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「働きたい」けど「働けない」現実

息子のこと

本来ココで書くかどうか迷いましたが、
息子は肢体不自由と知的障害を持つ
いわゆる「重度心身障害児」です。
(現在高校2年生。)
札幌市の養護学校にいます。(寄宿舎生活)
そんな息子、卒業後は「働いてお金を稼ぎたい」らしいんです。(直接言うのではないけどね。)
多分私が「お仕事だから」と言って先に家を出て、息子の登校を業者に任せているからかもと思うんです。
ただ就労継続支援施設でさえも息子のような人は
なかなか受け入れられないみたいです。
雇用してというよりも「生活の場」としての
施設の過ごし方の方が現実的と
進路指導の先生からも言われています。
雇用する側も施設の広告でもなかなか
「重度心身障害者」が雇用されてる様子はない
(見つけにくいだけかもしれないが)

でもなんとかしてあげたい。
少しでも「自分の作ったもの」を販売してお金を稼ぎたい。
そんな息子を応援するのが私の役目だと思うんです。

息子でも「販売できる」機会を

息子の学校では毎年学校祭などで
卒業生が働いた施設の作品を販売する機会があるのですが
今年はコロナの影響で中止に。
ただでさえなかなか見向きもされないのに
息子が「働く」ってできるのでしょうか?
そんな時に思ったのがハンドメイド販売アプリ「BASE」と
クリエイターに特化したプラットフォーム「note」な訳です。
今後は「息子が関わった作品」なども紹介していきます。

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ちなみに今年見学旅行の事前学習で作ったアイヌ模様をあしらったマスク。
裏地には藍染めのガーゼを使用しています。
ミシンもフットコントローラーを大きな手押しスイッチに替えて、
押している間はミシンが動くようになっています。ミシンの運針は先生にお任せしていますが
「自分でスイッチを押す」ことに集中して取り組んでいるようです。
マスクやサシェに使うレースを選んだりどんな人に使ってほしいか考えながら制作に取り組んでいるとか。

そういう息子を誇りに思います。

#はたらくってなんだろう

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