがくっつくと二糖、そして3つ以上くっつくと多糖というようになるからね。

 この定義に従えば僕は多趣味ということになる。というわけで、この文章は「多趣味な人が書いた文章」という認識を持ってこれからは読み進めてほしい。僕は頑張ってバイアスを取り除こうと藻掻きながら話す努力をしよう……

趣味は持つべきか?

 という訳でやっと本題に入ろう。趣味を持つべきかどうか。無論僕は多趣味なので、趣味は持つべきだという意見になる。以降では、なぜこういう意見になったのかを、趣味を持つことによって生まれるメリットとデメリットを関連させながら話していく。

趣味を持つメリット

 とりあえずまずはメリットについて話そう。僕自身が直に感じている恩恵は以下の通りだ。
・暇な時間が少なくなる。
・常に目標ができる。またこれによって、努力できる。
・話せる内容が増える。またこれによって、話す相手の数や種類が、趣味の
 話によって増える。
・大して頭はよくないのに"博識感"を出せる。
・生きる意味を趣味に見いだそうと思えば見いだせる。またこれによって、
 生きたいと思える。
こんなところか?多いともいえるし、少ないともいえる。

趣味を持つデメリット

 次にデメリットだ。
 ・(趣味によっては)お金と時間がかかる。
 ・家族がいる人は家族サービスをしづらくなる。
 ・趣味に没頭してしまい、周りが見えなくなる可能性がある。
 ・趣味がコレクター系の場合、家に物が増え、整理整頓が大変になる。ま
  たこれを怠った場合、家自体が汚く感じるようになる。またこれらによ
  って、家が狭くなる。
ぐらいだろうか(自信なし)。ほかに意見があったら知りたいけど、僕の想像じゃこのぐらいしか思いつかなかったわ。

趣味を"持てる人は"持つべき

 これまで話した趣味のメリット・デメリットを考慮しながら考えると、「趣味を『持てる人は』持つべき」という意見になる。なぜなら、デメリットも言ってしまえば金・時間の2つが大きな問題となっているだけ※だからだ。逆に、これらの問題がない、例えば金持ち社長みたいな人間や、超絶暇な学生や独身が趣味を持たない理由は(面倒だとか疲れるだとかそういう趣味を持つ気がない人を除けば)ないはずだ。

 家族サービスについて、趣味によってはそれによって家族サービスができることだってある。例えばあなたが小学校の運動会に出場していた時に、観客席で白や黒のバズーカを覗いているおっさんはいなかったか?それはバズーカではなく、望遠レンズだ。愛しきこどもの写真を可能な限り美麗に撮るために、他人からの視線に耐えるその姿勢は称賛に値するし、あなたが結婚した時に流れる「人生ムービー」的なもののクオリティは格段に向上するだろう。これは(値段に目を瞑れば)1つの家族サービスではないだろうか?違うか?違うと思うならもうあなたとはさよならだ!!!

 整理整頓についてはもう個人の性格によるところが最も大きくなってしまう。僕自身あまり整理することは好きではないが、カメラのレンズは並べて撮りたくなるし、漫画もビシッと並べたくなる。僕の場合、趣味に関しては、好きなものを整理するのにかける時間を惜しまないようになった。ただし使う時間の程度を弁えよう!家族と話し合おう!!という、単純明快な話なのだ。

 趣味否定派には、趣味という言葉を勘違いしている人があまりにも多いと感じる。彼らの中ではそれに没頭してしまって、家族なんてどうだっていい!!!って思うレベルの好き"だけ"を趣味だと思っているようだ。これが違うというのは、前述した「趣味の定義」を見てくれればわかってくれるだろう。僕はそう信じている。

 趣味は緩く、譬えるならばトルコのイスラム教のようなものだ。自分が信じていればそれでいい。やりたいと思える範囲まででいい。他人に過度の迷惑をかけなければそれでいいのだ。という訳で、やはり、ある程度のお金と時間がある人は、趣味を持つべきなのだ!

※”趣味を持てるようになるためには”について

 こうなってくると問題は、「どうやったら趣味を持てるほどの金銭的・時間的余裕を手に入れられるか」、ここにあるといえよう。しかしこの問題はそう簡単に語れるものではなく、僕の小さな脳みそに詰まったちんけな知識じゃ到底語れるものではない。さっきの「だけ」は2つ「だけ」の「だけ」だ。故に、この問題については某掲示板創設者辺りに投げ銭して意見を訊いて参考にしてみるのもいいんじゃないかと思う。

まとめ

趣味の一応の定義(全部が当てはまらなくてもよい)→
 ・それが好きである
 ・それを目標に努力できる
 ・それを目的に行動できる
 ・それについて調べ、知識を得ることを欲する
 ・それについて友達と話すと僕が楽しいと感じる
 ・それに時間を使うことを無駄や無意味だと感じない
 ・いざという時にそれにお金を出すことをためらわない


趣味を持つメリット→
 ・暇な時間が少なくなる
 ・目標ができるから努力できる
 ・頭はよくないのに"博識感"を出せる
 ・話せる内容が増えるから、友達が増える
 ・生きる意味を趣味に見いだせ、生きたいと思える

趣味を持つデメリット→
 ・(趣味によっては)お金と時間がかかる
 ・家族がいる人は家族サービスをしづらくなる
 ・趣味がコレクター系の場合、家に物が増え、整理整頓が大変になる

結論→
 ・(お金と)時間的余裕がある人は特に趣味を持つべき。なぜならあなたが
  楽しくなるから。

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