完全在宅ワークの日常

去年11月に完全在宅ワークの仕事に転職した。
フリーランスではなく、
フルリモートワークの編集者。
その前は紙の教材の編集者をしており、
今回はデジタル教材の編集ということだったので、
まぁ、似たような内容かなと思っていた。

つくっているものは似たような教材で、
紙がデジタルになっただけなのだが、
仕事のやり方は本当にすべてデジタル。
一緒に仕事をしている、
在宅ワークの仲間は多分デジタル世代。
上司の説明にすぐ反応し、
ささっと仕上げてしまう。

私はと言えば、大人になってから
デジタル機器を学んだ世代。
上司の指示がTeamsで来るのだが、
それを解読して理解するのに時間がかかり、
やり始めて軌道に乗るまでにも時間が…。
なんとかついて行っているような状態だ。

今まで紙の媒体で仕事をしてきたことは、
上司はご存じなので、時間がかかっても、
使いこなせるようになってくれればいい、
と言ってくださっている。

希望していた完全在宅勤務で、
喜んで仕事をしているが、
そんな苦労も多々あり、
時々は落ち込むこともあった。
しかしこの歳になっても
学ぶ機会を与えてもらったと考え直し、
新しいことができるようになる度に
喜びも感じている。

それにやっぱり出社の時間を省けて、
急な事態にも対応しやすいのは本当に便利。
大変なこともあるが、
この環境はとても気に入っているので、
できれば長く勤めたいと思う。
子どもの不登校問題で前の仕事を辞めて、
１年弱の休養を経てこの仕事を始めたが、
結果的にはよかったと思っている。

エッセイ｜花咲ありす｜note

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