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ただいま、故郷

こんばんは、アレクサンドリアです。

GWで、懐かしい故郷に帰ってきました。
私一人で気ままな小旅行です。

地下鉄と新幹線、JRを乗り継いで、兵庫県の三ノ宮駅まで帰ってきました。

そこからバスで、最寄りの駅まで揺られます。

そのバス停に向かう途中で、すぐ後ろから耳に入ってきた会話がありました。

「ゴールデンウイークやのにな、英語と国語のワークだけやねんで!めっちゃすごくない!?」

弾けるような、楽しそうな声でしたので、中高生ぐらいの女の子の会話かな、と思い、ちょっと横に寄って見てみたら、なんと若いお母さんに小学生ぐらいの女の子がスキップしながら話しかけていました。

その親子は、駅中の洋菓子店の前で立ち止まり、これから買って帰るのでしょう、ケーキを指差して寄り添っていました。

わぁ、今どきの小学生の女の子って、お姉さんみたいな話し方なんだな、と驚いてすぐに、

そうだ、うちの娘もあの頃そうだったじゃない、おしゃまさんだったな、と不意に当時の映像がよみがえり、笑みがこぼれました。

この女の子の会話で、ああ、故郷に帰ってきたんだな、と身体の奥からジーンと湧き起こるものがありました。

ふと記憶から出てきた歌

ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きに ゆく

「一握の砂」石川啄木


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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#エッセイ

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