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【就活】最終選考に落ちる

手ごたえと結果が合わなかった初めての経験かもしれない。どうやっても面接の内容はちゃんと受け答えできていたし、これ以上はないと終わった直後から東京に住んでいる友達に言っていた。もう今は何で落ちたんだという怒りしか湧いてこない。もう怒り。めちゃくちゃ怒りが込みあがてくる。なぜなら、自分の不足を一切感じなかったからだ。自分の非があれば、多少は納得できるものだが、思い当たる節がない。全く持ってない。筆記試験も相当うまくいったと予想していた。つまるところ、あれ以上を出すことはできないということだ。てっぺんをたたいていた感覚があった。ハグしようとしたら、いきなりひっぺ返しを食らった感覚だ。とにもかくにも、最終選考に東京までわざわざ行ってまで落ちたということなのだが、この経験により、俺の手ではどうにもならない世界があるということをハタと自覚した。俺がいくらその会社で働くことを想像して、逆質問をたくさん準備していっても、落ちる時は落ちる。つまり、俺がいくら準備をしたところで落ちるもんは落ちるのであれば、ある程度やったのなら後は天の采配に任せるしかないということである。だから、今後、明日の面接緊張するな、ということで前の日の夜に頭がぐるぐるして、眠れないということはなくなるだろう。もはや、自分という人間をみてもらうというよりかは企業と自分との相性をあちら側に判断してもらう(それには、自分で自分のことを喋れる必要があるが)ということでしかなくて、こちらにその決定に対しての裁量、持ち分は一切ないといってよい。だって、今回落ちてんだから。面接で聞かれたことに対してはちゃんと答えることができたし、なんなら終始笑う時間もあった。だからこそ、今はもうやれる限りのことやったから、あとはもうそっちで勝手に判断してね、という感覚になっている。そして、最終選考で落とすぐらいならもっと一次選考とかでこいつ合わないなっていうのに気づいて落とせや、というのと、自分から会社に媚びにいったところでどうにもならないんだから、そんなことをして受かるぐらいなら、普通に受け答えして(もちろんある程度の愛想は必要だが)落ちるときは潔く落ちた方がいいというのと、落とすならちゃんと最終選考の日から一週間待たしてメール送ってくんなや、もっと早くからメール送ってこいやという怒りしか湧いてこない。ただ、この経験で明らかに自分の就活に対する姿勢が変化することは確かだ。どこか就活に対して恐怖心があり、不安に苛まれ、漠然としていたものが今回しっかり最初から最後まで姿を現したからだ。もうこれ以上のことはないだろう。東京にも行ったし、会社の中に入る経験もしたし、最終選考で落ちたし、やれる限りのことは自分なりに当然やったうえだし、もうこれ以上のことは自分の裁量内でできることに関してはない。それは、諦めでもあるし、経験から抽出された、自分で掴んだ実態でもある上に確かな物でもあるし、自分ではどうにもならない世界線というのはあるんだなということでもあるし、自分に嘘をつく必要はないし、怒りしか湧いてこないし、だけどこの経験によりもう不安になることはおそらくないし、最悪と最高がワンプレートできた感覚だ。本当に何で落ちたのか分からない。こんだけ手応えがあったのに、落ちる理由がどんだけ頭を捻っても出てこない。まあ、あっちの一存でどうにでもなる世界なので、ここからも俺は就活はこうするべき!!みたいな就活の規範(そんなものは多少はあるにしても、結局はその企業とその人との相性に尽きる)を聞いてもいないのに教えてくるような、自分がうまくいったことを世界全体の正解にしてるやつには媚びないことには変わらない。そんなことより、聞かれたことに対して自分の口でちゃんと答えられるような努力をするつもりだし、会社への理解をやれる限り押し進めていく所存だ。ただ、落ちたことに対してはどうにも腑に落ちない。まあ、結果にどうこういってもしょうがないので、次を探します。

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