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君は国税局に踏み込まれたことはあるか?

あれは忘れもしない、
あれ?いつだったっけな?
そうそう、まだ父が個人事業主として代表をしていた時のことです。
たしかリーマンショックの翌年だったかな、7月だったと思います。

この頃は、父と私の二人だけでのんびり仕事をしていました。
朝、出社すると近くの喫茶店でモーニングするのが日課でした。

喫茶店から戻ってくると、会社の向かい側に見慣れない車が停まっていました。いかにも怪しい感じです。
スーツを着た3名の男性が車から降りた我々の方に歩いてきて、名刺を見せがてら、名古屋国税局の局員であると名乗られました。

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