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愛とは共創的なもの【TOMOO/Present】

私が2,3年前からハマって、周囲に少しずつ布教している、TOMOOさんというシンガーソングライターがいます。
一番に驚くのは、彼女の見た目と声のギャップ。そこに驚きながら楽曲をひとつずつ聞いていくと、曲もオシャレかつポップで、気がつけばあっという間にハマっていました。

そんなTOMOOさんが、先日「Present」という曲をリリースしました。
タイトルの通り、誰かにプレゼントを贈るときの「何を渡そうか?」「喜んでくれるかな?」といった心情を描いた曲であり、メロディーも歌詞も優しい気持ちにさせてくれます。

私はこの曲を聴いて、「愛とは共創的なもの」というのがこの曲のテーマなのではないかと思いました。
サビの歌詞が特に象徴的です。

プレゼントなんてね
どっかで的はずれ?
的外れがもし届くなら
君がそうキャッチしてくれたから

だけどね今日も歩いて探す日々に
パッと笑った君をイメージして
街はプリズム

1番サビ

愛なんていつも少しだけ的はずれ
的外れがもし届くなら
君がそうキャッチしてくれたから

愛ならそうだよひとりで仕上げないで
パッと笑った君をイメージして
心は透き通る
悩んで選んでイメージして
君のところへ

ラスサビ

「愛とはギブアンドテイク」なんて言われることがあります。それって「ギブとテイクどちらか一辺倒ではダメで、両方のバランスがとれて成り立つもの」くらいの意味だと私は思っていました。

ところがそれだけではない。
ギブ側が能動的で、テイクは受動的であるかのように感じられるけど、実はそのどちらの行為にも愛を宿らせることができる。双方が能動的になったとき、そこに愛は生まれる。―そんなことを感じました。

プレゼントの話でいうなら、贈る側は相手の喜ぶ姿をイメージしながら、プレゼントを悩んで選ぶ。もらう側も、相手が自分のために悩みながら選んでくれたことに思いを馳せて感謝し受け取る。
もしプレゼントした物それ自体が、もらい手の好みから的外れだったとしても、もらい手が”キャッチ”したなら「プレゼント」は成立する。

「もらった側は相手に感謝しろ!」なんてことを言いたいのではなくて、もらう側も感謝の気持ちを持ってキャッチできたなら、2人の間には愛が在るんだと思うのです。

「愛ならそうだよひとりで仕上げないで」という歌詞の通り、愛というのは、「贈る/受け取る」を交互に繰り返すなかで共に創りあげるものなのだと感じたのでした。


※ほかの楽曲もぜひ聞いてみてください♪
https://youtube.com/playlist?list=PLw88atdWDYGp9E05kdOvvJtDJRUXsK7tY&si=4YWvS9yB55GGTB_d


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