『勢悦』

気づいた時は遅かった。無意識とは怖いものだ。

誰もいない深夜のオフィス。心臓が高鳴る。

いや、高鳴っているのは俺だけか。

俺と壁に挟まれた彼女は、余裕な顔をしている。

しかも上司。それも人妻。この先、どうしよう。

「へー、仕事は遅いのに、こういう動きは

素早いのね。あんたに壁ドンされるなんて」

面白がっている。見てるだけで満足してたのに。

「この先は?」首に手を絡めて、顔が近づく。

この先がどうなったか?あなたの想像通りです。


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