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あなたのその「痛み」は、あなたのものではないかも知れない。

こんにちは、天宮です。
GWもあっという間に終わってしまいましたね。

GW後半、天宮は、尊敬するチャック・スペザーノ博士のセミナーに参加させていただいておりました。

チャック・スペザーノ博士は、「ビジョン心理学」の創始者。数々の著作を世に出されているほか、世界中でセミナーを開催していらっしゃる心理学者です。

今回のセミナーの中で、とても感銘を受けたお話がありましたので、ご紹介します。

それは、「人は他人の痛みを引き受けて生きている」というお話です。

■お父さん・お母さんの「痛み」を肩代わりしようとした私たち

私たちは、お母さん、お父さんを始めとして、パートナー、友人、仕事の同僚など、さまざまな人の痛みを引き受けているのだと、チャック博士はいいます。

あなたがもし、何らかの痛みを抱えているなら。それは、あなた自身のものではなく、誰かから引き受けてしまったものである可能性がある。というのです。

もっとも多いのは、両親の痛みを引き受けるケースではないかと思います。

たとえば小さい頃、お母さんが苦労していたのを見て育った人は、お母さんの痛みを引き受けて、同じように苦労が多い人生を自ら選んでしまうことがあります。

また、ハードワークをやめられないお父さんを見て育った人は、お父さんの痛みを引き受けて、やはりハードワークをする人生を選んでしまうことがあります。

ちなみにこれは、無意識のお話です。

頭では「自分は両親のようにはならないぞ!」なんて思ったりしているのに
気づくと親の人生をコピーしてしまっていたりするのですから
人の心というのは、本当に不思議ですね。

チャック博士は、子どもはお母さんの子宮にいるときから、お母さんの痛みを引き受ける。と仰っていました。

大好きなお父さん、お母さんが辛い思いをしているなら、助けになりたい。重い荷物を一緒に背負ってあげたい。でも残念ながら、小さな子どもにそんなことができるはずもなく……。だから、「痛みを引き受ける」という方法で、助けになろうと頑張った私たちがいたのかも知れません。

でも、チャック博士は

「他人の痛みをあなたが引き受けることはできません。相手の痛みを通り越して、その人の光をみてください」

と話していらっしゃいました。

これを天宮流に解釈すると

もしあなたが大好きなあの人たちが、何らかの理由で辛そうに見えていたのだとしたら。その人の痛みだけを見るのではなく、その痛みの奥にある愛を見よう。というお話かな。と思っています。

あなたを愛していたからこそ、
重い荷物を背負えたし、

あなたを愛していたからこそ、
一生懸命働けた。

そう考えると、あなたがするべきことは、彼・彼女の痛みを引き受けることではなく。ただただ、その愛情を受け取ることなのではないかと思うのです。

もし、お父さん・お母さんを幸せにしたかった「小さなあなた」がまだあなたの心の中にいるのだとしたら。その子の願いを叶える一番の方法は

「あなたが最高に幸せになること」

なのかも知れません。

さて、質問です。

あなたが抱えているその痛みのうち
何%が、「他の人の痛み」だと思いますか?

そして、それは、「誰の痛み」だと思いますか?

もし宜しければ
考えてみてください。

チャック博士いわく、
直感で出てきた答えが真実
とのことなので
ぜひ、直感を使って答えてみてくださいね。

今日も最後まで読んでいただき
どうもありがとうございました。

天宮一美




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