女優ノート『池田エライザさん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年秋ドラマ『古見さんは、コミュ症です。』に出演する池田エライザさん。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。
『nicola』『CanCam』専属モデル出身の池田さん。いち早くSNSを活用、「自撮りの神」と呼ばれ、「エライザポーズ」も人気に。女優業と別に、歌手や映画監督の顔もあり。自己プロデュース能力の高さは、山田孝之さんにも似て。
女優としては、映画『みんな!エスパーだよ!』(2015年)のヒロイン役に抜擢された頃から注目されましたが、映画『一礼して、キス』(2017年)など、当初はちょっと色気のある役が多かったように思いますが、その頃の代表作が『ぼくは麻理のなか』(2017年)。傑作。
自堕落な日々を送る青年・小森功(吉沢亮さん)。ある朝、目を覚ますと、コンビニで度々遭遇していた女子高生・吉崎麻理(池田さん)の姿に。「麻理」として日常を過ごそうとする功でしたが、クラスメイトの柿口依(中村ゆりかさん)にだけはバレてしまい…新感覚“男女入れ替わり”ドラマ。
映画『ルームロンダリング』(2018年)に主演したあたりからセクシーイメージを脱却。ドラマ『左ききのエレン』(2019年)を経て出演した、『きょうの猫村さん』(2020年)も秀作。池田さんは、猫の家政婦の奉公先の不良中学生役でした。
猫村ねこ(松重豊さん)は、家政婦として働いてお金を貯めるべく村田家政婦紹介所の門をたたき、犬神家へ家政婦として奉公することになった猫村。緊張しながら向かった犬神家は、とてもお金持ちのようだが、何やら問題を抱えているようで…人気マンガ原作のコメディドラマ。
ドキュメンタリーとドラマを融合させた『名建築で昼食を』(2020年)も面白かったです。池田さんは、田口トモロヲさん演じる建築模型士と、有名な建築物を見てまわるOL役。色恋抜きのオヤジ転がし感も漂い。建築好きにもおすすめ。
カフェ開業を夢見る主人公のOL春野藤(池田さん)が、「乙女建築」巡りを趣味とする中年の建築模型士、植草千明(田口さん)とSNSで出会い、名建築巡りをしていく"建築"×"グルメ" 趣味系ドラマの進化系。
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