蟲神器のカードテキストを読んでルールを細かく理解してみよう
こんにちは。
今日は、蟲神器のカードテキストを読んでみて似通ったテキストを集めたり特徴を掴んで処理の仕方を考えてみようというコーナーです。
蟲神器公式の情報や、FAQから組み立てておりますが私の想像も一部含まれる場合があります。その点ご了承ください。
■常在型効果と誘発型効果
いきなり難しい言葉を出しますが、蟲神器のカードテキストには大きく2つに分けて「常在型効果」と「誘発型効果」があります。
公式でも公式用語とするかは未定のようなので、今現在は「非公式」用語であることはご認識ください。
■常在型効果について
さて、まずは「常在型効果」です。
「常在型効果」とは、”常に在る”タイプの効果です。
つまり、この「常在型効果」を持つカードは、常に効果を発揮しています。具体的なカードを上げると
《ヤンバルテナガコガネ》の<奇怪な両腕>や、《アレクサンドラトリバネアゲハ》の<不死蝶の舞>が該当します。
「これが場にいるとき」「自分の場にいるかぎり」等、場にいる間効果を発揮すると記載されている場合は、場から離れると効果を失います。
例えば、《玉響の蠢き》で出した虫は、《ヤンバルテナガコガネ》が場にいると攻撃できませんが、《ヤンバルテナガコガネ》が場から離れると攻撃できるようになります。
《不滅の王台》も常在型効果の強化カードです。
「この虫が自分の場にいるかぎり」という条件のため、《不滅の王台》がついている虫が場に表で存在する限りは常に効果を発揮しますが、裏返しになると「この虫が自分の場にいるかぎり」という条件を満たせなくなるので《不滅の王台》の効果は消滅します。
《パラワンオオヒラタクワガタ》の<樹液酒場>も手札で効果を常に発動している常在型効果です。
■誘発型効果について
「誘発型効果」とは、何かをトリガーにして発動するタイプの効果です。
普段は特に何も効果を及ぼしませんが、何かをきっかけにして効果が発動します。具体的なカードを上げると
「誘発型効果」に共通して見られるテキストは〇〇されたときや〇〇したときと言うふうにトリガーするタイミングが指示されています。
逆に、このタイミング以外ではカードの効果は処理しません。
《グラントシロカブト》の<白色甲殻>や、《ナナフシモドキ》等の<擬態>も、「場に出たとき」に発動し「次の相手ターンに効果を発揮する」効果を付与する誘発型効果です。
■常在型と誘発型の関係
ここが難しいポイントです。
では、この常在型と誘発型の効果が同時に発動した場合はどのように処理するのでしょうか。
誘発型効果と誘発型効果が同時に発動した場合はターンプレイヤーが優先
常在型効果と誘発型効果が同時に発動した場合は常在型効果が優先
答えは上記のとおりです。
誘発同士はターンを今進めているプレイヤーの効果を優先します。常在と誘発の場合は常在型効果を先に処理します。
上記の例で言えば、《エメラルドゴキブリバチ》の操り針で《グンジョウオオコブハムシ》を破壊したことで、誘発型効果の操り針と誘発型効果の<宝石昆虫>が同じ「破壊された(した)とき」というタイミングで発動します。
誘発同士の効果処理なので、ターンプレイヤーである《エメラルドゴキブリバチ》の操り針を先に処理するわけです。
続いて、常在型効果と誘発型効果が同時発動した例です。
《アレクサンドラトリバネアゲハ》が常在型効果である<不死蝶の舞>を発動しています。強化カードである《ゲジの足切り》も付いています。
《ゲジの足切り》は誘発型効果です。
《アレクサンドラトリバネアゲハ》がダメージを受けたとき、常在型効果である<不死蝶の舞>と誘発型効果である《ゲジの足切り》が同時発動します。常在型効果と誘発型効果なので、常在型効果を先に処理します。
①<不死蝶の舞>の効果でダメージが0になる。
②《ゲジの足切り》の効果で、0ダメージを0ダメージにする。《ゲジの足切り》の効果で《ゲジの足切り》を破壊する。
と言う処理になります。
ちなみに「ダメージが0」というのは「ダメージがない」ということでは有りません。「0というダメージを受ける」ということです。
何もそこに数字がない、と「0がある」と言うのは明確に違います。そういうものだと思ってください。
裁定だけを見ると、複雑に見えますがカードのテキストによってルール付けがされており良く読めばカードの処理を理解できるようになっています。
カードのテキストを読んで、「コレは常在型効果!」「これは〇〇されたときって書いてるから誘発型効果!」等と覚えておくとより蟲神器が楽しくなるかも知れません。
■技の種類
技には2種類存在します。技名の隣にダメージの数値が記載されている「攻撃技」と<>で括られて記載されている「特殊技」です。
※「攻撃技」「特殊技」の呼び方は私が勝手に名付けてます。非公式です。
蟲神器の公式情報では、どちらも等しく「技」として扱われます。
「攻撃技」を使う場合、後述する「虫の攻撃宣言~攻撃終了までのフロー」に沿って攻撃を行います。
「特殊技」は、「虫の攻撃宣言~攻撃終了までのフロー」を介さず処理します。ただし、「特殊技」の中には自分や相手の攻撃のフローの中で効果が発動し処理されるものも多くあります。一番身近な例は<とびだす>です。
■虫の攻撃宣言~攻撃終了までのフロー
蟲神器の中で最も複雑で分かりづらい一連の処理が攻撃宣言です。
一連の処理については、公式のページに記載があります。
結構難しいことを書いているように思いますが、一つ一つを分解していくと意外とわかりやすいです。
図にするとこんな感じです。
虫のワザの効果はいろんな効果がありますが、その効果が発動するタイミングは大きく分けて下記の4点です。
特にタイミングの記載がない効果(ダメージ処理の前に発動する)
「破壊された(した)とき」と記載がある効果
「縄張りを引いたとき」と記載のある効果
「攻撃後」と記載のある効果
例外のカードはありますが、基本的にはこの4つに分類されると思って良いでしょう。この点を踏まえて、フローを順番に見ていきましょう。
①攻撃宣言
文字通り、攻撃の宣言です。
ここで気をつけるのは下記のような効果を受けていないかです。
こういった「攻撃できない」という効果を"今"受けている虫は攻撃宣言ができません。
ただし、常在型効果のところで説明した通り《ヤンバルテナガコガネ》が場から離れると攻撃できない効果が解除されるので攻撃宣言を行えるようになります。
②技の選択
ここでは虫の技を選択します。
技の種類、で解説した通り攻撃宣言で使える攻撃技には、技の隣にダメージが記載されています。
ダメージが記載されていない<>でくくられた特殊技はこの攻撃宣言の一連の処理には該当しません。
例えば《ベニツチカメムシ》は技を2つ持っています。
くいつくは技の横に100という記載があるので、この攻撃宣言において選択することができます。
逆に、<毒霧散布>はダメージの数値が書かれていないのでこのフロー内では選択することができません。
「<毒霧散布>を使ってチッチゼミを攻撃します」ではなく「<毒霧散布>の効果でチッチゼミに100ダメージを与えます」というイメージです。
また、ここまでのテキストの読み方の知識を使えば<毒霧散布>は「場に出たとき」をトリガーとして発動する誘発型効果であり、攻撃技ではない。と言う表現もできます。
③対象選択
対象選択は、攻撃する虫を選ぶタイミングです。
ここでは「対象にできるかどうか」と言う部分がポイントになってきます。
一番身近な例は《ナミアゲハ》の<りんぷん>や《ナキイナゴ》の<鳴く>でしょう。この常在型効果を発動している虫がいる限り、他の虫を攻撃の対象に選ぶことができません。
また、攻撃の対象を2つ選ばなくてはならない技もあります。
「2つ選び」と表記があるので必ず2つ選ばなくてはなりません。
《ナミアゲハ》の<りんぷん>が発動している場合、他の虫を選択できない=ナミアゲハ1つしか選べない=テナガ攻撃が使えない、と言う形です。
④効果発動
虫のワザの効果はいろんな効果がありますが、その効果が発動するタイミングは大きく分けて下記の4点です。
特にタイミングの記載がない効果(ダメージ処理の前に発動する)
「破壊された(した)とき」と記載がある効果
「縄張りを引いたとき」と記載のある効果
「攻撃後」と記載のある効果
上記の内、一番上の効果をここで処理します。
大事なことは「ダメージを与える前」という点です。効果の処理が先です。
このタイミングで効果を発動する技はとても多いので、ややこしいものを3つピックアップしました。
《オンブバッタ》のおんぶは、ダメージを与える前に強化カードを移し替えます。
《サカダチコノハナナフシ》の逆立ち返しも、ダメージを与える前にエサ場の虫と入れ替えます。入れ替え後の虫に対して0のダメージを与えます。
逆立ち返しで入れ替えた虫が「場に出たとき」の誘発型効果を持っている場合、ダメージを与える前にその処理を続けて行います。
例えば、逆立ち返しで相手の《テイオウゼミ》を場に出した場合<セミの帝王>が発動し、相手は捨て場から《エゾゼミ》を場に出すことができます。
《エゾゼミ》は<鳴く>を持っていますが、③対象選択のタイミングは既に終わっているのでこの攻撃処理の中では考慮しません。
《マダラサソリ》の弱毒針も、ダメージを与える前に相手のエサを一つ裏にします。
⑤ダメージ処理
④効果発動によって、効果の処理を終えたあと初めてダメージを与えられます。ここでは、技のダメージの計算を行います。
攻撃技の元々の攻撃力を計算
自分の虫にかかっている効果(自分/相手の虫・術・強化カードの効果)による攻撃力の増減
赤、青、緑の相性によるダメージ2倍の処理
相手の虫にかかっている効果(自分/相手の虫・術・強化カードの効果)によるダメージの増減(ダメージ確定後)
サバクトビバッタの効果処理(ダメージ処理後)
ダメージの増減は上記要素があります。
まず最初に攻撃技の攻撃力を計算します。
攻撃技の攻撃力が変化する技もここで計算します。例えば赤のエサが3つあるときの《ヒアリ》の毒針の元々の攻撃力は600となります。
元々の攻撃力の計算ができたら、次は自分の虫にかかっている効果(自分/相手の虫・術・強化カードの効果)による攻撃力の増減を計算します。
攻撃する虫が《ディディエールシカクワガタ》で前のターンにシカツノバサミを使っていたり、前のターンに《ナミアゲハ(幼虫)》のくさいツノを受けていたりした場合は攻撃力の増減が発生します。
術や強化カードで攻撃力が変化している場合も同様に、攻撃力の増減を計算します。
なお、攻撃力の計算途中は数値がマイナスになることもあります。
例えば《ナミアゲハ(幼虫)》のくさいツノの効果を受けている《ナナホシテントウ》のかみつぶす200は、(200-400)で-200の攻撃力になります。
計算途中でマイナスの攻撃力になり、それが最終ダメージになる場合ダメージは0になります。
前にも説明した通り、0のダメージを与える、となります。
《ナミアゲハ(幼虫)》のくさいツノの効果を受けている《ナナホシテントウ》に《金色の顎門》を発動し、かみつぶす200を使った場合は、(200-400+500)で300の攻撃力になります。
次に、赤、青、緑の相性によるダメージ2倍の処理があれば行ってダメージが確定します。
元々の攻撃力→自分/相手の虫・術・強化カードによる効果の攻撃力増減→弱点の2倍計算という順番を間違えないようにしてください。
最終的なダメージを確定し、選択した虫にダメージを与えます。
このダメージの確定後に処理を行う効果もあります。
蜘蛛の巣による効果が付与されている《ジョロウグモ》や、《アレクサンドラトリバネアゲハ》の<不死蝶の舞>が該当します。
これらは、確定したダメージを0に変換します。
何度も言いますが、0のダメージに変える効果でありしっかり0のダメージを受けます。他に「ダメージを受けたとき」をトリガーとする誘発型効果がある場合は続けて処理します。
さて、スルーしてきましたがこのダメージの処理後に効果を発動する特殊なカードが存在します。
《サバクトビバッタ》です。
くらいつくすは、「相手本体に攻撃を与えたとき」をトリガーとして発動する誘発型効果です。
この「攻撃を与えたとき」と言うのはダメージを与えたときという扱いです。つまり⑤ダメージ処理の直後となります。
⑥破壊処理
⑤ダメージ処理を行って、体力が0以下になった虫は破壊されます。
ここでは虫が破壊された時にその処理を行います。
特にタイミングの記載がない効果(ダメージ処理の前に発動する)
「破壊された(した)とき」と記載がある効果
「縄張りを引いたとき」と記載のある効果
「攻撃後」と記載のある効果
主に「破壊された(した)とき」と記載がある効果をこのタイミングで処理します。
当然ながら、このタイミングではまだ縄張りは引きません。
「破壊された(した)とき」の効果が複数同時に発動した場合は、■常在型と誘発型の関係で述べた通りターンプレイヤーの効果を優先します。
例えば《エメラルドゴキブリバチ》の操り針で《グンジョウオオコブハムシ》を破壊したとき、ターンプレイヤーの《エメラルドゴキブリバチ》の効果が優先されます。
《グンジョウオオコブハムシ》は破壊され、一度捨て札に送られ、操り針の効果でターンプレイヤーの場に出ることから「破壊された」という情報を失っています。よって、《グンジョウオオコブハムシ》の効果は発動しません。
⑦縄張り処理
虫を⑥破壊処理で破壊したり、プレイヤーに直接攻撃を行ったことにより縄張りを引くタイミングがここです。
特にタイミングの記載がない効果(ダメージ処理の前に発動する)
「破壊された(した)とき」と記載がある効果
「縄張りを引いたとき」と記載のある効果
「攻撃後」と記載のある効果
このタイミングで発動する効果には「縄張りを引いたとき」とテキストに書かれています。
虫の技の効果が発動するタイミングの中では一番最後のタイミングです。
一番身近な例は<とびだす>を持つ虫全般でしょうか。
こちらも同様に、同時に複数の効果が発動した場合はターンプレイヤーの効果を優先します。
ただし、<とびだす>や<装着>のように発動時に発動に対する選択権がある効果については先に発動するかしないかの選択を行います。
サシハリアリの<激痛針>で縄張りを攻撃し、攻撃された縄張りがチッチゼミの場合は以下の処理になります。
①サシハリアリの<激痛針>とチッチゼミの<とびだす>が同時に発動する。
②チッチゼミの<とびだす>の効果を使用するか/しないかを選択する。
A:使用する場合、チッチゼミが場に出たあと<激痛針>で手札を捨てる
B:使用しない場合、チッチゼミを手札に加えたあと<激痛針>で手札を捨てる
カードの効果発動に選択権がある場合(〇〇してもよい)は、先に選択権の処理を行うようです。
この⑦縄張り処理が終わったら、攻撃終了となります。
⑧攻撃後の処理
《ニセハナマオウカマキリ》の神のカマ連撃のように、「攻撃後」とテキストに書かれている場合は⑦縄張り処理の終了後の状態で判定します。
特にタイミングの記載がない効果(ダメージ処理の前に発動する)
「破壊された(した)とき」と記載がある効果
「縄張りを引いたとき」と記載のある効果
「攻撃後」と記載のある効果
攻撃中は相手の場に虫がいなくても、⑦縄張り処理の結果<とびだす>等で相手の場に虫がいる状態になった場合は続けて攻撃を行うことができます。
■その他、テキストの表現について
ここまでで、よくあるテキストの表現だったり攻撃開始から攻撃終了までによくある表現をまとめてきました。
ここからは、その他のテキスト表現について記載します。
■<擬態>
<擬態>という特殊技があります。これは場に出た時に発動する誘発型効果で「次の相手ターンに攻撃を受けない」と言う効果を付与します。
「攻撃を受けない」と言うのは「③対象選択で攻撃の対象に選べない」と言う意味です。
《ベニツチカメムシ》の<毒霧散布>のように攻撃技ではないものの対象にはなります。
めったにないですが、相手のターン中に何らかの方法で自分の場に<擬態>の虫が場に出た場合、次の自分のターンに効果を発揮します。
これは相手のターン中に発動した<擬態は>「次の相手ターン」に発動するからです。次の相手ターンというのはすなわち自分のターンです。
また、攻撃の対象に選べないですが「虫がいる」状態ではあるので《ニセハナマオウカマキリ》の神のカマ連撃の条件を満たし、2回攻撃ができます。
■裏返す
カードが裏向きになることを指します。
カードが裏向きの状態では、以下の対応となります。
いないものとして扱うので、攻撃の対象に選べない
いないものとして扱うので、術などの効果の対象に選べない
付いている強化カードも裏返しになり、同じく対象に選べない
既に付与されている術や強化カードの効果は付与されたまま
重要なのは、裏向きの状態でも既に付与されている効果は維持されたままである点です。
例えば《玉響の蠢き》で破壊が確定している《ジグモ》がかくれるで裏向きになってもターン終了時に破壊されます。
■<装着>
<とびだす>の強化カードバージョン。
「縄張りから引いたとき」をトリガーとして発動する誘発型効果のため、ダメージ確定し、虫の破壊処理も終わったあと、縄張りから引いたときに発動します。そのため、既に破壊された虫には発動できません。
ちなみに、「縄張りから引いたとき」をトリガーとして発動する誘発型効果と<装着>が同時に発動した場合は<装着>を発動するかしないかの選択権を持ち主のプレイヤーが行使した後に他の効果を処理します。
■〇〇してもよい
〇〇してもよい、と言う表現は〇〇しなくてもよいと捉えることができます。つまり、その効果を使用するかしないかを選択することが可能です。
<とびだす>もこのテキストになっています。
「縄張りから引いたとき」をトリガーとして発動する誘発型効果が<とびだす>と同時に発動した場合は<とびだす>を発動するかしないかの選択権を<とびだす>の持ち主のプレイヤーが行使した後に他の効果を処理します。
■最大〇〇まで、最大〇〇
最大2つまで、最大3つ等、数を指定するテキスト。
この場合は選ぶ単位の最小が1となります。(0を選択することはできない)
■選び、2つ選び(対象に選ぶ)
〇〇を選び、と書かれているテキスト。
「選ぶ」と言うのは「対象に選ぶ」と言う意味で、例えば《ジグモ》のかくれる等で裏返しになっている場合は「対象に選ぶことができない」ので《オオカマキリ》の共食いの対象に選ぶことができません。
また、「1つ選び」と書かれている場合必ず1つ選ばなくてはいけません。
同様に、「2つ選び」と書かれている場合必ず2つ選ばなくてはいけません。
■すべて(対象に選ばない)
どのカード、という対象の選択をせず全体に効果を及ぼす効果。
「対象に選べない」状態でも「対象に選ばない」ことで効果を発揮する場合もあります。
例えば、《ナミアゲハ》の<りんぷん>が発動しており他の虫を攻撃の対象に選べない状態であっても《ヤマトタマムシ》の虹色光沢で《ナミアゲハ》を攻撃した際、他の攻撃の対象に選べない虫に対して色を変える効果を使用できます。
また、《プラチナコガネ》のシロガネタックルにより対象に選べなくなったエサに対しても《ニジイロクワガタ》の<七色反射>で色を付与することができます。
■コストを増やす、減らす
カードのテキストによって、使用するカードのコストが変動する効果。
他のカードテキストによって、コストの指定がされている場合はこの効果を適用する前の、「元々のコスト」を参照します。
例えば「元々のコスト:6、現在のコスト:4」となっている《パラワンオオヒラタクワガタ》が《繚乱の足掻き》の効果で手札から場に出す時は元々のコストである6を参照します。
■破壊する
カードを破壊する効果。
「破壊されたとき」のトリガーの要因にもなります。
効果による破壊のため、この効果で虫を破壊しても縄張りを引くことはないです。
■ダメージを与える
虫に対してダメージを与える効果。
この効果で虫の体力が0以下となり、破壊される場合は効果による破壊のため縄張りを引くことはないです。
また、《息吹の解放》はコスト0で使うことができ0のダメージを与えることが可能です。
■ダメージを0にする
ダメージ計算して、ダメージが確定した後そのダメージを0にする効果です。
ダメージを無効にするわけではなく、受けるダメージを0にします。つまり0のダメージを受けます。
《アレクサンドラトリバネアゲハ》の<不死蝶の舞>は常在型効果、《ジョロウグモ》の蜘蛛の巣は「相手ターン」に発動する誘発型効果、《蚰蜒の足切り》も「虫の攻撃を受けたとき」に発動する誘発型効果です。
発動するタイミングに注意することと、結局はダメージを0にして0ダメージを受けることになるので《蚰蜒の足切り》等はつられて破壊されることが多いです。
■色を失う
色の設定を失う効果。
青の虫は「青」、緑の虫は「緑」、赤の虫は「赤」の色を持っており術カードや強化カードは基本的に色を持っていません。
色を失う、と記載がある場合は元々持っている色を失います。
色を失った状態あるいは色を持っていない状態で、他のカードの効果によって色を付与することは可能です。
■色を付与する
色を持っているカードに対して色を変更したり、色を持っていないカードに対して色を付与する効果。
色を持っていない、と言うのは裏向きのカードや術、強化カードを指し、これらに対しても色を付与することが可能です。
■回復しない
「回復しない」と記載のある効果。
前提条件で、蟲神器はターン終了時に虫の体力が全回復します。
この技を受けた場合、その数値分は回復しないという効果になります。
もっと簡単に言えば、「体力の最大値をダメージ分少なくする」と言う表現のほうがわかりやすいです。
この効果で、体力の最大値が0以下になった場合破壊されます。また、《空蝉の皮鎧》等で破壊を免れた場合再び体力0で復活し、すぐ破壊されます。
■1度だけ使用できる
場にいる限り、1度だけ使用できるテキスト。
その虫が場にいる状態で「1度だけ」その技を選択できる。その虫が手札に戻ったり、捨て札に行ったりした後再び場に出てきた場合、状態がリセットされるので再び技を選択できるようになる。
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