こども時間がない!
地方こそこども時間がないのかも。
田舎はゆったりとしていて子どもたちが里を遊んでいると勝手に思っていた。
そんなところもあるだろう。でもそうでないところも多いはず。
ライフスタイルの変化、時代の流れ、少子高齢化により、
地域に人が少ない、子ども達が使える社会資源がない、昔あったような駄菓子屋文具屋も閉じた。
保護者は働く、その夕方や土曜日の預ける場所として、“サービス”としての学童やデイサービス、居場所が用意され、街を歩くことなく送迎車や保護者の送り迎えで子ども達は学校と夕方の施設、自宅のポイントを行き来する。
預け先では集団生活の維持のために細かくスケジュールが決められて従順に過ごす。
大人数のこどもに対して少ない大人で預かり時間をできるだけ安全に滞りなく過ごすことが必要になる。50人の子を大人3人とか。そうすると自由に遊んでもらうのは難しい。自由に散らばって遊べば見る目や手が足りない。
視界の中にいてもらうために、子どもたちを管理する対応になる。
細かなスケジュール管理。
集団の規律から逸れた場合の指導。みんなで一緒にの徹底。
そうできなければおやつ抜きという強めの指導もある。
学校の延長が放課後にもある。“大人が勝手に”決めたスケジュールに沿って動くことが求められる。
子どもたちば適応し、決められたルールの中に遊びを見出す。もちろんそのルールに不適応する子どももいる。
子ども達は自分の余暇をデザインすることができないのか??
子ども達は遊びとあそびが必要だ。とくに余白としてのあそびの時間、何にもない中でどう過ごすかを体感していることが大切。
決められたスケジュール内での遊びやプログラムでは、あそびはない。
自転車でブラブラ
異年齢で缶蹴り
秘密基地
虫取り
友だちの家に呼びにいく
こんなことができない。とても大切なコミュニケーションや探求だと思う。
私はそうやって子ども時間を過ごした。自分の子ども時間の投影を今の子達にしたいだけなのかも。
子どもたちから遊びが奪われてることに危機感を覚える。
どうでしょう、養老孟司先生
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