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【連載小説】ファンタジー恋愛小説:氷晶の森の舞姫と灼熱の大地の王子 第四十一話 反撃

前話

 つかの間の恋人との休息を取ったレオポルトはすぐに軍の進軍をカール達と話始めた。ユレーネはまだ本調子でないため、ローレライとレナが世話をしていた。軍議に出たがるユレーネをローレライとレナは必死に引き留めていた。レオポルトは必ず迎えに来ると言って。
 
「ユレーネ」
 ローレライとレナが言う通りレオポルトはユレーネを迎えに来た。ユレーネは王家に伝わる武具を着けレイピアを持っていた。
「遅いわよ」
「すまん。ほら」
 レオポルトが手を差し出す。ユレーネはしっかりその手を握った。
 ユレーネがレオポルトと庵をでると白い馬が一頭いた。
「一緒に行くんだろ? しっかりつかまってろ」
 ユレーネがレオポルトと一緒に馬に乗るとレオポルトは一気に馬を走らせた。国境沿いには多くの義勇団があった。その先頭に行くとニコとカールが馬に乗って待っていた。
「遅いぞ。レオ」
「悪い」
 レオポルトは後ろにいる援軍に見えるようにフローズン・ブレイドを掲げる。
「アドルフを討つ! 進軍!!」
 レオポルトが声を張り上げて言うと後ろからおおー、と鬨の声が帰ってきた。いつの間にレオポルトはこんなに大人になったのだろうか。あの、少年らしいレオポルトはいなくなったのだろうか。ユレーネが考えているとレオポルトがささやく。
「大人の俺も子供の俺もまだ両方いるよ」
「って。今の!」
「聞こえてきた。ユレーネの不安の声と寂しい声が。俺はユレーネの前ではいつも一緒だ」
「王! お戯れは命取りですよ」
 カールが横に馬をつけて注意する。
「わかっている。飛ばすぞ」
 レオポルトは馬の腹を蹴る。景色が形がわからないほどに変わって行く。色だけがかろうじてわかった。
「もうすぐ炎の国だ」
 レオポルトが風に負けないようにユレーネに言う。すぐに体温が上がるような感覚に陥った。ここが炎の国……。ユレーネは周りを見渡す。自分の国と変わりない。違いは気温だけだ。だが、ユレーネはこの温度の差に負けなかった。すでに水の加護を得て中和されていた。と、馬が止まる。そこには大軍があった。歩兵達がやってこようとしていた。だが、かなりの距離がある。そこへ一頭の馬が進んできた。レオポルトは動かない。
「レオ! 下がらないと!」
「大丈夫だ。あれはおそらく将軍だ」
「将軍って……」
 いっている間に声が届く距離まで相手は進んできた。
「レオポルト王子。いや、王よ。我々はあなたに剣を向けません。アドルフに反旗を翻す機会を待っていました」
「将軍ライナス、か?」
「はい! アドルフは王宮で立てこもっております。闇と共謀してこの国だけでなく世界を我が物にしようとしています! 我々は王とともにあります。どうぞ。この先をお急ぎください。そしてあの野蛮な魔術師の野望を打ち砕いてください」
 レオポルトが進むとすい、とライナスは馬をよけた。
「礼を言う」
「こちらの言葉です。ご武運を。カール! アドルフに操られた兵士の助けを共に!」
「わかった。兵士達よ。ライナスに続け!」
 後ろで歩兵達と騎馬隊のやりとりが始まっていた。


あとがき
なんでこう、すいすい前に進めるんでしょうねぇ。何回見直してもこのくだりは変わらないんですよ。将軍はどうやっても道譲るし。反抗心がない。こまたねぇ。あと二話で終わるのに。あと二話改稿できるのでしょうか。

そして第二部は進むのでしょうか。途中で止まったまんまです。最近「星彩の運命と情熱」を書いていたので止まってたんです。

そして、ついに適切な処置のおかげで熟睡できました。先生ありがとう、です。しっかり六時間半寝れました。深い睡眠は少ないけれど。しっかり寝てエネルギー充填オッケーです。でも仕事行きたくない病はある。それでも山ほど水分を取って行くんでしょうね。

モバイルのチャージができないのって怖いですね。最近モバイルICOCA使い始めてるので。

結局、オムロンコネクトに統一することになりました。今日は活動計を買わないと。骨量がでるのがタニタの良いところなんですけどね。たまにタニタでも計っておきます。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

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