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タッグポケカというポケカの新しい楽しみ方【ばなひ祭さん】

自己紹介

はじめまして!
普段は会社員でITの仕事をしながら、子供と楽しく過ごしている一児の父です。桜餅あるとん、と言います。

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ポケカのいろんな楽しみ方

ポケモンカードゲームにはいろんな楽しみ方があります。
exスタートデッキでの初めてバトル、デッキそのままバトル等のスターターをそのまま用いた対戦、シールド戦と呼ばれるパックをその場で開封して開封結果に基づいて即興でデッキを構築し遊ぶ対戦、中にはGLC(ジムリーダーチャレンジ)等の特殊レギュレーションを用いた対戦など実に様々です。

さて、そんな中【タッグポケカ】という楽しそうな独自レギュレーションを考えてイベントを作られている方をTwitterでたまたまお見かけしました。

まりあ(@daisougengorira)さんと、やまひ(@Vstaryamahi)さんが運営しているばなひ祭というイベントです。

ナンジャモで手札0の圧力。

ばなひ祭に参加してみて

ということで、まずはエントリーしてみました。

定員は20名。こんなに文面を見て「お、面白そうだなー」と思わないわけが有りません。
同じように「参加してみたい!」と思う方がたくさんいたのでしょう。私は抽選で何とか参加権を得ました。やった…

タッグポケカってなあに?

2人1チーム、2対2で戦うポケモンカードです。
通常TCGのチーム戦というと3人チームを結成して、相手のメンバー一人ひとりと当たるように対戦をし、勝ち点が多いチームが勝ち上がるというのが一般的です。
つまり、チーム戦といえど盤面は個人で別々であり切り分けてみるといつもの1対1の試合に変わりはありません。

しかし、タッグポケカは「2人で盤面を一部共有」します。


…ん?

タッグポケカは「2人で盤面を一部共有」します。

運営の方から、とても丁寧なルールブックを用意して頂けるので事前に細かいルールを把握することができます。

~対戦準備~
◆2 人 1 チーム、2 対 2 で戦います。(AB 対 CD)
※チームは一回ずつシャッフル、当日運営が決めます。
◆先攻後攻を決める際は、チームから 1 人ずつ代表してじゃんけんをし、勝ったチームが先攻となります。なお、勝ったチームのどちらのプレイヤーが 1 番目のプレイヤーになるかはチームメイトと相談して決めてください。また、後攻になったチームも、どちらのプレイヤーが先にプレイするか相談してください。
サイドは 1 人 5 枚ずつ、1 チーム合計 10 枚からスタートです。
◆サイドは、チームのプレイヤー同士の間(真ん中)に5枚ずつ並べてください。
◆対戦前および対戦中は、自分のチームメイトとの相談、手札公開は可能です。
◆種なしによる引き直しの際、相手チームはどちらか片方のプレイヤーが 1 枚山札から追加でカードを引けます。

~勝利条件~
◆チームのサイドを 10 枚取りきる
◆相手チームの両方のプレイヤーのたね切れもしくは山切れ上記の条件のいずれかを満たしたチームの勝利です。

~順番~
◆基本的には A→C→B→D のように、自チームと相手チームのプレイヤーが交互にプレイできるように 1 ターンを進行します。

~バトルについて~
最初のターンは、2、3 番目のプレイヤーは、攻撃はできませんがサポートは使えます。※4 番目のプレイヤーはサポートの使用、攻撃どちらも可能です。
VSTAR パワーは 1 チーム 1 回のみ使用可能とします。
※1 人 1 回ではないので、チームメイトと相談して使ってください。
◆攻撃対象は相手チームのどちらのプレイヤーを選んでもかまいません。
◆ワザ宣言をする際にワザ名だけでなく、どちらの相手を狙うかも宣言してください。
◆バトルポケモンを倒されたプレイヤーは、次の自分の番までバトルポケモンは出さず、ベンチへのダメージのみ受けます。
◆ポケモンが気絶してバトル場にポケモンを出さないターンに、
①そのプレイヤーの番が来た際
②「ボスの指令」で呼ばれた際
③あなぬけのひもを使用された際
④クロススイッチャーで相手に呼ばれた際
など、ベンチポケモンを指定してバトル場に呼び出すカードを使用された際などには、気絶したターンであってもバトル場にポケモンを出してください。

~サイドについて~
サイドを取る際は、「通常対戦時に取る枚数+1 枚多く」取ってください。※非エク→2 枚、V・ex→3 枚、Vmax→4 枚
◆サイドを取る際は、チームメイトと相談し、どちらか片方のサイドをまとめて取ります。※Vmax を倒したので A が 1 枚、B が 3 枚引くなど、ばらばらにとるのは NG
◆サイドを取る際に、片方のプレイヤーのサイドを取りきってもまだルール上のサイド枚数分取りきれていない場合、もう片方のプレイヤーのサイドも取れます。

~特性、ベンチ狙撃など~
◆基本的に通常対戦の時と同じルールなので、「自分の場=自分 1 人」という考え方で進めます。よって、特性・トラッシュなども共有は基本的に不可とします。
(例:マナフィ「なみのヴェール」、かがやくゲッコウガ「かくしふだ」、かがやくアマージョ「エレガントヒール」、レジギガス「こだいのえいち」などの特性は、そのカードの持ち主のプレイヤーにのみ効果発動)
※一部例外ルールあり!(あなぬけのひもなど…)(次項裁定ページ参照)
◆ただし、ベンチ狙撃はどちらの相手にもできます
※相手の場のポケモン全員にダメージ与える系のものは相手どちらか 1 人選択制です。

~スタジアムについて~
◆スタジアムの効果は全員適用されます。

タッグポケカ おおまかなルールより一部抜粋

面白そうな部分を太字にしてみました。
これを読めば何となくタッグポケカの雰囲気を掴み取ることができました。

うんうん。面白そう。

デッキを作ってみよう

さて、チーム戦でいちばん大事なことは「味方の足を引っ張らないこと」だと思っています。
今回はイベント自体がエンジョイ、カジュアルな雰囲気ではありますが「デッキが回らない」のは純粋によろしくないと考えました。
せっかくの楽しい対戦も、事故って一瞬で終わってしまったりしては元も子もありません

加えて、タッグポケカは2対2です。仮に自分が先に退場してしまった場合2対1になります。これはもう味方をサンドバッグとして差し出しているに等しいに違い有りません。それだけは避けなければ…

ということで、今回のデッキのコンセプトは下記のとおりです。
・味方に迷惑をかけないように1ターンで盤面形成ができる
・手札干渉が飛んできても、止まらないようなデッキタイプにする
・盤面の再現性をできるだけ高める方向に特化する

強いカードで味方をサポート/カバーするという考えも思いつきましたが、強いカードも理想の盤面を作れなければ強くありません。
ましてやタッグポケカは自分のターンが終わったら、次の自分の番が来るまで3人の人がターンをすすめるわけです。
その間にナンジャモやジャッジマンは飛んでくるものだと考えたほうが良いですし、アルセウスV等の進化前のたねポケモンは2回殴られていなくなっていると考えた方が良いと考えました。
(書いていて改めて思いましたが、すごい環境だ。)

以上のことから「たねポケモン」で「展開力に優れていて」「耐久力もある」デッキが一番いいかなーと思いました。
ミライドンexがまっさきに思い浮かびましたが、「エレキジェネレーター0枚」を連発する私は多分選んだらヤバいと思ったのでエンテイくんに頑張ってもらうことにしました。

エンテイくん、タッグポケカ仕様。森の封印石は添えるだけ。

普段のジェットエンテイの構築から、下記のカードを変更しています。
OUT トレッキングシューズ4枚
IN ピクニックバスケット2枚、ピオニー2枚


トレッキングシューズはとても良いカードですが、今回はタッグポケカ。盤面の再現性をできるだけ高めたいということからピオニーを2枚入れました。
ルール上、2巡目の人からサポートが使えるのでピオニーでVIPパスやヒスイのヘビーボールを持ってきてイキリンコexを確実に打てるようにしたり、滝壺を持ってきて後攻4巡目からバーニングロンド決めたりできるように調整しています。

え?手札が消えるって?

大丈夫、味方がいるから。(他人任せ)

大丈夫、多分次の自分の番が来るまでの3人のうち誰かはジャッジマンかナンジャモ打ってくれるから。(相手任せ)

ピクニックバスケットですが、入れた理由は滝壺のダメージを消すのが主な役割ですがカイリューVのドラゴンゲイルヤミラミのロストマインで味方のベンチに乗ったダメカンを消せるのが強いかなと思って2枚差しました。
結果、めっちゃ活躍しました。

実際に遊んでみて

当日、チームになる人をランダムで毎回決めて頂きました。
毎回新鮮な気分で対戦できるので、とても良かったです。
マッチアップはこんな感じ。

1戦目 使用:ジェットエンテイ(タッグポケカ仕様)
味方:ロストリザードン 相手:ロストギラティナ、エテボース

チーム勝利。リザードンとマグマの滝壺を共有できたりマフォクシーVをお互い強く使えたりチームシナジー最高でした。VStarパワー!!!!!!

2戦目 使用:ジェットエンテイ(タッグポケカ仕様)
味方:ミライドン 相手:アルセウスギラティナ、マフォクシー

チーム勝利。ミライドンも自分で盤面形成できるデッキなのでとても心強く安心してこちらも立ち回れました。ギラティナのロストインパクトでお守りエンテイがぶっ飛ばされましたが何とか勝利!

3戦目 使用:ジェットエンテイ(タッグポケカ仕様)
味方:ロストギラティナ 相手:キラフロル、ロストリザードン

チーム勝利。ウッウがとても頼りになりました。非エクぶっ飛ばしてもサイド2枚取れるの素晴らしい。

4戦目 使用:ジェットエンテイ(タッグポケカ仕様)
味方:ウェーニバル 相手:リザードン、ロストカイリュー

チーム敗北。
リザードンexがひたすら固く、ロストがひたすら強かった。
味方のウェーニバルはとても面白そうなデッキでした。

3-1で勝ち越しました!
いや、勝ちはまあおまけですが…自分が事前に考えたような動きができたと思います。何より、自分の盤面が完成し切ると味方のプレッシャーも和らぐのがわかり強いデッキを握るよりこういう方向性で考えてよかったなあと思いました。

2戦目が終わったあとのフリータッグポケカ。

一番面白かったのは、2戦目が終わったあとのフリータッグ。
味方はロストカイリュー、相手はアルセウスこくば、ミュウVmax。
カイリューVが後攻の4巡目からお得意のいきなりドラゴンゲイルで無双するのですが、2回撃ったところでベンチのキュワワー/ヤミラミ等4体が60ダメージずつ乗ることに。
このままではこくばバドレックスVの「アストラルビット」で1ターンにサイド4枚ずつ取られてしまう…
私の盤面は例によって完成されきっていたので手札は0枚。
トップで引いたのはピオニー。

お…???

「ピオニー使います。ピクニックバスケットを2枚持ってきます。」

「ピクニックバスケットを2枚使います。全員60ずつ回復します。」

「カイリューくん、またドラゴンゲイル頼むよ。」

帰宅してみて

イベントの醍醐味は交流だと思います。
これはポケカに限らず、蟲神器でもそうですしボードゲームでもそうです。
スポーツでも仕事のイベントもそうかもしれません。
大会と一番違うところは勝ち負けよりも交流が大事という点です。

普段とは違ったことをみんなで楽しむ。

タッグポケカはそんな魅力が詰まったとても良いイベントでした。
何かしら機会があれば取り入れてみようかな、と思いました。

楽しいイベントでした!

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