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【変幻の仮面環境】ウガツホムラexで遊ぼう


はじめに

はじめまして!
普段は会社員でITの仕事をしながら、子供と楽しく過ごしている一児の父、あるとんと言います。
普段は、ゆるふわポケカ会やミッテン府中でポケカ等のイベントのスタッフをしたり、さくらもち交流会というポケカイベントの主催をしております。
カジュアル向けの楽しいイベントとなっておりますので、ぜひこちらにも足を運んでいただけますと幸いです。



私とウガツホムラについて

かれこれ「ワイルドフォース」が発売されてから4ヶ月が経ちました。
その間環境は目まぐるしく動き、TOPのリザードンを筆頭にまさに群雄割拠といった状況でした。

私はあいも変わらず発売日からずっとウガツホムラと向き合ってきたわけですが、お世辞にもスタンダードの環境においてウガツホムラがめちゃくちゃ強いということもなくたまに対戦相手の方に

「ウガツホムラのデッキ始めて見ました!!」

と言われることがほとんどだったと思います。
ということで、発売日からシティーリーグS4まで駆け抜けた過去記事は

こちらにありますので、お時間ある方はぜひ読んでみてください。
リザードン環境に抗う、真面目に狂った文章が読めると思います。

本記事は、そのあと。「変幻の仮面」環境以降のウガツホムラについて書き記していきたいと思います。


ウガツホムラの現在の型(おさらい)

ワイルドフォースで登場以降、色々試した結果ウガツホムラには大きく分けて2種類の型が考えられます。
といっても、私が勝手に考えてるだけでレシピも転がってないので適当です。

ウガツホムラ(ファイヤー)


フレアシンボルのファイヤーを添えたレシピです

ベンチに置くだけでたねポケモンの炎タイプのワザのダメージが+10される、ファイヤーを添えた型です。
メリットは何と言っても「置くだけ簡単」であること。何の事前準備も不要でベンチに置くだけで効果を発揮します。
2体用意すれば、れっかばくしんが280となりVstarはワンパン圏内です。
デメリットは簡単であるがゆえ、ベンチが埋まりやすいということ。
また、ファイヤーがバトル場で縛られると逃げ2が結構重かったり。

「初めてウガツホムラを使ってみたい!」

と言う稀有な方には最初はこちらのファイヤー型をおすすめします。特に凝ったプレイングが不要で、ファイヤー出してれっかばくしん言うだけで簡単です。

ウガツホムラ(テツノブジン)

タキオンビットのテツノブジンを添えたレシピです。

バトル場に降臨した際20ダメージを投げていくテツノブジンexを添えた型です。
メリットはついでにデッキに入れる大量の入れ替え札により、LO系コントロール系のデッキに強く、縛られてもすぐに解決できる強みがあります。
またベンチにもテツノブジンは1体いれば十分で、ベンチを圧迫することもありませんしブーストエナジー未来により逃げ0なので運用も楽です。
デメリットは、その豊富な入れ替え札により事故りやすい点です。
ポケカのプレイングにもある程度慣れ、こまめなダメージ管理でも得意な人向けです。

ウガツホムラ(マシマシラ)

今回の変幻の仮面の個人的注目カード、マシマシラの登場により新しく型が増えました。
本レシピは後述します。


変幻の仮面環境

ここでは詳しくは割愛しますが、このボックス実に味わい深いボックスだと思っています。

環境を一色に染め上げた「ドラパルトex」を筆頭に、どこを切り取ってもなにかの役に立ちそうなカードばかり。
そう、こういうボックスを待ってたんだ。

その中で、ウガツホムラと相性の良さそうなカードをピックアップ。

オーガポンいしずえのめんex

特性「いしずえのかまえ」により、天敵のリザードンやルギア等のポケモンからダメージを受けず一方的に試合が進む…訳ではないんですよね。
裏を呼ばれるとそれまでなので、このカードはこのカードで専用にデッキを組むほうが良さそう。

オーガポンかまどのめんex

割りとどちらの効果も使えそうではある。
ただし、役割がウガツホムラと被っておりウガツホムラのデッキを使いたいなら入れる理由が見当たらないっちゃ見当たらない。

バルビート

ワザのファストサインが強力。先攻の事故回避に大いに役に立つ。
オトシドリexとは呼べる枚数↔取られるサイドの数の相互互換といった感じ。オトシドリexの方が自身の効果で去れるので好みだったりする。

ルージュラ

呼べるたねポケモンに指定がなく、ミュウexやかがやくゲッコウガを呼べる。対ゲッコウガにおいて1エネ付いたミュウexを用意できると考えると結構アリ。

ケーシィ

擬似的な逃げ札として使える。
HP40のため、ドラパルトexに狙われたりタキオンビット2回等で倒されやすく環境には向かい風かなと言った印象。

マシマシラ

今回の本命。
こいつがとにかく強い。ドラパルトexのダメカンを返すことはもちろん、マグマの滝壺の20ダメージも相手に返すことができ、れっかばくしんと合わせてHP280まで見ることができるようになった。
さらに30点返すとHP290まで見ることができる。


シャリタツ

特性「きゃくよせ」は、「ふしぎなしっぽ」のミュウと同じ感覚で運用ができる便利なポケモン。
ウガツホムラは古代カテゴリであり、オーリム博士の気迫をメインに撃ちたいデッキのため採用はアリ。

シークレットボックス

ACE SPECその1。
ウガツホムラにおいてはかなり使い勝手の良いACE SPECではある。グッズは「大地の器」や「エネルギーつけかえ」等展開の手助けになるものを、ポケモンのどうぐは「森の封印石」で更に1枚好きなカードをピックしたり、サポートは「オーリム博士の気迫」でスタジアムを「マグマの滝壺」を持ってくることで後1れっかばくしんの安定性が上がる。
非常に好き勝手できるカードではあるものの、このカード自身が好き勝手手札に来るわけではないので注意。

2024/5/11 追記
現在はこのカードをACE SPEC枠として採用してます。最序盤、序盤、中盤に後半と基本的にいつ使っても強いですこのカード。

ポケモン回収サイクロン

ACE SPECその2。
ウガツホムラにおいてはかなり使い勝手の良いACE SPECではある。
おまもりごとウガツホムラを回収できるのはもちろん、イキリンコを回収してケアしたり逃げ札として使ったりと使い勝手は良い。
ただし、ウガツホムラをアグロ寄りで組んでいる場合は戦略と噛み合わない点は注意。

レガシーエネルギー

ACE SPECその3。
全色エネルギー1個分と、サイド軽減の効果を持つ強力な特殊エネルギー。
このカードを入れることで、システムポケモンとして入れたポケモンも技を使える可能性やこのエネルギーを見越してサブアタッカーを組み込めたりと戦略の幅が広がるいいカードである。
が、他のACE SPEC同様素引きする前提で戦略を組むのはやや難しい。


デッキレシピ

2024/5/3-4 CL札幌

プライムキャッチャーバージョン
シークレットボックスバージョン

CL札幌を想定したデッキがこちらになります。私は出ませんが。

新弾「変幻の仮面」からマシマシラを新しい相棒として加えました。この枠は特性「フレアシンボル」のファイヤーや特性「タキオンビット」のテツノブジンexと同じ枠で、ウガツホムラのダメージラインを280に引き上げる役割を持ちます。
それぞれメリットデメリットがありますが

ファイヤー
メリット:滝壺対応、一応殴れる、ベンチに出すだけで+10と簡単
デメリット:逃げエネ2で縛られる、サイド落ちすると火力が下がる、ベンチが埋まる

テツノブジンex
メリット:特性によるダメージ、ブーストエナジーで逃げ0、いれかえ札と相性良い
デメリット:逃げエネ2、いれかえ札が必要、ハバタクカミ、テツノイバラで止まる、サイド2枚取られる

マシマシラ
メリット:実質30ダメージ加算&回復、特性によるダメージ、逃げ1
デメリット:悪エネが必要

3体を比較した場合、マシマシラのメリットが一番大きいと判断しました。
特にウガツホムラではマグマの滝壺で乗る20ダメージをそのまま打点に変えることができるのは大きなメリットです。


2024/5/9 けぱポケカ杯

普段はプライムキャッチャーを使っていますが、ネタのつもりでシークレットボックスを採用

いつもお世話になっているオンライン大会です。
自分の中の「机上の空論」の動作検証をするのにピッタリな大会で、シティリーグ2024S1のときに使った「アルセウスヌオー」もこの大会でしっくり来たことで本番採用しました。

今回、ACE SPECの枠を「プライムキャッチャー一択」と言い切るのもデータ不足かなと思い何も試さずに微妙というのはいかがなものかと言う考えからシークレットボックスの使用感をけぱポケカ杯で試すことにしました。

プライムキャッチャーの代わりということで、呼び出し手段であるボスの枚数を増やし、サポートを確定サーチできると言う役割からポケギアを削りました。
全勝できたのですが、個人的にはボスの枚数は2枚のままで良いかなという気持ちと、ナンジャモが減ったことによるドローソースの減少が気になっていました。
シークレットボックスの使用感ですが、悪くなくむしろ「いつ使っても強い」という点においてはプライムキャッチャーを上回るのではないか、と思いました。


2024/5/11 ジムバトル

ナンジャモを再び3枚に戻しました

ボス3枚から2枚に減らし、ナンジャモを3枚に戻しました。

終始、シークレットボックスの強さが光る試合ばかりでした。

  • エネルギーつけかえ+封印石+オーリム+滝壺サーチからのマフォクシーV2面取り

  • ボール(からエンテイV)+封印石+滝壺サーチからの安定度抜群なイキリテイク宣言

  • 後ろを縛られた際の入れ替えカート確定サーチ

  • ハイパーボール+不要などうぐ+不要なサポート+滝壺サーチからのハイパーボールで不要なカードきって山札圧縮した後のミュウexのリスタート

などなど…
最序盤から最終盤までいつ使っても強いカードでした。しばらくはシークレットボックスで運用してみようと思います。


■ポケモン 12枚

ウガツホムラex 3
今回の主役。
トドロクツキexやタケルライコexという優秀な同期と差別化できるように、この子に特化したデッキを組むというのが私の目的です。
メインアタッカーですが、2枚並んでいれば十分であり「すごいつりざお」も採用しているためサイド落ちを考慮した上で3枚の採用としています。
「れっかばくしん」は260ダメージという高打点が出せ、たねのルール持ちをワンパンできます。
ガチグマアカツキexまでワンパンできる稀有なアタッカーにもなりました。

炎タイプというのも優秀で、手貼り+マグマの滝壺+オーリム博士の気迫で1ターンのうちに3エネ用意できるのも魅力です。
この要求は意外と難しくなく、イキリンコex、エンテイV、かがやくゲッコウガ等のドローソースを挟みながらオーリム博士の気迫による3ドローで残りのエネルギーや滝壺を引けることが多いです。
マグマの滝壺はトドロクツキにおける「ダークパッチ」と異なり、"引いた瞬間にとりあえず置いておける"というのも要求がそこまで難しくない要因になっています。

エンテイV 1
ウガツホムラの現在の姿。
エンテイV単体のデッキタイプがある程、非常に優秀なアタッカーです。
2エネで放てるバーニングロンドは最大220ダメージ、相手がベンチを絞って4体にしていても「フレアシンボル」のファイヤーが2枚ベンチにいれば220ダメージが出せます。
「森の封印石」を付けることで、好きなカードを加えられ事故の回避や詰めの場面で詰め切るなどの小回りも良く、特性「しゅんそく」は言わずもがな優秀です。
マシマシラの登場により、ベンチ枠が埋まっていなくても220打点出せる可能性があります。なんなら状況次第で240~250も目指せます。タケルライコも怖くない。(ブーストエナジーは付いてないものとする)
あれえ…このこウガツホムラより優秀だあ…

マフォクシーV 1
バトル場とベンチ狙撃を同時に行うテクニカルなアタッカー。
2面処理できるのは言わずもがな優秀ですが、この子は「マナフィを出さざるを得なくする」という隠された能力が強かったりします。
相手の序盤の動きに「マナフィを出す」ことを強いることで安定性を削ぎます。
また、1エネで打てるあやしいともしびも強力でオンバーンex単騎で突っ張ってきた時もこれで解決できる可能性を生み出します。
マシマシラの登場により、ウガツホムラのヒートブラスト60ダメージをマナフィに与えておき、次のターンにマシマシラのアドレナブレインでマナフィ気絶からのマフォクシーで2面取りもできるようになりました。こわ。
可能性の獣…

テツノイサハex 1
悪リザードンキラー。
このデッキのコンセプト上は絶対に不要の一枚ですが、コレがないウガツホムラは悪リザードンに対して爪痕一つ残せずに負けるのがほとんどです。
しかし、このカードがあるからリザードンに勝てるというわけではなく基本的には完全に不利です。
あくまで最後のサイド2枚を取りきる際に立ちはだかるリザードンを倒せる可能性に全ベットした1枚ということは念頭に置いておきましょう。
地味にトドロクツキも草弱点なので、ブーストエナジー古代の上からワンパンできることは覚えておきましょう。加えてイサハ自体もHP220のため、返しで「カラミティストーム」によりワンパンされることも覚えておきましょう。
リザが少なくなったので、ふねをおりました。

ハバタクカミ 2
ウガツホムラと同じ【古代】カテゴリを持つ非ルールポケモン。
特性「あんやのはばたき」はバトル場で発動する強力な特性を完全にストップできるため、ロストにおけるキュワワーやウッウ、パオジアン、ゲッコウガ等相手の動きを止めたり、コレを解除するためにリソースを使ってくれたりします。
ワザ「たたりとばす」も悪くない性能で、おまけのダメカン2個を例えばアルセウスVやギラティナVに乗せておくことでマシマシラを出すこと無く「れっかばくしん」で倒すことができます。
対ロストはもちろん、ミミッキュの突破やテツノイバラの解除等活躍の場は多く、オーリム博士の気迫を採用するこのデッキではアタッカーの機会もあり必ず使えるよう2枚の採用としています。
最初の7枚にこいつがいたら、ニヤニヤしながら出しましょう。

マシマシラ 2
今回の優秀な脇役。
特性「アドレナブレイン」により、ウガツホムラの火力の底上げが可能です。
悪エネを手貼りする必要がありますが、オーリム博士の気迫とエネルギーつけかえを使って手貼りせずにエネを用意することもできます。
対ドラパルトで活躍するのはもちろん、全ての対面においてマグマの滝壺の20ダメージを相手に返す役割があり使う場面が多すぎるので2枚採用しています。
ウガツホムラのデッキにおいてはファイヤー、テツノブジンのいいとこ取りのようなポケモンです。

イキリンコex 1
序盤の展開補助に必要なとりポケモン。
初手にボールがあった場合は、最優先で呼びましょう。
手札にサポートや切りづらいカードが多い場合は、かがやくゲッコウガを優先しイキリンコを使わないというプランを進めましょう。

ミュウex 1
中盤のリソース補助と逃げ0の優秀なかわいいやつ。
特性「リスタート」は中盤の手札補充や終盤の相手のナンジャモ、ツツジなどの手札干渉からの復帰としても優秀です。
ゲッコウガexに対しては強力なアタッカーとして役割を変えます。

かがやくゲッコウガ 1
かがやく枠。紆余曲折ありましたが、現在はゲッコウガの採用で落ち着いています。
基本的には無理してベンチに置く必要はありません。イキリンコがサイド落ちしていたり、手札にエネルギーにつながるカードが少ない場合、手札にサポートを抱えてイキリンコを使いたくない場合などは意識しておくようにすると良いと思います。


■グッズ 20枚

ハイパーボール/ネストボール 4-4
いわゆるボール枠。安定性を求めてボール枠は8枚としました。
このデッキにおける優先度はハイパーボール>ネストボールです。
ある程度の枚数のエネルギーをトラッシュしておきたいという点から、ハイパーボールに意識を優先しましょう。

大地の器 3
手札1枚をリソースに、エネルギーを2枚山札から引っ張る強いカードです。
引いたエネルギーはかがやくゲッコウガでドローに変換したり、ハイパーボールでコストにした上でマグマの滝壺やオーリム博士の気迫で再利用したりと汎用性が非常に高いカードなので、できれば4枚入れたいところですがデッキ枠の都合で3枚にしています。
お好みで何かを抜いて4枚にするのもいいと思います。

いれかえカート 3
入れ替え札。
たねポケモンのみなので、このデッキにおいては「ポケモンいれかえ」の完全上位互換です。
マグマの滝壺で乗ったダメカンをリセットしたり、「ロストマイン」等のダメカンばら撒きに対してプランを崩したり単に入れ替え札と言う役割以上に優秀なカードです。
手札にこのカードがあり、ベンチにエンテイVがいる場合でポケモンが気絶したらとりあえずエンテイVをバトル場に出し「しゅんそく」で1枚多く引いて考えるのもありです。

ポケギア3.0 1
サポートサーチカード。
通常のデッキよりも、サポートが少ないデッキのためやはりサーチカードは欲しいという結論になりました。
デッキ圧縮は得意なため、圧縮後のポケギアによるサポートヒット率はそこそこ高いです。
最後の詰めの「ボスの司令」をサーチするために山札に残しておくのもいいです。
シークレットボックスがこの役割を担います。

エネルギーつけかえ 2
非常に小回りの効くカード。
マグマの滝壺で加速したエネルギーを、炎ポケモン以外に動かしたりすることはもちろんオーリムで加速した2つのエネルギーを1体にまとめたりし奇襲することができます。
デッキの性質上、後攻1ターン目にハバタクカミのたたりとばすを使うにはこのカードが必要です。
他にもオーリムで加速した悪エネルギーをマシマシラへ移植したり、マフォクシーにつけかえて奇襲したり、ミュウexにつけかえて奇襲したりと役割は多いです。
正直もっとたくさん欲しいですが、多すぎても事故の元になるので2枚。

ロストスイーパー 1
スタジアムかポケモンのどうぐを破壊できるカード。
主に「勇気のおまもり」「ブーストエナジー古代」「ヒーローマント」等のHPを増やすカードを消し、「れっかばくしん」によるワンパンを通すための採用です。
地味に前の番に残った自分のマグマの滝壺を割り、再度マグマの滝壺を貼り直すことで2枚エネ加速をすることもできます。

すごいつりざお 1
トラッシュから山札にリソースを戻すカード。
メインのウガツホムラは3枚のため、サイド落ちを考慮するとこのカードは必要です。
かがやくゲッコウガが場にいる場合や、トラッシュにエネルギーが落ちすぎて手貼り権も欲しいときにエネルギーを戻すのにも使います。
序盤に泣く泣く捨てて、後半困るというのもこのカードのいじらしいところ。

ともだちてちょう 1
サポートを山札に戻すカード。
序盤のイキリンコで巻き込んでしまったサポートを戻したり、オーリムを6回使うもよし、ナンジャモを2回以上使うもよし、ボスを2回以上使うもよしの使いやすいカードです。

プライムキャッチャー or シークレットボックス 1
ACE SPEC枠。
このデッキにおいてはマキシマムベルトかプライムキャッチャーかの2択になります。
このデッキにおいてはマキシマムベルトかプライムキャッチャー、シークレットボックスの3択になります。
マキシマムベルトは2進化exに対して強くなるものの、使い所が難しく対面によっては使わないこともあるため無難に活躍の場があるプライムキャッチャーがおすすめです。
アルセウス系統やたねV、たねexのデッキに対しては後攻1ターン目からベンチ呼び出して攻撃もできたり、入れ替え札としても機能するため基本的にはこちらの採用で問題ないと思います。

シークレットボックスは、最序盤の安定性の確保と中盤以降のピンポイントサーチに優れています。初手イキリテイクするのにプライムキャッチャー引いちゃった…に経験がある方はこちらを採用するのも◎。


■ポケモンのどうぐ 4枚

勇気のおまもり 2
HPを50増やすどうぐ。
ブーストエナジー古代との比較が最も悩むポイントですが、下記理由からおまもりを採用しています。

  • ウガツホムラ以外にも付けられる

  • マグマの滝壺でダメカンが2つ乗るのでブーストエナジー古代である理由が薄い

特に後者です。ウガツホムラにブーストエナジー古代を付け、マグマの滝壺でダメカンが2つ乗ると残りHPは270になります。
重要なダメージラインはHP280であり、これを超えられないHP270であれば別にHP260でも大差ありません。ブーストエナジー古代である利点を発揮するためにはマグマの滝壺を使わずにエネルギー加速をするか、いれかえカートを消費する必要がありそこまでしてHP290を維持することに余り価値を感じなかったので勇気のおまもりにし、いざというときのためにイキリンコやミュウに付けることもできるよう柔軟性を出しました。
イキリンコやミュウにつけることで、ドラパルトexのファントムダイブ200を耐えるだけではなく、サーナイトにおけるサケブシッポのベンチ狙撃も耐える可能性が増え、仮に耐えないダメージが飛んできたらマシマシラのアドレナブレインできぜつ圏内に持っていけるはずです。

デヴォリューション 1
2進化exを主体としたデッキへの抗い。特にリザードン。
ウガツホムラは環境のミライドン同様に体力が330と多く、後半勝手に火力の上がるリザードンを苦手としています。
マシマシラのデッキができる前の「テツノイサハ」のようなポジションで、苦手なリザードンに対してワンチャンを生み出すカードです。
このカードで退化させて倒すのではなく、退化させて動きを鈍くするのが役目です。

森の封印石 1
ポケモンV限定で好きなカードを持ってこれるVstarパワーを得ることができるカード。
このカードがサイド落ちしていないかは最初に確認し、サイド落ちしていなければベンチにエンテイVは用意しておくようにしましょう。
また、その場合誤って「勇気のおまもり」をエンテイVにつけないようにしましょう。


■サポート 9枚

オーリム博士の気迫 4
【古代】カテゴリ限定の、最強エネ加速カード。
ポケモンVに対するメロンの上位互換のようなカードで、おまけで3ドローが付いてくるのが強すぎます。
気軽に撃って良いのですが、撃つ場合は以下を考慮します。

  • 滝壺用にトラッシュに炎エネルギーを最低1枚は残すようにしておく

  • すでに2エネ付いているポケモンには悪エネルギーを優先して付ける

マグマの滝壺の都合上、トラッシュに炎エネルギーを残すように動き付けすぎないように注意が必要です。

ナンジャモ 3
手札干渉、兼ドローカード。割と使います。
このデッキは、後攻から殴り始める場合オーリム博士の気迫を撃たない場合はウガツホムラは攻撃できません。
先行で相手が次のターンに使うカードをサーチし、手札を流したい場合はナンジャモを撃ちながらエンテイVで攻撃しましょう。
こちらはマグマの滝壺と手貼りで起動できます。

ボスの司令 2
ベンチ呼び出しカード。
コレを使ってサイド2のポケモンをひたすら倒していきましょう。
先述の2種類のサポートよりかは使用頻度低いです。


■スタジアム 4枚

マグマの滝壺 4
エネルギー加速できるスタジアム。
ウガツホムラの利点の底上げになっているカードで、この存在のお陰で後攻1ターン目れっかばくしんが実現します。
トドロクツキにおける「ダークパッチ」と同じ役割ですが、こちらはダメカン2つが乗るかわりにスタジアムが割られない限り次のターンも使用できる利点があります。
また、トドロクツキexデッキにおける序盤のイキリンコ等でダークパッチは使えなければそのまま捨てざるを得ないのと違い、こちらはとりあえず貼っておくことができるため安定性においてはこちらの方に軍配が上がります。
(そのかわり、トドロクツキはポケストップを採用することができデッキの全体的な安定性という観点で言えばあちらのほうが上です)


■エネルギー 11枚

炎エネルギー/悪エネルギー 7-2
試行錯誤の結果、この枚数に落ち着きました。
トータルで10枚は欲しい中、マシマシラを起動するための悪エネルギー2枚と言う比率になるかなと思います。
炎エネルギーについてはもう少し研究する必要があるかなと思っており、8枚でも良いかな?と思ってます。

ジェットエネルギー 2
入れ替えにもなる特殊エネルギー。
れっかばくしんを連発するのに使うのが基本的な使い方ですが、できるだけこのカードは使わないように動きます。
バトル場を縛られたときの対応ですが、基本はいれかえカートを使用することになりますがいれかえカートはグッズであり、サポート「ビワ」によってトラッシュされる恐れがあったり、サポート「野党三姉妹」によって山札からトラッシュされる可能性があります。
一方、ジェットエネルギーには狙ってトラッシュする術がなく対LOにおいて切り札になり得ます。


基本的な動かし方

最序盤

対戦準備におけるバトル場に置くポケモンの優先順位は
ハバタクカミ>ミュウex>エンテイV>かがやくゲッコウガ、マシマシラ>ウガツホムラex、イキリンコex、マフォクシーVです。
このデッキはたねポケモンが13枚もあるので、初動の7枚でポケモンが2匹以上あることも珍しくありません。
基本的にはハバタクカミがいればバトル場に出しましょう。続いて逃げ0のミュウex、「しゅんそく」が使えるエンテイV、逃げ1のゲッコウガの順番です。ポケモンが1匹しか居なく、選択肢がない場合は当然しょうがないです。
イキリテイクを使わずに最初の番を終える可能性もなくはないので、初手にイキリンコの他にもう一枚あり、イキリンコがいなくても展開できそうな場合はそちらを優先しましょう。

序盤

先行の場合、ウガツホムラexに炎エネルギーが1枚付いた状態で番を返せれば上々です。
相手のスタートポケモンにより相手のデッキタイプが推測できる場合には、それに応じたポケモンに手貼りしましょう。
サポートが使えないため、イキリンコexやかがやくゲッコウガによるドローで盤面を揃えていきます。
オーリム博士の気迫が手札にある場合は、状況に応じてイキリンコを使わないというのも手です。

後攻の場合、「エンテイVのバーニングロンド」あるいは「ウガツホムラexのれっかばくしん」、エネルギーつけかえを利用した「マフォクシーVのマジカルファイヤー」や「ハバタクカミのたたりとばす」を狙って動きます
同じくイキリンコやゲッコウガのドローと、サポート権はオーリム博士の気迫を使いましょう。
必要な札は「エネルギー1枚」「マグマの滝壺」「オーリム博士の気迫」です。マグマの滝壺は引いたらとりあえず貼っておきましょう。エネルギーは
先に手貼りはせず、イキリンコやゲッコウガで一度トラッシュへ流します。
その後のドローの過程で1枚あるいは大地の器が引ける(事が多い)はずです。オーリムに繋がらなかった場合は、れっかばくしんは諦めエンテイVのバーニングロンドか、ハバタクカミを前に出して番を返すプランに切り替えます。

中盤

れっかばくしんでサイド2のポケモンを取り続けます。
ロストバレットのような非ルールが主体のデッキは、ハバタクカミのたたりとばすでテンポを取っていきます。
その際は、マシマシラと合わせて効率よくサイドを取ったり適宜マナフィ呼び出してヒートブラスト60を当てておき、マシマシラのアドレナブレインでマナフィ落としてからのマフォクシーのマジカルファイヤーでサイド3枚取りを目指しましょう。
終盤に向けて、山札の不要なボールなどを削っておくようにすると良いです。

終盤

ボスの司令で詰めましょう。
ナンジャモやツツジの手札干渉には、ミュウexのリスタートが有効です。活かすために終盤が近づいてきたら山札を圧縮し不要なカードを切っておきましょう。すごいつりざおでエネルギーを戻し、かくしふだで復帰するのもアリです。


環境との相性

ドラパルトex 有利

マシマシラの存在により、比較的有利に立ち回れます。
HP320はれっかばくしん260に加えてマシマシラの30を2回で到達します。ロトムVやピジョットexを先に倒しておくと更に有利に戦えます。
いれかえカートの30回復は大事に使いましょう。

ルギア 互角

とにかくチラチーノが立たないように立ち回りましょう。
ルギアVstarはれっかばくしん260と滝壺で乗った20をマシマシラで返すことで到達します。ガチグマもワンパンできます。
チラチーノが立ってしまった場合は、ハバタクカミで応戦しましょう。たたりとばす90と滝壺で乗った20をマシマシラで返すことで倒せます。
レガシーエネルギーを含めたネオラントVには注意。弱点込みでウガツホムラワンパンされます。
魚のたいあたり強すぎワロタ。

リザードン 不利

天に祈りましょう。
相手の展開が微妙そうならマフォクシーVで一気に倒し切るのもありです。

ロストギラティナ やや有利

早い段階でハバタクカミを出し、ハバタクカミ2体で戦っていきましょう。
片方か両方に「勇気のおまもり」を付け、げっこうしゅりけんのケアを忘れずに。
ギラティナVが出たら、たたりとばすの20ダメージやマシマシラで20ダメージを乗せておくとギラティナVstarになったあとれっかばくしんでワンパンできます。
マナフィを置かなそうなら、あえてマフォクシーVをベンチに出すことでマナフィを出すことにリソースを切ってくれる可能性があります。有効活用しましょう。

ロストバレット 互角

基本的な立ち回りはロストギラティナと変わりませんが、サイドレースがやや遅くなる分後半のまくられが発生する可能性はあります。
「勇気のおまもり」の使い時が勝負を決めます。ハバタクカミにつけるのか、ガチグマexをケアしてウガツホムラに付けるのかは判断しましょう。

パオジアン やや不利

弱点対面ではありますが、リザードンのように諦めるレベルではないです。
手札干渉は飛んでこないことが多いので、とにかく突き進んでサイドを先行しましょう。
パオジアンは2エネでこちらをワンパンしてきますが、こちらもれっかばくしんの圏内です。先に殴り始めたほうが勝ちます。
エンテイVもアタッカーになり得ます。2エネで軽く、しゅんそくで事故回避もできるのでオススメです。ベンチをしぼられて9体の場合バーニングロンドは200です。マシマシラと合わせて220に到達するので覚えておきましょう。セグレイブは1体なら立っても無視しましょう。どうせ2エネで落ちるんです。2体立った場合はデヴォリューションを当てましょう。
ポケストップ貼られたら迷わず使いましょう。ウガツホムラのデッキはグッズ比率が高く、恩恵が大きいです。

サーナイト 互角

ハバタクカミを中心に戦いましょう。キルリアを常に狙い撃てば勝機があります。
たたりとばすの20ダメージはキルリアやサーナイトexにのせます。
エネルギーがついてないサーナイトexを呼び出すと、ハバタクカミがいればサイコエンブレイスが使えず、ほぼ逃げられずにターンが返ってきます。
残りはれっかばくしんで刈り取れるので、覚えておきましょう。

未来バレット(カウンターカイナ等含む) やや有利

先にサイドを取ったほうが勝ちます。
テツノカイナは怖くないので、エネがたくさんついたポケモンをれっかばくしんでワンパンしていけば勝てます。

古代バレット(トドロクツキexを含む) 互角

トドロクツキを中心としたデッキの場合、とにかく早い段階でかがやくゲッコウガを落としましょう。ブーストエナジー古代を付けた場合HP200となりますので、基本的にはウガツホムラで戦っていきます。
トドロクツキexと中心としたデッキの場合、マグマの滝壺の使いすぎに注意しながら立ち回ります。トドロクツキexには、カラミティストームではなくくるいえぐるを使って貰えるように立ち回るとマシマシラと合わせて倒しやすくなります。
ポケストップ貼られたら迷わず使いましょう。ウガツホムラのデッキはグッズ比率が高く、恩恵が大きいです。

タケルライコ 互角

台頭してきたウガツホムラの強力な同期。
オーガポンみどりのめんexを用いた爆速エネ加速は目を見張る物がある。
とはいえ、(おまもりが付いていなければ)れっかばくしんのワンパン圏内でありパオジアン対面と同様先にサイドを取ったほうが勝ちやすいです。
こちらのウガツホムラをきょくらいごうで倒すには素で4枚のエネルギーが必要であり、ウガツホムラにお守りを付ける意味は無いと言っていいのでこの対面の場合はおまもりは捨てるかミュウに貼っておきましょう。
相手のきょくらいごう後にナンジャモを撃ってあげると止まりやすいので、止めた後でエネの軽いエンテイ等でオーガポンを狙っていくと有利に戦えます。
ポケストップ貼られたら迷わず使いましょう。ウガツホムラのデッキはグッズ比率が高く、恩恵が大きいです。

サーフゴー やや不利

純粋な弱点を考えればウガツホムラが有利なのですが、そもそも弱点なしでもワンパンなので弱点の恩恵はありません。
パルキアVstarが出てくることが多いので、マシマシラと合わせてれっかばくしん280を叩き込んでやりましょう。やられるまえにやる。
ポケストップ貼られたら迷わず使いましょう。ウガツホムラのデッキはグッズ比率が高く、恩恵が大きいです。

アルセウス 有利

カモです。サイド2-2-2でテンポ良く勝ちましょう。
進化前Vはもちろん、Vstarもマシマシラと合わせて280出すのは余裕です。
マキシマムベルトだけは注意。

ミライドン やや有利

後攻でテツノカイナごっつあんを決めてくるタイプであれば有利に戦えます。
基本的にはエネがたくさんついたポケモンをれっかばくしんでワンパンすれば止まります。ロストスイーパーはテツノカイナのおまもりに使いましょう。ミライドンのおまもりは無視していいです。

ゲッコウガex 互角

ミュウexがサイドに落ちてるかどうかが勝負の鍵です。
ゲッコウガはミュウexにエネルギーつけかえを駆使してエネルギーを集めてゲノムハック「しのびのやいば」を当てましょう。
ピジョット型なられっかばくしん+マシマシラの20で倒せます。
ユキメノコ型の場合、マフォクシーを用意しましょう。ベンチにはマシマシラとウガツホムラだけいればOKです。イキリンコは置かないように。


ウガツホムラのACE SPECは?

Tier1:プライムキャッチャー
Tier2:マキシマムベルト、シークレットボックス、ポケモン回収サイクロン
Tier3:レガシーエネルギー、アンフェアスタンプ、ヒーローマント
Tier4:サバイブギプス、覚醒のドラム、マスターボール
圏外:ハイパーアロマ、ネオアッパーエネルギー、リブートポッド

基本的には汎用性の高い「プライムキャッチャー」かなと思います。
ウガツホムラのれっかばくしんは、連発するためには場を一度離れる必要がありプライムキャッチャーの入れ替え効果に噛み合います。
また、序盤に一気に押し切るデッキのため呼び出しを兼ね備えたこのカードはウガツホムラのデッキにぴったりだと思います。

次点でマキシマムベルトです。
れっかばくしんが310になるため、サーナイトex等の2進化exのいち部をワンパンできるようになるだけでなくファイヤーをはじめ打点アップの補助によりHP330のリザードンなどにも対応できます。
しかしながら、ex以外には効果がなく全てのデッキに有効に働くわけではないのが欠点です。ペパーの採用を考えるのであれば検討しても良いかもしれません。

大体はこの2種類で、以降は好みかなと思います。
Tier2~3までは何かしら活躍の機会がありますが、序盤に一気に押し切るデッキとは対象的な効果のカードも多くデッキコンセプトと噛み合わない点が気になります。


まとめ

基本的には、前回の記事に色々書いたので今回書く内容はほとんど無いのですがマシマシラの登場により前よりウガツホムラの利点というのは伸びたように思います。

あの優秀な同期を超える日も近い…?

追記

CL札幌にて、ウガツホムラのデッキがトーナメントまで残りました。

「ひいろ」さんのデッキで、ブジン型のウガツホムラのようです。
前述の通りこのデッキはどの型でもリザードンに対しては不利であり、一度リザードンが立ってしまうと厳しい戦いを強いられることになりますが、ドラパルトの登場によりCL札幌直前のTierからはリザードンがランクダウンする状況でした。

Day1Day2ともにウガツホムラが活躍しやすい環境だったのではないかと思います。
ひいろさんの環境読み、CLという大舞台でウガツホムラを使う勇気はすごいと思います。おめでとうございます~!

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