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60歳の誕生日に行なったこと

2023年の5月12日で60歳になった。私はずうっと日記をつけ続けているので、20歳、30歳、40歳、50歳の誕生日には何をしていたのかが記録されている。

これは今年の誕生日に行ったことの記録である。たいした事はやっていない。

朝7時半に起きた。コーヒーを淹れて生徒たちに明日の舞踏クラスの確認メールを送る。 

日本で暮らす父(91歳)にMessengerで電話する。「長生きしてね」と言われる。父以外の日本の家族はみんな亡くなってしまった。

息子(24歳)が大きなバラの花束と、生牡蠣や蟹などを買って来る。

花瓶が見当たらなかったので、シャンパンを冷やすバケツに入れる。

 Facebookにはすでに友達から百件以上のメッセージが届いている。タイムラインを埋めてしまうので私にしか見えない設定にする。公式ポストを投稿。
旦那(仏人)と息子が昼食を作る間、私は居間で爪を磨いてマニキュアを塗る。

旦那が牡蠣の殻を開け、エスカルゴのブリオッシュを焼く。
「聖なる愛」という名のワイン
息子の焼いたケーキ。ブルーベリーや苺、木苺をふんだんに。

オペラ座の近くでお茶を飲もうという旦那の提案。車は駐車の面倒があるのでバス停に向かうが今日に限って29番のバスが運行しない。メトロ3号線でオペラに向かう。

L’InterContinental Paris le Grand ロビーを通り過ぎる。
地上階のBar 緑茶が8€。
ここが「パリで一番綺麗なトイレ」だそうな。

リハーサルに向かった旦那と別れ、息子と二人でオペラ座前の広場に行く。

古い友人とばったり会う。

小雨が降り始める。チュイルリー近くまで歩く。

夕方

舞踏クラスで練習中の横腹筋を使ったポーズの像があった。

Palais-royalまで歩く。

Jardin du Palais Royal 雨があがった。
24歳の息子と60歳になった私。10年後もここで写真を撮ろう。

二人で歩いて家まで帰る。Église Saint-Eustacheで足を休める。

Église Saint-Eustache

ミサが始まってしまったので、頃合いをみて退館する。

家に戻って大量の皿洗い、大量の片付けものと、明日のクラスの準備をして寝る。
Facebookの反応は合計で約500。4500人の友だちの約11%と繋がっている、ということなのかな?

次の日

朝クラスに行くと生徒たちから贈り物が!

10年後の70歳誕生日にもこのような一日レポを書けるよう、それまで生きていよう。

有科珠々

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