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フルリノベーションした自宅を公開!工事の流れとビフォーアフターをご紹介します

こんにちは。
インテリアコーディネーターの美紀です。
2022年に中古マンションを購入し、フルリノベーションをしました。

今回はマンションリノベーションの工事の流れとお部屋のビフォーアフターをご紹介します。

こちらを読めばリノベの全体の流れがわかると思うので、是非最後までご覧ください。

フルリノベーションとは…
住宅の専有部分の内装や設備を全て取り払い、躯体のみ残すスケルトン状態にすることから始まります。一度スケルトンにすることで間取りや設備の変更が可能になります。リフォームとは古くなった設備の交換、クロスの張り替えなどの新築当初に近い状態に戻すことを言います。フルリノベーションはリフォームより大掛かりな工事となります。

引き渡し時の様子

築30年70平米中古マンション 3LDK→1LDK+土間に変更

私たち夫婦が購入した中古マンションは築30年、広さは70平米、3LDKの間取りでした。一番の決め手は約10m南側に面していて家全体が明るいところでした。

リノベーションに不向きだと言われている壁で躯体を支える壁式構造のマンションだったものの、内見で取り外せない壁の位置を確認したところ玄関や水回りに集中していることがわかり、十分自分たちの好きな間取りにできると思い、購入を決意しました。

リノベ前の図面

間取りは3LDK→1LDK+土間にフルリノベーションしました。
水回りの位置はほとんど変えていませんが、他は全て一度取り外し変更しました。

リノベ後の図面

リノベーション工事の流れ

工事中は工事がお休みの日曜日を中心に、毎週のように現場を見に行っていました。そのときの記録をまとめたものをご紹介いたします!

養生

工事が始まるとまず、資材を運ぶ際に通るマンションのエレベーターや廊下などの共用部分に傷や汚れをつけないように養生します。

解体

解体されて躯体以外の壁は全て取り外されていました。床や壁も無くなったので部屋が広く感じて、開放感がありました。

解体時の様子

大工工事

床の下地施工が進み、新しい間取りに沿って壁の下地が出来てきて、部屋の間取りやサイズ感を体感できるようになってきました。

工事で使用する材料が大量に積まれていました

内装工事の下地

床には床暖房を設置する箇所にパネルが貼られていました。床暖房の位置を目で見て確認できるのはこのタイミングだけです。LDKは床がタイルなので、冬はひんやりするため床暖房を設置しました。

ダイニングキッチンになる予定の部屋

棚を取り付ける予定の壁は事前に伝えていたので、下地を補強するための下地板を入れてもらいました。新たにつくる壁も骨格が組まれてきました。
床には汚れないようにカバーがされていますが、早速少しずつフローリングが貼られていました。

手前は寝室兼仕事部屋、奥はウォークインクローゼットになる予定の部屋

内装工事

壁と天井が黄色い石膏ボードに覆われてきました。
この上に塗装やクロスを貼ることで、普段目にしている壁が完成していきます。

ダイニングキッチンになる予定の部屋

新設したウォークインクローゼットの壁も石膏ボードで覆われていました。

ウォークインクローゼットの壁

床・壁・天井の仕上げ

壁と天井が全て白に塗装されました。部屋に入った瞬間一番感動したのはこのタイミングでした!塗装屋さんが綺麗に仕上げてくださり、真っ白な壁の空間が美術館のようでした。

ダイニングからリビングを見た様子
ウォークインクローゼットの壁が完成しました

建具も設置されてお部屋らしくなってきました。3枚連動引き戸は中に冷蔵庫や家電などを入れるスペースです。生活感の出る家電は全て隠してしまいます。手前にはキッチンが設置される予定です。

ダイニングキッチンの建具がつきました

キッチン施工

キッチンの施工のタイミングだけ工事中に見に行ってきました。ほとんど丸一日がかりで施工してくださいました。

キッチン施工中

タイル貼り

キッチンも完成し保護されていて、床のタイルが施行されました。イメージしていた内装が形になってきました。

ダイニングキッチンのタイル

洗面台の正面にはタイルを貼りました。LDKとは違いブラウン系のタイルを選んでいます。ショールームに行ったり、サンプルを確認したりして悩んで選んだタイルでしたが、広い範囲に貼られた様子は見たことがなかったので、イメージ通りでよかったです!

洗面台のタイル

施主検査

工務店の方と現場で立ち会い施主検査を行います。依頼していた内容と間違っていないか確認しました。傷や汚れが気になる箇所を工務店の方と一緒にマスキングテープで印をつけて、引き渡しまでの約一週間で手直しをしていただきます。工事終わりに綺麗に掃除していただく美装工事も行います。

施主検査の様子

何度も現場に足を運んで確認していたので、途中途中で気になる箇所は工務店の方に連絡をして解決していました。なので当日はそこまで細かく確認しなくても、問題はなかったです。

引き渡し

施主検査から一週間後引き渡しが行われました。
この時は何もモノがない綺麗な空間なので、まだ自分が住む実感が湧きませんでした。これから引っ越しをして生活するのが楽しみです。

お花をいただきました

ビフォーアフター

LDKのビフォーアフター

元々キッチンは北側の独立した部屋にあり少し暗い印象だったので、明るい場所に対面キッチンを設置しました。床をフローリングからタイルに、壁と天井をクロスから塗装に変更したため印象が変わりました。

before
after

洋室のビフォーアフター

元々和室とキッチンだったお部屋を洋室に変更しました。押入れも取り外し部屋を広げたので、奥にウォークインクローゼットを配置しました。この部屋は寝室とワークスペースにします。

before
after

土間のビフォーアフター

4畳ほどの広さの洋室は土間に変更しました。玄関からそのまま繋がるように、床は玄関と同じモルタルで仕上げてもらっています。

before
after

まとめ|リノベーション工事の流れとビフォーアフター

工事開始から約3ヶ月で完成したリノベーション。毎週見に行っていたので、ほとんどの工程を確認することができました。

ただ、リノベーションは思った以上に大変でした。何度も足を運んでいたのでその都度気になることは連絡して、申し訳ないと思いながら直してもらうこともありました。内装は人の手で行う施工なので、少し雑に感じることもありました。早い段階なら間に合う手直しも、手遅れになってしまう可能性があります。

これからリノベーションを検討される方は、現場には何度も足を運ぶことをおすすめします。

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