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読書記録のすすめ

30代半ばとなり、仕事だけではなく、育児においても、コツをようやく掴みかけつつある今、なんだかマンネリ化してないか自分、と新たな壁を感じている。
そんなときにふと、まだギリギリ20代の時に読んだ、三谷宏治さんの『戦略読書』を思い出し、再び読み直してみた。
本作品の対象は、働くビジネスマンであると思うが、子育て中の親にとっても、子供の手本となる身近な大人がいかに魅力的であるか、を目指すための指南書としても読んでいただけると思う。

本のススメ、終章では「読書→思索・行動→発信→スキル」とあったことを踏まえ、これから100冊/年を目標に、読書記録をつけていこう。ちょっと早いけど、2024年の目標。
まずは、これからつけていく読書記録のきっかけになった、『戦略読書』からはじめよう。

読書戦略は、1年単位で見直していくような、ダイナミックなものなのです。

『戦略読書』三谷宏治

すぐに成果・結果を求めてしまう、せっかちな私だが、40歳になるまでに、ちょっと尖ったおもしろい大人、になれるよう、どんな本をこれから手にするのか、記録していこう。

本の選び方は、本著で紹介されていた、2期から3期への移行期に、自分が属していると仮定し、ビジネス系と非ビジネス系を1:1(各50冊目標)で読み、且つ非ビジネスでは新奇の本を12冊読むようにしよう。

▼本著メモより選書ポイント
スタートダッシュに成功するところまでが、第1期:ビジネス系に100%。
ギアチェンジ第2期:ビジネス系と非ビジネス系を1対1としてリバランス。ビジネス基礎は2〜3冊、応用を中心に。
停滞を避けプロフェッショナルを目指す第3期:ビジネス系より非ビジネス系を増やし、新奇を月1冊。
次の道に向けての準備期間第4期:次の希望職種・業種のビジネス系を100%、基礎本10冊と関連の応用90冊。

・ビジネス基礎は10冊におさめる。熟読(重読)する。1度でダメなら、1年後また挑戦すること。
・ビジネス応用は、自分が今、関わっているビジネスの主要テーマごとに10冊程度、人気の高い本を読む。
・非ビジネス基礎にお勧めのジャンルは、SF・科学・歴史・プロフェッショナル・心理学・哲学(自然やヒトの本質を描こうとしている本なら、何だってOK)自分が今、関わっているビジネス以外の領域の本を読む。ビジネス系とバランスをとって読む。
・非ビジネス新奇は、自分にとって、世の中にとって、「新奇」なものをあえて選んで月1冊は、読みましょう。いつもなら読まなそうなもの、読むか読まないかも判断しかねるもの、見たことも聞いたこともないもの……。①本屋や図書館で目に留まったもの②流行もの③書評や◯◯賞受賞作品④人にお勧めを聞く。当たりがあれば、その筋を深掘りすべし。シリーズやその本からAmazonつながりで。

ビジネス書は、必ず序章を読み、自分がこの本を、読むべきか・読みたいか、を判断する。またどこからスタートするかも判断でき、効率的な読書ができる。
※特にビジネス応用に有効と思われる。


▼本著メモより「ビジネス発想につながる5つの視点で読む発見型読書法」
①対立:過去や他業界の例と比較して差を見つけだし、それが大事かどうかを見極める
②反常識:それまでの業界常識が覆された部分を発見する
③数字:とにかく数字に落ちるものを見逃さない
④段深く:ウィキ英語版や出典まで読む、検索結果を1,000件辿る
⑤抽象化:事例や情報をそのままではなく、一段だけ抽象化して記憶する

2024年はどんな本との出会いと、そこから何を得られるのか、楽しみつつも、社会人として親として、もう一皮剥けたい。


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