20240402「カレー沢薫」先生の漫画
■20240327作成、0402ポスト
【前置き】
体とメンタルの調整のため横になり、ﾏﾝｶﾞupで着せ恋読んで、ピッコマであれこれ雑多に読む中で、気になってリスト入れといた「カレー沢薫(かれーざわかおる)」先生の「いきものがすきだから」と「きみにかわれるまえに」読んだ
心の奥深くまできゅっとしめつけられる様な、なんともいえない感情に大きく揺さぶられ、つき動かされた
ついっただと文字数不足すぎるので、ここで衝動のまま吐き出す
【エンカウント(初遭遇)】
たしかここ1～2年以内の話
ピッコマで発達障害系エッセイとかの漫画読んでたら「”カレー沢薫”先生の漫画面白い」と作中にあり、名前もインパクトあって惹かれたのでピッコマ内で検索
「なおりはしないが、ましになる」をみつけ「なるほど、そういうものだろうしな」と納得しながら「無料話数なしで試し読みだけか。。。でも気になるし読んでみよう」と読んだら一発で「ふーん、おもしれー作家」となった←
「ところどころに落ちてるバフン」「人と目を合わせないことに命を懸ける」「”俺がいると世界のクオリティがさがる、早く水蒸気とかになったほうがいい”」etc
「いやだいぶパンチきいてんなこの御方」と感じた
特に”世界のクオリティがさがる”という表現が最高に好きすぎる
これを”共感”と表現していいのかわからないけど、”なんかすげえ伝わるししっくりくる～！”って感じがした
しかしながらさらに拗らせ捻くれクソ雑魚野郎のワイは同時に
「いや何が世界のクオリティ下がるだよ、OLと並行して漫画描けるほどの気力体力があって、出版社の担当さんとやり取りできて結婚もできるほどの社会性社交性もあって今実際漫画一本で生活できている程恵まれたモノを持ってるというのに、そんならそれ以下のワイはクオリティ下げるどころの話じゃなくなってくぁwせdrftgyふじこlp(早口発狂)」
とか思いながら「ざけんなよ、ﾍﾟｯ」みたいな少しふてくされた心とか「俺なんかもっと駄目じゃん…」みたいな絶望とか、あと「でもクリエイターの自己肯定感の低さときたらあるあるだもんな…別にこの人も嫌味で言ってる訳がなく心底そう思ってどうにかこうにかあがいてるとかそんなんだろうな…」とかも同時に思ったり
とかそんな感想抱きつつ最終的には「でも無職で金ねえし試し読み分しかみれねぇな、残念」と一旦それで終わって、しかし先生の存在感は強く心に刻まれた
【心を締付ける作品】
その後しばらく、先生の著書を読む機会はなかったが、今日たまたまなんとなく「読んでみるかー」と「いきものがすきだから」「きみにかわれるまえに」の二作品を読んだ
「いきものがすきだから」
所々にリアリティと毒を散りばめながら、動物保護施設で働く若い女性が主人公の漫画
作中の「生きものが好きで始めたボランティアだけど、人間は嫌いになりそう」といった言葉にはなんか共感してしまうし、「自分の知らない世界や事実」「経験した事のない話」としても興味深いけど、作中の色んな言葉が深く心を突き動かすような、そんな感覚に襲われた
「きみにかわれるまえに」
次に読んだこれが一番えぐられた
一話完結型の、様々な人物や状況でのエピソード集
「必ずしも自身が経験した事ではないはず、せいぜい見聞きした話とかだろう」
「だとしても、ここまで多種多様なキャラクターや状況を考えて話を作った？」「それもこんなに短いページ数にまとめて？」
「短いけど決してあっさりしてるわけじゃない、むしろ無駄を一切削ぎ落として凝縮されて、ドチャクソ濃厚なSS」
「普通にこんな作品つくれるのすごすぎるだろ、なにが”世界のクオリティが下がる”だふざけんな」
キレながら感動しながらきゅーっと心締付けられてちょっと泣いた（情緒不安定
とかそんな感じの感情の記録
おわり
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