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SMILE -映画「Joker」を観て ※ネタバレ無し

「ジョーカー」を観てきたので、その時感じたことを。
ネタバレなしです。

賛否両論あるようですが、私はエンドロールが終わった瞬間に心の中で拍手喝采した。
ジョーカーに
人の心に
そしてホアキン・フェニックスの演技に。

ストーリーが進むにつれてホアキンがかぶる仮面。
いや、仮面を1枚ずつ脱いでいるのか?
「何か」が乗り移っているかのような悲哀と狂気に鳥肌が立った。

それからダンスシーンの綺麗なこと!!
私は映画の中に出てくる「ダンスシーン」が好きで、心の中にベスト10を持っている。
今までの錚々たる映画を押し除けて、ジョーカーのシーンが間違いなく1位になった。
あのシーンを観るために絶対にもう一度、スクリーンで観る。絶対。

この映画を絶賛する人は、
残念ながらこの映画のテーマに部分的でも共感した人だと思う。
この映画には共感と、共感できないものとが相まっている。
私は「残念ながら」共感してしまった。
人の心の深淵覗いたような気分になった。

この映画をこれから観るなら、
「ダークナイト」を観ておいた方が楽しめると思う。
観ておいた方が、映画を観ている「自分の気持ち」が救われる。
ストーリーの行き着く先が理解できる。

冷静に考えると、ストーリーは想像がつくし、特別ではない。
ただ、そこに演技、舞台、音楽、演出、全てが美しく絡まりあって
凄い作品が生まれてしまった。

タイトルにつけた「SMILE」はこの映画に最も相応しい言葉であり、
もっとも悲しい響きである。

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