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日本三景の思い出

日本三景とは日本の3つの名勝地。具体的には、松島(宮城県)・天橋立(京都府)・宮島(広島県)のことで、いずれも過去に行ったことがあります。

九州から一番近い宮島(厳島)は、子供の頃に家族旅行で行ったのが最初で、その後も何度か。短い時間ながら、フェリーで渡るので気分が上がります。奈良よりも鹿がちょっと怖い。

正岡子規「汐満ちて 鳥居の霞む 入江哉」

松島に行ったのは大学時代。近世文学の授業で、松尾芭蕉の『奥の細道』をやったことから、芭蕉の足跡を訪ねてみようと、平泉などと共に東北をまわった際に寄りました。

田原坊「松島や ああ(さて)松島や 松島や」

最後は天橋立。これも大学の卒業旅行のルートで、下見と本番の2回訪れました。JRだけでは辿り着けず、当時の三セク・北近畿タンゴ鉄道でやっと現地に。一番交通不便な場所ではありますが、日本三景の中では一番の絶景だと思います。百人一首にも歌われた場所。

小式部内侍「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」

その後、城崎温泉(志賀直哉『城の崎にて』)から鳥取砂丘(羽海野チカ『ハチミツとクローバー』)と周り、倉敷アイビースクエア(倉敷美観地区)に泊まって、最後は尾道(林芙美子『放浪記』)で解散。

野宮匠「山田さん、どうしようもなくなったら、俺を呼びな」      山田あゆ「何でですか?」                      野宮「なんでって…君が好きだからだよ‼」。


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