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【子育て】療育は誰のため!?長男子育てで気付く親のエゴ

おはようございます。
イライラしない日常を目指す あろはる です。


長男は先天性疾患があります。

産まれてすぐにNICUに入り、検査を繰り返し、疾患が確定してからは箱入り息子として育ててきました。


来月には6歳です。
年長です。


発語は未熟で言語訓練中。
こちらの言ってることは理解できますが、自ら話すことは不明瞭です。
発達検査では、理解度は年相応、表出は2歳レベル。
表出はとっくに次男に追い越されています。


疾患のため、生殖機能も未発達なので、将来的に子孫を残すこともできません。


年齢を追うごとに問題行動が変化するのも特徴です。


長男の疾患を知ったとき、私は当時の一般的な可能性のほとんどをあきらめました。

例えば、
結婚すること
子供を授かること((私にはとっては孫)
長男と外食すること(太りやすい疾患のため)

今思えば、なんと視野狭窄で浅はかな考えだったかと思います。


その長男が下顎の突出した不正咬合のため、矯正歯科を受診しました。


そこで、矯正歯科医から言われた言葉に、すーっと肩の力が抜けたのです。


「ただでさえ、長男くんは普段から我慢してますよね?
そこにわざわざ矯正の器具を入れる必要はないです。
ましてや、本人はご飯も食べられる。不正咬合だからといって、

何か長男くんは困っていますか?


おーーー!!


確かに、本人は困ってないかもー!?


そもそも、下顎突出の場合は、上顎突出よりも早い治療が望ましいようだとの情報を聞き、それならば!と受診した経緯があります。


歯のことは、まだ本人も小さいし、親が管理しなきゃいけないし、そもそも自分の思いをまだ言葉にできないのだから本人に聞くという最も大切な行動をしないで勝手に進めていました。


本人の気持ちも意志も無視したまま。


長男は疾患のため、食事コントロールが必要で、甘い物とカロリーの多いものはセーブしています。


普段から、周りとは違う食事をしているし、言葉も手先も不器用、発達障害も並行する疾患のため、5歳でできることの半分はできていない状況。


それでも、やりたいことはやりたいと主張するし、嫌なことには断固嫌だと表現します。身振り手振りと、彼の持ち合わせてる言葉をフル活用して。


実は下顎突出による発音の不明瞭さも気になっていました。


それに対しても、相談した矯正歯科医の先生は、

「元大リーガーの松井秀喜選手いますよね?彼も不正咬合です。でも、彼の話していることは分かりますよね?そして、素晴らしい業績を残した。本人が困っていないなら少しの不明瞭さのためにやりたくもない矯正をやらなくていいですよ。」


カキーン!!


松井秀喜選手じゃないですが、頭の中でホームランが打たれた気分でした(笑)


何のために治療するのか?
本人は望んでいるのか?


これは、普段の療育にも当てはまります。


本人の意思を確認せずに全てを勝手に進めてきていた親のエゴに猛省しっぱなしです。


疾患があるから、
まだ子供だから、
まだ喋ることができないから、


だからといって、当人ではない親が全てを決めて良いことはないのです。


改めて、本人への意思確認、選択させることの大切さを思い知りました。


この治療は本人が望んでいるのか?
この療育は本人がやりたいのか?


自問していきます。


それでは、良い一日を!

あろはる

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